日本にはカッコよくいてほしい
日本にはカッコよくいてほしい。
それはここ最近の経済状況から思う私の感想だ。
1995年に生まれた私は、高度経済成長もバブル期も知らない。記憶を辿っても、「就職氷河期」「デフレ」「リーマンショック」「失われた30年」とマイナスな話題ばかり耳にすることが多かった。
経済ってそんな簡単に成長しないものだと思っていた。日本と一緒に世界も不景気だと思っていた。就職って自殺しないといけなくらい辛いものだと思っていた。無知なもので、学生の頃は本気でそう思っていた。
少子高齢化、下がり行く手取り・賃金、成長しない経済状況、今よりは確実にもらえない年金。私たちの世代は未来に不安を抱えている人が多くいる。友達との話でも不安に思う内容が多くを占める。
その中で、一昔前の世代は同じ年齢の時にどういう話をしていたのだろうか?と気になった。40年前といえば経済は上向き。給料も上がっていく時代。経済が上向きということは、少し何かすれば大きなリターンが得られた時代なのじゃないだろうか。若い人もたくさんいて、活気に溢れていたのじゃないだろうか。不安よりも未来の希望で満ち溢れていたのじゃないか。そうだとしたら、羨ましい。今は、大きな失敗をしないようにどうにか現状維持を頑張っている世の中に見える。みんなで上昇していける世の中だったということが、心底羨ましい。本当に。
私もそんな時代で生きてみたかった。実際に、私が幸福になれたかは別として。
だからこそ、一度世界で誇れる国であったからこそ、そのプライドを保って欲しい。もっと元気になってほしい。周りの国に置いていきぼりにされる姿はみたくない。私も一緒に盛り上げていきたい。その願いを込めて、私は日本にはもっとカッコよくいて欲しいのだ。
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