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人間、気力もってないと、生きられへん。

そう言ったのは、住民6人の島、
広島県三原市の小佐木島で区長を務める
90歳の岡本正穂さん(先日の『ニッポン島旅』)。

80歳以上の方々ばかりのこの島に
5年前に移住してきた日本画家の
寺川成美さんだけが20代で創作活動を行い、
もう一人、建築家の鈴木敏司さんは、
何と北海道札幌市から月に数日、島に通い、
「島の台所」という食堂を兼ねた集会所まで建てて
新たな風をこの島に吹き込んだ。

岡本さんは、そんな人たちとタッグを組み
前を向き、気力を振り絞って島を動き回っているのだ。
造船業で昭和初期には勢いがあった
小佐木島の再興に取り組むために。
島を去った人々が、
ふたたび帰る日のために。

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この小佐木島の動きには、
人間が少しずつ
新たな町をつくる
楽しさがつまっている。

島のWEBサイトに、こんな「小佐木島との約束」がある。

島ではゴミの処理が出来ません。空き缶や空ビン、包装紙など、
全てのゴミは持ち帰りましょう。

東京だって、どこでだって、こんな気持ちで町づくりしようよ。

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