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登戸遊園「こうしん中」と「ミライノバ」の『ムカウサキ』

2022/10/20(木)から23(日)まで、川崎市多摩区にある「登戸・向ケ丘遊園」周辺の道路利活用社会実験と非日常のにぎわいを楽しめるイベント「登戸・遊園 ミライノバ ハレの日2022」に参加してきました。

そのレポートをnoteからしようかなと思います。
文章が長くなっても付き合ってやるよという方ドゥゾ♪(っ'ω')っ))
※なので読み流しでOK!

ポイントはここから

今となっては古い記事を探すのがたいへん。

日本経済新聞でさえ「30年も区画整理が進まない」と言っている土地で何が起こっているか?(東洋経済はこういうのが好きだからね!)

去年のとあるnoteより

2021年9月、Yahoo!JAPANクリエイターズプログラムに投稿し、「土木学会 x note」のハッシュタグ企画「#暮らしたい未来のまち」にも応募したnote。

このnoteのざっくりとした内容は、

【川崎市多摩区】登戸と向ケ丘遊園の真ん中で「新しい道路のこと」を体験してみよう! より画像

区画整理事業も進んで、町の中心となる道路を作りにあたりどんな道路(直線/緩やかな曲線)がいいか比べてみたり、その側道で出来そうなこと(芝生をひいてみたり、休憩スペースがあったり)を社会実験として実施してアンケートや実際の使い心地を検証

ざっくり要約してるのでリンクは読まなくてもOK

この1年前のnoteにも私は、こんなこと書いてるんです。

"行政が取り組んでいるまちづくりイベントは、川崎市内でも「どうせ行政や市民活動イベントなんでしょ?」となかなか興味を持ってもらえないものでもあったりするのですが、今回の記事は反応が多く寄せられました。"

【川崎市多摩区】登戸と向ケ丘遊園の真ん中で「新しい道路のこと」を体験してみよう!

この1年後の川崎市からのメールでイベントにワークショップに加わることになります。

もう一つの流れ「登戸遊園ミライノバ」

登戸と向ケ丘遊園には小田急線が走っていて「川崎市x小田急電鉄」として地域のにぎわいを作って行こうという交流会が開催。たまたま在宅勤務してたので、ふらっとこのイベントに参加したのがポイントに。

ここで出会った方々からYahoo!JAPANクリエイターズプログラムの地域Web記事へ変化した物があります。

(読まなくてもて大丈夫!そのうちnoteでリライトします。)

  • サントリーが始めたキッチンカー「RRCOFFEE」

  • 親子ヨガ「たまくママのわ」

  • ノートリボ「地域ZINE」とまち歩きMAP/「住民本屋」

  • 世田谷区松陰神社前にある
    人気ハワイアン料理のフードトラック「ALOHA BABY」が登戸に

  • 多摩川のほとりでランタンナイト「カワノバ」

このイベントであった人たちからできた地域Web記事ストーリーです。

この10/20(金)-23(日)のうち、23(日)だけ「登戸遊園ミライノバ・ハレの日」というイベントが開催されました。

この4日間の社会実験中「3日間」を見てきたのでそのレポートになります。

と前提を話したうえで

社会実験前のワークショップ

きっかけは「道路の利活用を考えてみよう的なワークショップ」ということなのか、川崎市からお誘いのメールが飛んできたので、地域Web記事のネタに取材するつもりで行ったらワークショップに混じってたってだけの話。

(それがイベントの告知記事に変化!)

ワークショップの内容は、Yahoo!地域記事と重複するので省略。

このYahoo!記事に書いてないことをメモ。
ワークショップの中心になっていたのは「日建設計」の方々でした。

ここで見せてもらったものがなかなか興味深いので皆さんにも見てもらいましょう。

事例として池袋リビングループ
「こんな感じはどうって見せられても・・・」ね!( *´艸`)

(3分ぐらいの短い動画なのでお時間ある方はどうぞ)

「街の中をリビングのように使う」って素敵よねぇー(●´ω`●)

私も川崎市のいろんな「まちづくり」の様子をnoteなどでレポートしていますが、この動画も参考になるのでnoteにはリンク。

ここまでを前提として社会実験の様子と私が見て思っていたことを書いていくので、ご覧ください。

2022/10/20(木)道路利活用実験初日

道路利活用実験初日の内容はYahoo!記事と重複するので省略。

だけどすこし説明

なんで「登戸・遊園こうしん中」なのか?

