【少し研究の話あり】異色のキャリア、異分子的存在でも面白い
私の自己紹介記事、プロフィールを読んでいただくと分かるのですが、私の専門は、元々は生物系で、途中から工学系なんです。
どちらもサイエンスなので、全く関係ないわけではないけど、修士論文と博士論文を並べたら、え、全然違う、っていう内容。
途中から新しいことを勉強すること自体は、苦ではなかったけど、生物系出身なのに、なんでこの分野で博士号取るの?
みたいな目で見る人はいました。
なので、私の中でも、生物学は生物学、そのあと勉強した工学は工学、と別のものだった。
だけどね、
最近になってその両者の間にすごいつながりがあることが分かったんです。
ざっくりですが、これまでは物理や工学の領域だった量子力学で、生物の行動、応答を説明しようとする量子生物学といった学問が今進んでいるんです。
私は、この2つの分野を勉強してきたので、すごい縁だと興奮したし、両方勉強できたことに感謝しています。
なので、この2つがつながるテーマについては、今も勉強中です。
これに気付くまでは、やっぱり時々引け目に感じることもあったんです。
途中から違う分野に移ったことを。
学生時代の友人は、ブレることなく、卒業してからもずっとひとつのところに勤めていて、ほんと尊敬する。
でもね、そうじゃなくてもいいんですよ。
異色のキャリアでも後でつながってた、ってことはよくあるし、あなたのそんな話を、すごいですねって聞く人がいるから。