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来た道 行く道 2

私はずっと母が逝ったらどうしよう…
と思っていました

私は有難い事にお金の心配もせず
世間知らずのまま大人になりました
たった1年4ヶ月の職歴で
アルバイトをした事もありませんでした
高校生時代の下宿生活や
働いていた時の一人暮らしの手配などは
全て母がしてくれました
引越の段取りなども全てです
年金の事や生命保険の事なども全く知らず
36歳で結婚するまで好きな事だけして
生きていました

結婚してからの23年間で
それまでに知らなければいけなかった
それ以上の事を経験し
習得したりした訳ですが…


母の娘としてこの世に産まれ
目をかけ手をかけ育ててもらい
何もわからずに大人になった私が
母じゃないとわからなかった事が
わかるようになり
母が知らない事を経験し
母の代わりに様々な手続きをするようになり
母の介護をし
母を見送って
没後の様々な事を全て処理しました

母が逝ってしまっても大丈夫な大人に
なっていました


介護は突然やって来ます
そしていつ終わるのか
どんな手間が必要なのか
どれだけのお金が必要になるのか
わかりません
全くわからない所から始まります
おおよその予測ができる子育てとは違います

……いえいえ
実はもう介護も子育ても語りたくありません
うんざりするような言葉や考え方を見てきて
関わりたくないという気持ちばかりが
膨らんでしまって弾けました
そんなつまらない人間になりました


そんな中
川中さんの投稿を読み胸が熱くなりました

「子供っていいなぁ、有難い」。これは一昨日ようやく母から聞いた年末の父の言葉だという。

年明け三日に急逝されたお父様が
年末に言われた言葉だそうです
この言葉を聞いた
共に子育てをしてきた奥様は
どんなに嬉しかった事でしょう
息子さんである川中さんにとっても
大切に大切に心に刻まれた言葉になったと
思います


ちょっと泣けてきました


ご冥福をお祈りいたします


川中さんの投稿です
ご一読ください


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