その当事者また説明を受けた人になれば、この言葉の意味は分かる。

しかし、「そうではない人には伝わらない」と感じていました。

注:この言葉を作った人を非難してるわけではなく、こういう言葉だからこそ、私が地域Web記事を書く意味が生まれます。
(ほかの人もそう思ってくれるとありがたい。)

例えば・・・

みなさんが住んでいる近隣で一度古い建物の立ち退きがあり、空き地ができます。そのあと新しく区画整理されてきれいな道路が作られます。

空き地には新しく建物が立つ予定。

なにができるんだろうか?

ここでようやく「こうしん中」というひらがなの意味が分かってきます。

  1. 区画整理で建物がまちが更新(アップデート)されていく様子

  2. まちが次のステージに進むイメージ(行進)する様子

  3. いままで登戸・向ケ丘遊園地区に持っているイメージの「更新」

3については私が記事で作った「こうしん中」の意味です。1,2は移転や様子を知ってる人のイメージ。私が3のイメージを記事に織り込んだのは登戸と向ケ丘遊園を訪れる人のイメージです。

登戸・向ケ丘遊園地区に持っているイメージって古いんです。

川崎市多摩区は登戸の街の変化をリポートします。 都内へのアクセスも抜群の好立地の登戸では昭和63年から土地整理事業を行なわれています。 川崎市は道幅が狭く防災や衛生面でも問題を抱えていた場所を多くの人に利用してもらおうと長年整備をしてきました。 番組では街の様子を伝えるとともにそこで活動する人々の想いを伝えます。

テレビ神奈川:LOVEかわさきYoutube

映像なのでこの動画がわかりやすいかも。(15分番組をリンク)

「都内へのアクセスも抜群」だからこそ、乗り換えはしてもあまり街まで降りない。→実際、来てみるとその「変貌に驚くという人」は多い。

2022/10/22(土)道路利活用実験3日目

この日は、道路利活用実験の近くにある商店街「区役所通り登栄会商店街」のハロウィンイベントが道路利活用実験と同時開催。

小田急線向ヶ丘遊園駅前の空き地

駅前が広い空き地になっています。昔はここにも建物があり、そして新しい建物が工事中。

ここでやっていた道路のコト

③の部分を見ていきます
目の前に人が歩いているところが車道で点線が側道
道路の側道部分に植栽が設置
側道にチョークで落書きゾーン

そして、道路舗装投票が行われていました。

車道の色イメージ
車道の色を投票アンケート

どれが投票多かったんでしょうねぇーここでは公開せず!
みなさんはどんな道路舗装がいいですか?

【みやもとが思っていたこと】

向ヶ丘遊園駅前のこの通りで、この舗装投票に足を止めて聞いてくれる人が意外と多いこと。日曜にもこの場所の社会道路利活用実験を観察していましたが、この地域の人で高齢の方が興味持つのは、なんとなく昔からこの道を利用している人なので、協力的なのは何となくわかる。

小さい子を連れた人、若い人たちも多く投票に参加していたこと。

駅に向かう際中、駅から目的地に向かう人が区画整理事務所の方と会話しているところを見ることができました。

風船を作って渡す川崎市の方

「行政に協力しよう」という考え方ではなくて「この街に関心が強い人が多い」と感じる行動が多かった。逆に年配の方は「昔ここに何があって、懐かしい」とか「これからどうなっていくのか」と聞く人を見かけ、もし意見を聞いてくれるなら「自分がどうしたい」は、比較的若い人(40代ぐらいまで)、特に子を持つ世代がにわかに考えを持ってる気もする。何かもらえるからアンケートに答えるという人ももちろんいますが、アンケートに答えるというのは、基本、通行人にはメンドクサイ行為と思えるけど、行政の方が積極的に動いて声を聴いていた印象もあります。

