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英語力ゼロの日本人が海外でバリスタになるまで(14)〜 最高の仲間と最高の場所〜


笑顔を向けられると

なんだか笑顔になれる

その人のことは

あまりよく知らないけれど

不思議となんかちょっと好きになる

笑顔の方程式

笑顔でいると

笑顔が増えるってことなんだって

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Bao Bab Cafe

僕の大切な場所。

あれから僕は

「次は気持ちで負けない」

と決め、この新しい職場で働き始めた。

スタッフの9割がキウイ。
要するにネイティブスピーカーだ。
当然、いくら気合いを入れても

わからないもんはわからない。

ただ僕は、
前回の反省も踏まえて
自分の中に決めていることがあった。

それは

笑顔を忘れない。

ことと

何事も全力でやる。

この2つ。

常に笑顔で全力で働く。

【言葉が話せない】
ってことは出来ないことが多いってこと。

だったら出来ないことが多い分、

出来ることを全力でやろう。

と。そういうことです。
誰よりも率先して動く。

「頑張りすぎだからもっとリラックスして働いていいんだよ。」

って言われた時は
見てくれてるんだな〜って
なんかちょっと嬉しくなった。

能力がないと選ぶ権利なんかない。

今自分に出来る事を全力でやるのが
この店での自分の【存在意義】だった。

そしたら少しずつ認められて
言葉のハンデも少しずつだけど
そこまで気にならなくなっていた。

やっぱり頑張ってると

必ず報われるんだ。

お客さんの中には
自分の名前を覚えてくれてる人もいた。

そんな日本ではもう慣れてしまってた
些細な小さなことが "すごく" 嬉しかった。

自分が笑顔でいるから、
お客さんもスタッフも
笑顔で話しかけてくれる。

【コミュニケーション】の方法は
"言葉" だけじゃなかったんだ。

"当たり前" のことが
"当たり前" じゃなくなると
"当たり前" のことに気づく。

自分という人間を理解してもらうのに、
"流暢な言葉" なんか別に必要じゃなかった。

表情、仕草、行動、言動、etc...
全ての要素が自分のイメージを作る。

それをこの店は教えてくれた。
笑顔熱意が全てを変えてくれた。
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そしてもう1つ僕がやったこと。
それはせめてコーヒーの知識、技術だけは
誰よりも負けないようにしようと頑張った。

すると少しすると、
とりあえず Yuma のコーヒーは
Good だからバリスタのポジションに
いさせとけばいい。みたいな雰囲気になって
頼られることすら出てきた。

野球でいう代走専門みたいな。
パワプロでいうと

ミート E       (英語力)
パワー D       (FOH)
走力     A       (バリスタスキル)
肩力     F       (キャッシャー)
守備力 C       (仕事の早さ)

走塁◎  盗塁◎

みたいなバロメーターの選手。

サクセスやったら
ダイジョーブ博士が来ない限り、
このままやったら消すやろな。。。


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それは置いといて、
それがやっと初めて

あ、認められたのかも。って
初めて実感出来た瞬間だった。

ほんの少しだけど、
そんなほんの些細なことの積み重ねが
僕を最後まで連れてきてくれた。

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..... と、ここまでいい事ばかり
書いてきましたが、もちろん
現実はそうではなくて。。。

特に最初の頃は
変わらず辛い日々が続いたし、

なんで日本にいたら
こんな思いせんでいいのに
わざわざ海外に辛い思いしにきてんやろ。

と、毎日最低10回は

日本に帰りたい。

って思う日々が続いてた。

この時僕は29歳。
この年齢で海外にくると
ある程度日本でキャリアを積んでる分、

【仕事が出来る自分】に
慣れてしまっている。のだと思う。

お店でもだいたい上の位置にいるし、
頼られることが当たり前になっている。

だからこの状況が人一倍辛く感じる。
この【圧倒的足手まとい感】
気持ちがついていかない。

だから本当に辛い。
自分だけがモノクロな感じ。

モノクロっていう曲作ろう。
ってホントに思った。
曲なんか作ったことないけど。

でもそんな中でもバリスタで
コーヒーを作ってる時間は本当に楽しくて、
この仕事が本当に好きなんだなって
改めて感じさせてくれた。

そうやって気づけばあっという間に過ぎていったニュージーランドでのバリスタ約半年間。

最後はコロナの影響でステイホームが続き、それが自分にとっていい時間になって、営業再開して少ししてから帰国することを選んだんだけど。

バオバブスタッフのみんなには
本当に感謝しかない。

ありがとう。

最後まで辛さが完全に
なくなることはなかったけれど、

いい仲間に巡り会えたこと、
いいお店で働かせてもらえたこと、
そして、いい経験ができたこと。

本当に感謝しかない。

紛れもなくここが
僕の【アナザースカイ】です。


.....人生で1回は言ってみたかった。



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でもホントそうやって色々支えてくれる人が
いたから頑張れたんだと思います。

「こうしたいんです。」

って発信してると
必ず誰かが助けてくれる。

僕の場合はそんなたいした規模の話じゃないんだけど、でもこんな小さなことでも1人じゃ出来なかったと思う。

1人じゃ心がついていかなかったと思う。

【人は1人じゃ生きていけない】

誰かに支えられてる現在(いま)があるから
誰かを支えてあげられる未来を作ってこう。

オーストラリアにも行きたかったけど
コロナで行けなくなっちゃったので
ここで僕の海外生活は一旦終了です。

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すごくいい記事になったから
パワプロのくだりいらない説が。。。

... じゃあ消せばいいのに。

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英語力ゼロの日本人が
【海外でバリスタ】になるまで。

結論。
とりあえず本気でやってみたら出来る。

でも絶対ちゃんと英語は
勉強してから行ったほうがいい。

これが僕の結論です。笑

「英語力なくても働けるよ」

って日本でよく聞きました。

でも実際どれくらいのレベルなの?

ってずっと思ってました。

はっきり言って、
実際はゼロでは無理です。

・簡単な受け答え
・コミュニケーション能力
・最低限なんとなく何言ってるかわかる

がないと無理です。
そんな世の中甘くなかったです。笑
それ+経験があればなんとか。って感じです。

後は、気合い

やるか、やらないか。

それだけです。

留学、特にバリスタなどの
ローカルジョブをしたい!って思ってる方は
僕みたいに無駄に苦労しないように
英語勉強していきましょー!!

さて、、、
この物語はここで一旦終わりです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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そしてここからは
北島を旅して帰国です。

ニュージーランドの良さは
まだまだこんなもんじゃなかった。。。


番外編へ。

今までのまとめはこちら

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【英語力ゼロの日本人が海外でバリスタになるまで】

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