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【映画感想】『偶然と想像』 - 初にして最高だった濱口監督作品

なぜこの映画の評価が高いのかが分かる気がする。


それは「技術がずば抜けて高い」でも
「費用がめっちゃかかってる」でも
「非日常感が堪らない」でもなく、

誰もが自分自身の物語を登場人物の誰かに重ねられる」からなのではないか、と思う。

ある人はファム・ファタールに惹かれてしまった独身男に、
ある人はセフレが起因で何もかも失った人妻に、
ある人は高校時代を淡く思い出すアラフォーに。


登場人物に皆共通しているのは
誰もが正直であることと、
それでも言葉にしがたい感傷を物語に昇華させていること

この共通点がこの映画の完成度を
より強固なものにしているんだと思う。



わたしは個人的に2話に登場する男性(甲斐翔真)に重ねるものに身に覚えがありすぎたため、グサッとなった。
グサッというより、クラっと、かな。


いったい何パターンの人生を生きたらこんな映画が撮れるんだよ。



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