【旅ログ】ネット無しで、トランジット間に北京で街中華を食べに行ったら大変だった
今回の旅は、東京から、北京を経由してミラノへ、そこからさらにバルセロナへと向かう。
北京では7時間のトランジットがあるので、その間に同行の友人と街に出て中華を食べに行くことにした。
が、それが思ったよりも大変なことだった。
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飛行機を降りたら、まずは一時入国手続きのカウンターに向かうのだが、案内が無くて全然見つからない。
おまけに中国では英語がほとんど伝わらず、意思疎通がとても難しい。「toilet」さえ通じなかった。
なんとか辿り着いた一時入国カウンターでは、「あと6時間しか無いけど出るの?」と問われ、ネットも翻訳アプリも無しで今から街に出て中華を食べるという行動の無謀さを少し理解した。
パスポートをペッと穿いて捨てるように渡され、不安を抱きながらも私たちは進むことにした。
その後も軽い入国審査をしたり、出口が見つからず同じ道を行ったり来たりして、空港を出るのに1時間ほどかかった。
駅に着き、オフライン状態のGoogleマップでかろうじて見えた中華街っぽいゾーンに向かう。
入ったお店はラストオーダー30分前だったらしく、スタッフ4人がかりでめっちゃくちゃ急かされる。
メニューを高速でめくるも、種類がありすぎてもうよく分からなかった。
例の如く「beer」も伝わらず、お店の人に翻訳アプリを使ってもらい、10分ほどかけて変な汗をかきながら注文した。
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ちなみにエアチャイナは、トランジットの時間が条件に合えば、無料でホテルかラウンジを利用できる。
今思えば、空港近くのホテルでのんびりするのが得さくだったのかもしれない。
搭乗前に汗かいたし、いろんな人に心配かけちゃったりして、「ささっと出て中華を食べる」なんてイメージとは程遠いことになった。
実はこの空港で、トランジット間に街中華を食べに行くのは2回目だったのだが、前回は現地住みの友人が一緒だったのでスムーズに済んでいた。
今回初めて自分で調べて行動した結果、前回はただ着いていっただけだったのだと分かった。
そして、ネットがあればきっと目的に直接辿り着き、意思疎通もすぐにできたのだろう。
でも、小中学生ぶりに過ごしたこの無装備時間は、冒険みたいでちょっと楽しかった。
普段、いかにネット情報を頼りにして過ごしているかを実感した。
つづく
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