来ていた年齢層が若いということは、イベントの効果もあるけど昔からこの土地に住んでいないという人もいるかもしれない。世の中には「政治に無関心と言われるような人が多くいる」と言われるけど、小さくでも自分の意見が反映されるような「まちの出来事」には関心があり、こういうことって大切なことじゃないかと思ったりもする。

私もほかの土地から移り住んた人間だからこそ、そういうところがある。

まちの代表である市議員が「自分がやった!」みたいに言われるようなことは興味がなくて「ダイレクトに行政に話を聞いてほしい」という人は多いのかもしれない。(ここは個人的意見)

ただし、行政だって一人ずつの意見を聞けるわけでもないという意見のもとでそういう考え方です。

ちょっとハロウィンぽいところを

こちら女の子が集まって小さい財布から物を買おうとしているところ。とってもかわいらしい風景です。

こちらは「道路利活用社会実験(登戸2号線)」

ワークショップに参加したメンバーで、「不要じゃないけど何か交換してもらえるなら置いてもいいよ」という「わらしべ長者」的企画をしてみました。

交換する人はノートに書いていってね

私はマスキングテープとSDGs本を持ってきて、目の前で物々交換が発生。学生さんがバッチと交換してくれました。ヾ(*´∀`*)ノ キャッキャッ♪

10年前の地域の航空写真から思い出の場所などを書いてもらう企画

地域に住む大学生が卒業制作のために情報をヒアリング

私もよく考えると川崎市多摩区に引っ越してきたのが10年ぐらい前。この土地の様子をよく知っていたりするので、書き込みさせてもらいました。

紙芝居のはじまりはじまり

紙芝居が始まるとみんな芝生の上に集まってきて、子どもたちが耳を傾けます。この風景がいいんですよね!

2022/10/23(日)登戸遊園ミライノバ・ハレの日

最近、よく見かける言葉かも「ハレ=非日常」という意味で特別なイベント仕様で川崎市「登戸・向ケ丘遊園」でのことを知ってもらうような日に。

イベントフライヤー
会場マップはにぎやかな感じ!

小田急電鉄のビジョンとかに流れた動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

住民本屋

こちらは住民本屋
私の好きな模様「ブックカバー展」

飲食ゾーン

ハレの日は、みごとに晴れました!
キッチンカーもいて飲食ゾーンは盛り上がっていました。

うちのデジタルネイティブ大はしゃぎ

うちの子はこの芝の段差が気に入ったようです。
小田急グッズがもらえるガラポン
川崎フロンターレのマスコットフロン太くん/一日中太鼓は叩かれていた気がする。

少し飲食ゾーンで食べ物を食べた後、人も多くなってきたので一旦、うちのデジタルネイティブを家に送って再訪。

茶道体験イベント

ちゃんと声かけられてよかった!(´▽`*)

登戸クイズ

ちょうどこの「登戸クイズ」聞いてたので1問ここに書いておきます。

こちらは正午に行われていた登戸クイズ。
あれよ!ウルトラクイズ形式(年がバレるかw)

藤子F不二雄ミュージアムの場所には昔「ボーリング場」があった

【〇×クイズ】

藤子F不二雄ミュージアムは全国的に有名ですが、その前何があったのかはよく知られていない…(気になる方が調べてみてください。)

消防ゾーン

消防車を使った記念撮影や消火器利用など

川崎フロンターレゾーン

フロン太くんがいるぐらいなので、キックターゲット開催

周りをうろうろと

こちらはたまくママのわによる「親子ヨガ」
おみこしまで視線をあげて
小田急記念撮影ゾーン/道路にチョークで落書き
以前Yahoo!JAPANクリエイターズプログラムでも取材させてもらったRRCOFFEE

わらしべマーケットは?

