見出し画像

HSCの小学校入学準備、やって良かったことと痛恨のミス

そろそろ入学準備シーズンですね。HSCの親のみなさんは特にドキドキが高まっていのではないかと思います。去年同じようにドキドキしていた我が家の体験が少しでもお役にたてたらと思い、ここに記します

昨年4月に入学したHSC娘。途中コロナ予防の自主休校時期はありましたが、オンライン授業期間を経て、今ぶじ登校しています。もうすぐ2年生になります

3〜4歳で不登園になったころは小学校入学のことを想像すると不安でした

担任の先生に理解してもらえるのか?
新しい環境でのストレスすごそう。

でもHSCのことを勉強するうちに
行き渋ったら無理せず休ませて、通えなくなったらホームスクーリングしよう。
学校だけが人生じゃない。

すっかり腹をくくっていて、不安というよりもどっしりと肝がすわっていました。でもいざ入学が近づいてくるとやや不安になってくるのです

年長の12月まで
娘「わたし小学校行かないから」親「はいはい」というやりとりがしょっちゅうでした

がしかし!!

年明け以降に、一緒にランドセルを選んだり文房具やらランチョンマットやらをネットで選んでいるうちにすっかり「小学校行きたい」に変わっていったのです

その時はなぜかわからないけどとりあえず良かったなと思い、でもドキドキでした。

そしてガチガチに緊張した入学式を終えて、
登校が始まりました。迎えにいったときの表情は固く、イライラしている様子なのでやっぱり慣れない環境でストレスを抱えているみたいだけど「行きたくない」とは一言も言わないところが、保育園時代とは明らかに変わっていました

こんなに本人の気持ちが前向きにいくとは思って思っていなかったため(失礼)少々とまどっていたところ、下の子の園で親と保育士さん向けの勉強会が開かれました。近藤聡さんという方による「就学に向かって行く時期に大切なこと」というようなテーマの勉強会でした。

近藤さんがおっしゃっていたことは
0歳から3歳で最も大切にしたいことは「安心感」
親と⒈一緒にいる安心!2、離れても安心!の二つの「安心」を育むことが大切ということ

そしてここからは知らなかったことで
4歳から7歳は「いろんな刺激を求め始める時期」ということで
脳は以下の状態になるそう
・親からの「分離」がすすむ
・人への「依存」が減り、自己主張が始まる
・「やってみたい!」という意欲が旺盛になる

なので親は
子どものことまだまだ心配な気持ちがあるけれど、
なるべく新しいことにチャレンジする機会を設けて
・小さな成功体験を積む
・「好き」「得意」を見つける
・困難を乗り越える
・親以外の仲間ととにかくたくさん遊んだり、共同作業をする
という体験をさせてあげることが大切だそうで

娘の状態がまさに

・親からの「分離」がすすむ
・人への「依存」が減り、自己主張が始まる
・「やってみたい!」という意欲が旺盛になる

という感じだったのでとても納得でした(個人差があると思います。たまたま我が子には当てはまっていました)

なにが言いたいのかというと、今未就学児の子でちょっと不登園だったり、泣きやすかったりして、うちの子大丈夫?と不安に思っている方、もしかしたらその子のタイミングで「チャレンジング」になる時期が到来するかもしれません

今とてもチャレンジ精神にあふれている我が子の場合は3〜4歳のころが、とても不安でした。

不安が強いのは気質だから、変えられるものではないからずっとこうなのかもしれない。ならば親が味方でいてあげようと気合を入れていました

親が味方であることに変わりはないし、またいろんなチャレンジを経たうえで「不安」になる時がくるかもしれませんが、そういう波をひとつひとつ経験して親の想定を超えたところに子どもの成長はあるんだなと今回学びました。

そしてタイトルにしていた

「やっておいてよかったこと」



1、HSC専門のカウンセラーさんに診てもらい、「HSCです」と一筆書いてもらっておいたこと
2、担任の先生がHSCを知らなかった時のためにHSCに関する新聞記事などをもっておいたこと
3、ランドセルや文房具などの入学準備品はすべて本人に選んでもらうこと(親の趣味や都合は一切介入させない)
でした

1と2はは小学校入学前面談の際に学校にHSCであることを伝えるときに
「モンスターペアレンツ」判定されずにしっかり事実を伝える客観的資料としてとても心強かったです

そして3によって娘は「学校行きたくない」から「学校行きたい」に180度変わりました
ちなみにランドセルは高級品なので親の趣味や介入なしにするのは結構勇気がいるので、我が家は途中で本人の趣味が変わることを想定して中古品を購入しました(本人には中古であることは伝えずにネット通販の画面上にて好きなものを選んでもらいました)

以上がやっておいてよかったことでした

「痛恨のミス」について

入学前日登校の前日にぜんぜん知らない小学校から「うちに入学するんですよね?」と電話がきた

え???と久々に目玉が飛び出そうになったのですが

教育委員会からこの学校宛に、我が家の学区変更書類が届いているとのこと。

我が家は元々の学区指定の小学校が、家から遠すぎて車もないため児童館へ迎えに行けないという理由で最寄りの小学校に変更すべく、入学の2ヶ月ほど前に教育委員会へ「学区変更」の手続きをしに赴きました。

そこで職員の方と対面にて、変更希望の学校名を書き、しっかりと相互確認のもと、手続きをしてきました

その手続きの最後に職員の方が

「これで受付いたしました。私が希望の学校へ届け出ます。しかし念のためお母さん、入学予定の学校の方へ電話連絡をお願いします。念のため」と言われました。

でもその手続きの数ヶ月前、入学希望の学校にて「入学前面談」を済ませていて、身長体重を測ったり「HSCです」ということも伝えていたので、この教育委員会での対面手続きを信用して、電話連絡をしなかったのです。

そのことを激しく後悔しながらもとりあえず急いで、入学するはずだった学校へ電話して事情を説明

そして超不安ななか前日の入学手続き、そして入学式へ。

無事入学できるみたいなのでほっとしたのも束の間。
最も恐れていたことが。

あー、これはあれですね、転入組ということですね。

入学前面談のときに「HSCで対人不安が強いので、できれば同じ園の子が1人でも一緒のクラスになれたらなと」と伝えていたけど、学区変更届けが届いてないので事前のクラス編成には入っていなかったためと思われます。

そしてHSCに限らずどの子も同じような不安を抱えているので、そこは学校側も配慮してご覧の通り均等に分けてくれています。

色々事前準備していたのに、肝心なところで。

「私の爪の甘さでこの子の2年間が・・・」
若干発狂しそうな気持ちをぐっと堪えて、教室へ向かいました。

そして矛先のわからないモヤモヤが一年経った今も綿埃のようにずっと心の片隅にあります。

編集者時代、校正が得意な同僚が「俺は基本人を信用しないというのを心がけている」と言っていたのを思い出しました。
その時はあまりピンときてなかったけど、
うん、それくらいの方が良いかもしれない。

だれも悪くない
「念には念を」自分でいれればいい。

最後まで読んでくださりありがとうございます
おかげで心のモヤモヤが成仏していきました。

↓娘が不登園になったときの記事はこちら↓


▼こちらでは育児絵日記やイラストを発信しています
まるいみさきのTwitterはこちら
まるいみさきの絵日記Instagramはこちら (平日20時更新)
まるいみさきのイラストInstagramはこちら


この記事が参加している募集

いただいたサポートは長女が欲しいシシオドシ購入費用として使わせていただきます。サポート合計で購入できた暁には購入報告記事にてサポート者のアカウントをご紹介させていただきます。(掲載不可の場合はメッセージください)