不登園になったHSCの娘が登園できるようになるまで
うちの娘(5歳)はHSC(Highly Sensitive Child)という「人いちばい繊細で敏感な子」です(児童精神科で受診済み)
日本人では5人に1人がこの気質だと言われています。
なので我が子以外にも該当する子がけっこういるはずで、何かのお役にたてたらと思い、気づいたきっかけや不登園になった話、園に理解してもらうまでの話(けっこう大変だった)、現在について書いてみました。
子どものプライバシーに関わる内容なので、本当に必要な方にだけ読んでいただきたいと思い、途中からは有料にしました。
気づいたきっかけ
なんとなく「ん?」と思い始めたのが1歳半くらいの頃、
食事中に私がティッシュを使いたいなぁと思っていたら、1歳半くらいの娘が近くにあったティッシュ箱をスッと差し出した。
何も言ってないのになんでわかったんだろう?
1歳でそんなことできる?
気がきかないタイプの私はビックリ。
その後私の弟がうつ病を発症して、色々調べているうちにHSPという気質があることを知った。
持って生まれた気質なので、幼少期のときに特に苦しんできた可能性がある、ということ。もしかして、と思い、その幼少期のときの特徴を読んだら娘の性質に当てはまる項目が多く、これだ。。と思った。
それが3歳になったばかりのとき。2017年
HSCとは?
HSCはHSP(Highly Sensitive Person)の子どもバージョンなので、まずはHSPとは何かについて
HSCとは
この概念はアメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が1996年に提唱したものです。
HSCチェックリスト
▼共感力の高い娘のエピソード
終わらないイヤイヤ期
1歳半からイヤイヤ期が始まって、3歳になっても落ち着かなかった。
晩ごはんの時間になると、鼓膜が破れそうなほどの大きな声で泣き叫ぶのが、毎日。
今思えばたぶん園で張り詰めていた気持ちが爆発していたんだろうと。
でもそれはまだ甘えたい盛りの2歳の時に、下の子が生まれたからだと思っていた。
3歳の夏から園に行きたくないと言うことが多くなってきたと同時に、夜中に怖い夢を見て泣き叫ぶ、夜驚症もときどき起きた。
不登園
4歳になる年の新年度が始まると、春、夏、秋、冬、の季節の変わり目に、不登園になり、数日休ませた。
園のお迎えのときに、注意深く観察したり、長女が話しやすい夜ねる前に、今日の出来事を聞くと、どうやら同級生との関係があまりうまくいっていない様子だった。
園にも不登園になるたびに相談した。
園での様子は、元気だし、なぜだかわからない。とのこと
4歳は年齢的にまだそれぞれ自分でいっぱいで、友達同士、相手への思いやりができるのはこれから。ということも教えてもらった。
ならば、大変だと思うけど可能な限り保育士さんによるフォローをお願いしたいと伝えたが、その後も娘の様子は変わらなかった。
まあ、年齢的にもそういう時期なのかもしれないし、園に行きたくないというのは子どもには良くあることだし、行ってもらわないと仕事にならないので、仕方なく行ってもらっていた。
でも心から笑うことが少なくなった長女のことが気になって仕事をしていても落ち着かなかった。
まだ曜日感覚のない娘は、不登園が始まったころから毎晩「あした保育園?」と聞くように。
そして4歳の冬。
「違う保育園に行きたい」
「保育園でみんな、ひーの事いらない子って思ってるんじゃない?」
気になる発言も増えてきて
↓
無表情で「イエーイ」
まずい。
「行きたくない」と言っているうちはまだ良いけれど、「親に言ってもダメなんだ」という諦めの感情が生まれていた。
親にも心を閉ざしてしまったら終わりだ。
保育園に理解してもらえるまで
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