衝撃の結果に終わりました。私が持ってきたマスキングテープは10本中残り1個(交換してもらえたのは22日のバッジ1つのみ)。

わらしべマーケットの様子

そして私が置いておいたSDGs本は交換された歴なく持っていかれていました。自分にとっては不要なもので、持っていった人の役に立てばいいので。私だけでなく1人でもSDGsの知識を持つ人が増えたなら(o´・ω-)b ネッ♪

植栽は最後に提供

道に飾られていた植栽はイベント終了1時間前にほしい方に提供されていました。

最後に

思った通り5000字ぐらいのレポートになりました。そろそろまとめを。

Yahoo!地域クリエイタ―として地域の方のことを記事として書かせてもらうことが多く、オープンミーティングからいろんな繋がりからこの半年間でいろんな繋がりを持つことができました。

またひさびさにお会い出来た方もいて、非常にうれしい出来事でした。
声をかけていただいた方々に感謝!

20日(木)に道路利活用社会実験の時に、行政の人と話していた時にふと思いついたキーワードを

まちづくりってファンづくり

たまたま近くの芝生がひかれた台で、小一時間読んでいた本から言葉を借りました。

ここから話すのは本と内容とはちょっと違うけど画像だけ

「まちづくり」というキーワードになるとどうも内輪感になりやすく、進めたい人だけが推進して空回りするようなところを見かけることがある。

私はそれがあまり好きじゃないので「発信役」を受けることが多い。

サポーターとまでいかず「フォロワー」のようなようなまちづくりってできないのかなと思うことがある。(サポートと聞くと「重い」

行政の方と「まちに対する思いはみんなそれぞれ違う想いがあるのにそれを一つの方向にもっていこうとするのが違うんよねー」とうだうだと会話してました(笑)という雑談ができる人がいるだけ私はまだ救われているんです。

多くの人がすることで内輪感ではなく
「存在を知ってもらってから初めてスタート」。

みやもとよくいうこと

川崎市多摩区登戸・向ケ丘遊園を知ってもらえないと好きにもならないし、「ただの住むまち」。(ここが「キライ」ってのも当然あるでしょう)

この社会実験は「区画整理(道路利活用)」というところからスタートしています。

どんな街でも一瞬きれいになってにぎわって、車がいっぱい通って、でもしばらくすると「限界を迎える商店街」のようなつくりにはなってほしくないと、誰もが思うはず。この多摩区というのは明治、専修、日本女子大学と学生も多い区であり、大学生がこの土地を離れても「また行きたいと思ってもらえる街になれるか?(川崎市外から呼び込めるポテンシャル値が高い場所。)」というところもある。

全国レベルで見ると「川崎市=武蔵小杉」というイメージを持つ人が多いけど、登戸・向ケ丘遊園のようなこういう場所いっぱいあるんです。

また「まち」を色づけたり、ブランディングしていくのは川崎市や小田急電鉄だけじゃなくて、そこに住んでいる人が中心になっていくもので「持続可能な街づくり」に。

また、そうなってほしいとも思うのです。

私は都市計画の専門家でもなく、発信を続けることが私の中では「地域への貢献でしかない」と思っているの一人です。

写真で見たこの建設中/工事中の現場がもう少しすると風景も変わってきます。このまちに関心を持ってくれる人が少しでも増えるように、私のように歳を取っていく人よりも、これからの世代にどんどん「パス」していけるように。

ミライノバオープンミーティング2に期待しています

なにが最適か?ってないんですよね。

行進(こうしん)中も「デスマーチ(死の行進)」にならないように時々止まって考えて。

このまちの行進の「ムカウサキ」に期待しています。

最後に川崎市の方、小田急電鉄の方、イベントにお店を出された方、イベントに参加された方、道路利活用社会実験のワークショップからからお世話になった日建設計の方々…いい4日間でした!

そしてこのnoteを最後まで読んでくれた方に「ありがとうございました!」


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