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神様?のおはなし④


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試しに、神様も同じ世界に入り込む事にしてみました。

神様には無限の力があり、何でもできます。
何でも生み出すことができ、自分がいることで不自由がなくなるのです。
そしたら人間に頼られます。それを最初は嬉しく感じました。

しかし、そのうち自分で何もしなくなってしまう人間を見て段々と面白くなくなっていきます。

どうしたものでしょう。

【いっそのこと私をなくしてしまうか。見るだけにしよう。】

世界を傍観することにしました。

そしたらどうでしょう、人間たちは自分達の力で色々なものを生み出し、不自由を克服しようとするのです。
生きるための草木を増やしたり、動物を食べてみたり。
喧嘩したり、仲直りしたり。
子供をたくさん産み増やしたり。

【私では思いつかないことを人間はやってのけるなあ。】

それを長い間見ていました。
老いて動かなくなった人間は、魂として神様のもとに戻ります。
そして、どんな経験をしたのか神様と話をし、神様はそれを聞くのも楽しみにしています。
人間を体験することは楽しいようで、非常に羨ましく感じました。

希望するなら、魂を世界に戻してやることもしました。

神様はそうして沢山のことを知識として得ました。
しかし、一定の知識を得ると、もうそろそろいいかなと思い始めました。

同じことをしていると飽きるのです。


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