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点と線 『SEKAI NO OWARI』

『点と線』を聞いて、松本清張ということではありません。
今回は書籍でなく、毎日新聞のコラム「14歳の君へ」という課外授業の先生が担当するコラム記事です。前回ご紹介したのはバイオリニストの葉加瀬太郎さんでした。今回はピアニスト・小説家の藤崎彩織さんです。藤崎彩織さんて誰だっけという方がもしおられたら、音楽バンド「SEKAI NO OWARI」の作詞、作曲ピアノ演奏者で金髪に染めたSAORIさんです。

今回は、中学時代からの経験をもとに語られていることで、いろいろやることで一つ一つ落ち着いてできるようになった。未来は必ず良くなる。辛くても今頑張ると『点』が『線』になると強調されている意味深い話です。下記一部抜粋いたします。

『中学時代はいつもイライラを抱えて、ルールだからと校則に縛られ、当時習っていたクラシック音楽を楽譜通りに挽いてといわれ、自分らしさはどこにあるのか考えさせられた時代であった。小学校時代は思いやりや、やる気も理解できず問題を起こし、村八分にされたり、いじめられたり4年近く一人で本を読み悩んで泣いていた。そんな時ピアノだけは孤独な自分を救ってくれた友達みたいのものだった。中学では部活動をするのが原則だったけれど、ピアノの練習を理由に入部せず孤立していました。入部しない子は10人ほどいて、家庭に問題があったり、学校に反発したりする子がほとんどでした。自分は母親に反発して夜中公園で隠れて過ごした経験がありました。中学生はルールから、はみ出して愛や孤独とは何かを知るとき。今の自分は中学の時に一番本を読み当時の感覚が今のバンド「SEKAI NO OWARI」が中学の友人4人で結成されました。今つらくて一生懸命やってもうまくいかない経験は絶対無駄になりません。今やっていることを点とするといつかそれが線になります。急につながる瞬間があります。私も格好悪いことをいっぱいしたけど頑張ったことだけが線になった。頑張って生きることは格好悪くありませんと伝えておられます。

 普段私は自分の頭ではわかっていても、なかなか点と点が線につながり何かができる(創造、達成、完成)ことが達成できないことが多かったので、中学生向けの授業記事ではありますが大人にとっても十分に価値のある内容の話として読みました。どうしても頑張っていても結果が出なかったり、途中でやめることが多かった自分を鼓舞させてまだまだチャレンジさせてくれる内容でした。今振り返るとサラリーマン人生を楽しく一気に歩んできたものとしては中身を吟味することなく人生を歩んできたように感じています。実はその人生の中でそうではないのですが、すべてがつながっているということをいまさらながら認識をしている状況です。人生の中で小さな成功、失敗、大きな成功、失敗、挫折、その他いろいろ詰まったものが現在です。今からでも遅くはないので点と点が線になることを目指して一歩ずつ歩いていきます。

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