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いよいよ始まった離島留学生活(ライフw/ハブ)

こうやってみると、犯罪者か忍者タートルズのような家族写真。

とにかく詰められるだけ詰めた最低限の生活用品をゆうパック(離島料金がない分一番安い)で東京から輸送。奄美到着日の午後に赤い車で運んできた郵便屋さんは「ここに住むの~?引っ越してきたの~?」と娘に聞いた後、次に言った言葉が「ハブに気を付けて遊ぶんだよ~笑!」

郵便屋さん①「いや~まだいないっちょ」郵便屋さん②「いや~もういるっちょ」※~っちょ、~っちはあちらの方言。

早速ビビりまくった娘。この郵便屋さんたちとの約束を守ったのか、彼女は1年以上草むらに入り込むことは絶対しなかった笑。

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(2020年01月17日ブログより)※今思えば阪神淡路大震災の日でしたね

タイトル:「瀬戸内町民化」カウントダウン開始

瀬戸内町民化カウントダウン15日です。いよいよブログ投稿も開始します!!!

ただいま東京にてパッキングと送別会の強化週間に突入しております。
母子3人とは言え、やはり荷物は増えるばかり…
(一応)1年数カ月の離島留学とはいえ、慣れ親しんだお友達やママ友たちとのお別れも寂しい…
何より、奄美大島瀬戸内町で想像しているような生活やプロジェクト(本ランゲージ・アーツ教室)ができるのかといった不安ばかり…

カウントダウンしながら、少しずつ私が・私達母子3人がやりたいことをお伝えさせてください。
どうぞよろしくお願いいたします。

(2020年01月19日ブログより)

タイトル:「瀬戸内町民化」カウントダウン開始(ラスト13)

瀬戸内町民化までラスト13。
週末は子どもたちがいるので荷造りは無理ですね。←言い訳

「親子で離島留学するよ」と周りの友人や知人に言うと、
「えーーーー!すごい!羨ましい!」という人、
「え?…なんで?」という人、
色々います。

そうですよね。人の価値観はそれぞれ。
我が家は地方出身夫婦。
別途自己紹介したいとは思いますが、私は高校時代に1年、大学時代に1年、大学院でも現地校・教育委員会の調査や長期滞在で米国にトータル3年ぐらい住んでいました。
高校時代に1年間お世話になったカリフォルニアのホストファミリーとは25年を超える家族づきあいを続けており、通っていた高校の先生とも今や友人のような関係です。

自分の子供たちは東京生まれですが、今後縮小していく日本市場や経済を考えると、
「どこでも生きていける人間」になってもらうことが願いです。
国内だろうが、海外だろうが、関係なく。

瀬戸内での1年ちょっと(もしかすると娘が強く延長を希望しそうな予感笑!)の間、
私がアメリカで経験したような「海を越えた人と文化の違い」や、「同じ空の下共通する人としての心や精神」など、
「違うところ」と「同じところ」をちょっとでも体感してもらえれば、こちらも勇気をだして親子留学する甲斐があるなと思っています。

※「ランゲージ・アーツ」とは何か?の疑問については、別途ホームページを準備中です。少々お待ちください。

(2020年01月21日ブログより)

タイトル:「瀬戸内町民化」カウントダウン開始(ラスト11)

瀬戸内町民化までラスト11日!
下の子チビ太はまだまだ胃腸炎で自宅療養中(元気過ぎて…)

インフルエンザが猛威を振るう東京では、弱った身体で無理させるわけにはいかず…
区内保育園の半数の園児が、インフルエンザにかかったというメールが配信されました(累計)。
奄美入り前にインフルエンザでは困る!!
テンションが上がると必ず発熱する上の子も含めて、我が家はただいま厳戒態勢に突入しております。
(送別会を除いてですが笑!)

そんな上の子のクラスで本日送別会がおこなわれました。
私もプチプレゼントを渡す都合上、ちゃっかり最後の部分を覗かせて頂きました。
正しくは「また会おうね会」だそうです。なぜなら1月末で「一時転出」する子がなんと偶然3人もいて(30人中)、
しかも全員が遅かれ早かれまた戻ってくる予定だからです。

一人は中国人の女の子。今は中国の裕福な家庭ではアメリカへの留学が厳しい分(ビザの関係上)、日本への留学を選ぶそうで、相当数の中国人移住児童がいるのですが、彼女もその一人みたいです(あまりよくお母さんを知りませんが)。
2学期も中国に帰っていたのですが、3学期1月だけ日本に滞在してからまた中国に戻り、夏には日本にまた戻るとのこと。
担任の先生は、せっかく日本語が上手になったのに…と軽く止めてみたらしいのですが、その子のお母さんにも考えがあって日中を行き来させるみたいです。

もう一人。コロンビア人のお父さんと、日本人のお母さんの(いわゆる)ハーフちゃん。
うちの娘とはちょくちょく喧嘩をしながらも大の仲良しで、彼らの性格を表現すると「女ジャイアン×2人」状態でした!
2学期のちょっとした事件としては、二人で学童のトイレに閉じこもり、娘がその子に筆箱の色ペンを使って化粧をして欲しいとお願いしたため、学童の先生方が「あれ?出てこないな…」と怪しんで探しに行った頃には、それはそれは「ケバイ」化粧をしたブルーのアイシャドウの娘が出てきて、大騒ぎ。
「色ペンだから目に入ったらやめなさい!」と叱りつつも、その姿に爆笑してしまったのが良い思い出です。
なんとその彼女も1月末から夏までの間、お父さんの故郷コロンビアの祖父母の家に滞在して現地の学校に通うそうです。
コロンビアはスペイン語。彼女の両親は普段スペイン語で会話していますし、すでにバイリンガル脳である彼女にとっては、3か国目となる英語の学習も我々と比較するとずっと楽なはず。(あとでこの「バイリンガル」の話はゆっくりとしたいと思います)
彼女のお母さんと話した時には、お互いの偶然のアドベンチャーにびっくりしましたが、「人と違うことを楽しめる人間になってもらいたいの」という言葉には、激しく同意でした。
そう、「みんな同じで、違っていい」を体現できるように、今のうちから冒険の旅に出したいという、我が家との共通点。

