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ビットコイン、現物ETFは当局に承認されるか?(ピクテジャパン 大槻奈那氏/モーサテOct.25.2023)

暗号資産ビットコインの価格が上昇し、10/24の取引では35,000ドル代をつけ、昨年5月以来で約1年6ヶ月ぶりの高値となった。

資産運用会社であるブラックロック等が申請したビットコインの現物のETF上場投資信託が近く当局に承認されるとの見方が広がっており、需要が高まるとの期待感が相場を押し上げている。

もし、承認となると、これまでの先物ETFとは異なり、現物買いとしてFTFから入れるため、価格への影響が大きいと考えられる。

仮に承認されなかった場合、暴落するかというと、そうとは限らないと考えている。

理由として、ビットコインのドル建て価格に相関性が高い金、米国債実質金利、NASDAQからの推計値と、実際価格が相関していることが分かるため、ETF上場に大きな影響は受けないと考えられる。

しかし、過去6ヶ月間では、10年間と比較すると、相関性が弱く、独自の動きをしているため、今後他の資産のヘッジ手段として使用される可能性がある。

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