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「稚拙な満足感」は成長の敵!?(正確性から主体性へ)

こんにちは。コミュニケーションについて個人的な視点で解剖する、ma_remoです。今回は「成長」についてお話しします。

「言われた事をやった」満足感の稚拙さ

この春に新卒入社した方々や、心機一転、転職して新たな環境に挑戦する方々も多いのでは無いでしょうか。2~3ヶ月もすると「言われた事をこなせるようになってきた」「なんだ、思ってたより簡単じゃん」という気持ちが生まれてくる人も多いと思います。
もちろん「言われたことをこなす」事は成長の第一歩としてとても大切ですが、それだけで満足してしまったり、ましてやそれだけで「自分はすごいんだ」と、周りに評価を求める事などは非常に危険です。
なぜなら「言われた事をやる」事は仕事では当たり前の事で、それが「当たり前である」と認識をして次のステップに進もうとする事が成長には非常に重要だからです。

仕事における成長のステップ

では、仕事で成長するためにはどのようなステップがあるのでしょうか。この記事では以下の5ステップについて解説していきます。

  1. 言われた事を正確に実行する

  2. 言われた事+αに気付ける

  3. 報告+αの提案ができる

  4. 自分でタスクを作れる

  5. プロジェクトを自分でリードできる

各ステップの解説

1言われた事を正確に実行する

最初のステップは、言われたことを正確に実行することです。これは、誰でも最初に通るステップであり、基本中の基本です。上司や先輩から与えられたタスクに対して、期限内に正確に行うことが求められます。このステップを通過することで、まずは最低限の信頼感を醸成します。

2言われた事+αに気付ける

次に、言われた事は当然のごとくこなしつつ、+αの気付きを得ることができるかが重要となってきます。+αとは、自ら考え行動することであり、自己主導的な行動全般を指します。与えられたタスクに対して自分なりに考え、ちょっとした違和感に対する質問や、ルーティーン業務であっても普段と少し異なる点への指摘(単純作業であるほどミスの発見に繋がる事も)、実際に現場で作業にあたっているからこそ気付けるちょっとした改善策の提案などができるようになると、信頼感は更に強固なものとなり「頼りがい」が生まれます。

3報告+αの提案ができる

これまでのステップでは「指示→支持者へ制作物を提出して終了」「指示→支持者からの声掛けで進捗を見せて終了」ことが多かったと思います。しかし、次のステップでは、レポートやプレゼンテーションを通じて、自分が行ったことを分かりやすく説明し、自分なりの考えや提案を加えることが必要です。報告は、仕事で不測の事態が発生した場合や、100%完了していなくても期日に従って必要とされる場合があります。また、相手の限られた時間を最大限活用し、分かりやすく報告することは容易ではありません。しかし、これを上手くこなし、実作業者ならではの視点で次に繋がる提案を行うことができるようになれば、自身の成長や評価に大いに繋がります。

以下の記事ではホウレンソウ(報告連絡相談)の方法について紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

4自分でタスクを作れる

次のステップは、一言で言うと「指示待ちからの脱却」です。指示を受ける前に必要なタスクを見つけることができたり、ある指示を受けて行った作業が完了した際に「〜そのため、次は◯◯の作業に着手しようと考えている」など、次のタスクを自分で検討して提案する事ができるようになると、支持者の負担も軽減され、より裁量度の高い働き方に繋がっていきます。

5プロジェクトを自分でリードできる

最終的な成長段階としては、自分でプロジェクトを立ち上げ、周囲の人々を率いて目標を達成することができるようになることが挙げられます。ここまでくると言わずもがな、社内の評価だけではなく市場価値も高い人材と言えるようになってくる事でしょう。

正しい成長は正しい自己把握から!

以上、仕事における成長段階にはさまざまなステップがあり、「言われた事をやった」と言う「稚拙な満足感」は成長の敵であることを解説しました。成長のステップ自体も大事ですが、自分が現在どのレベルであるかを把握する事や、万が一「言われた事をやった」だけで満足してしまっている場合は、まずその事実に気づく事が、成長する上で一番重要なステップであると言えるでしょう。

この記事がコミュニケーションのあらゆるシーンにおける攻略本の1ページになりますように!


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