そんな2人と、奄美入り目前の娘の合計3人を送り出してくれたクラスの可愛いチビたち。
小学校入学から2年間同じクラスで、同じ担任の先生。
私もボランティアで絵本読み、プールの着替え手伝い、遠足の付き添いなど、仕事の合間でできる限り様子を見てきた子たちだからか、愛着もあります。
プライベートでも、私がハロウィンパーティーや、クリスマス会、イースター花見などを企画すると、いつも15組前後の親子が参加してくれました。
出会いは偶然。もしかしたらこの中の誰かとは6年間同じクラスにならずに終わっていたかもしれないし、同じクラスでも話さないで終わっていたかもしれない。

こんなに可愛いと思える子どもたちや、(よく呑む酒豪の)ママたちに出会えたことはラッキーなことだったのだな~と改めて感じた一日でした。

※「ランゲージ・アーツ」とは何か?の疑問については、別途ホームページを準備中です。少々お待ちください。

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たった1年半前のブログなのに、世界が違う!コロナの「コ」の字も出てこない。心配は区内の保育園児半数がかかったインフルエンザと自分たちの出発。そして同時期に同じクラスを飛び出した他2名のお友だちの話。なんだか嘘みたいですね。コロナ禍の今から振り返ると。

それにしても振り返るとほんの1年ちょっとの一時移住なのに、随分大げさに覚悟を決めていったことがよく分かります。家族全員で転職をしてまで(無職、一からのやり直しの人もいるだろうに)飛び込んだわけもなく、自分たちは東京に安全地帯を残しつつ、美味しいところ取りだったな~。

先週末。上記のコロンビア人のご主人を持つママとようやくゆっくりお茶ができました。1年半越の約束です。

「人と違うことを楽しめる人間になってもらいたいの」と思って彼女が送り出したご主人たち3人も、当初はアジアで猛威を振るっていたコロナから逃げる形で南米に来られて、なんだか申し訳ないね…というぐらいの気持ちで過ごしていたそうですが、すぐにグローバル社会の歪には勝てず。すぐにブラジルを中心に南米でもパンデミックが深刻化したのは皆さんもご存じの通り。

せっかく楽しもうと思っていたあちらでの学校生活も、すぐにオンライン化となり、たどたどしいスペイン語ではついていけないために諦めることに。制服まで一式揃えたのに!仕方がないので近所のダンス・アート・ミュージック教室と、家に来てくれたホームスクールの先生で乗り切ったとか。

でもそれなりに楽しめたらしく、我が娘同様「ますます逞しくなって」帰ってきました。弟君は当時また保育園の年長。ママなしで半年も暮らすなんて、いくらお姉ちゃんとパパがいても無理だろうと思ってママは迎えにいく覚悟だったのに、行きの飛行機で「ママがいない~」と1度泣いただけ。その後の半年(+想定外の2か月)は1度も泣かず、帰国の時に迎えに行った空港でもケロっとしていたそうです笑。

結論。

「これからの世の中、人と同じ道・路線では勝てない。今後は新しいこと、変わったことを考えたりやったりできる人しか生き残れない」

そして、私の座右の銘。「規格外が付加価値!」にも同意をもらいました。(はい、1票いただきました~!)ま、この名言はパクリです。NHKのプロフェッショナルに出ていた野菜のバイヤーの女性が言っていた言葉で、非常に共感できたので最近マイブームになっているだけなのですけどね笑。

彼女たちは「S」が付く名門塾に通っているクラスメイトより算数ができないかもしれません。ま、「中学入試用の算数」ですが。

でもそれぞれ二人とも「ユニークさ」と「ぶっ飛んだアホさ」は持ち合わせております。あちらは本物のハーフちゃん、こちらは髪がまだ茶色で色白なためよく間違われる「エセ」ハーフですけど、まあ二人ともゲラゲラよく笑うお笑いコンビのような気の強いジャイアン女子。

そしてこういう思想と持つ変わった(ぶっ飛んだ)母親も持っている。みんなと同じ道を(路線を)行かなくていいよ~、走らなくていいよ~と言ってくれる(うちの場合は強制に近いけど!)。

そのママとの密かな共通点は二人とも教育学部出身。

あちらは昔から学校が大嫌いだったそうで、なんで学校ってあんなに嫌なところなんだろう?という思いから学部を選んだそうです。

私は逆に学校が大好きで、良いところだと信じて疑わなかった。でもそれは「国に都合の良い人材を教育するための、都合の良い標準化機関だったことを知ってショックだった」と言ったら、彼女に笑われました。

しかも私は大学院にまで行っているので…結構高くついた気づきです。

子どもの教育。自分が受けてきた教育。正解なんてないのだろうけど、何を良しとするかの落としどころ…そこがまた難しいなぁと思う今日この頃です。

KYHR/SLA

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