【近況】卓球部・有終の美
ここ最近は、私自身の頭の中のアウトプット・整理整頓のため、スポーツ栄養に関する投稿を続けてきましたが、今回は少し近況を書こうと思います。
今年度、地元の高校に異動して2年目を迎えました。
1年生の担任となり、教員として3度目の入学式。
部活動の顧問は、前任校までの野球部でもなく、昨年度まで顧問をしていた卓球部でもなくなりました。
数年前とは180度違うような生活を昨年度の1年間過ごしてきましたが、今年度はさらに毎日の帰宅が早くなり、家庭に尽くす生活を送っています。
授業では、地歴公民科の教員となってから日本史・世界史・地理・政治経済などこれまで前任校からさまざまな科目の授業を担当してきましたが、今年は選択科目の世界史の授業を担当することになり、教員となってから初めて世界史後半の“近現代”の授業をしています。
その点は、非常に刺激的です。
さて、今月に入り、その世界史の授業を受けている3年生の女子卓球部員が私に「最後の大会を終え、無事に引退を迎えました」と報告に来てくれました。
昨年度まで顧問をしていた卓球部は、詳しく何年か把握していませんが、数年間団体戦で県大会に出場したことはないようでした。
生徒がミーティングでたてた目標は、男女とも“県大会出場”。
1年間の努力の結果、昨年度最後の新人大会で、女子が団体戦で県大会出場を果たし、男子はあと一歩のところで県大会出場を逃しました。
そのような状況の中、3月をもって卓球部の顧問をおりることになりました。
そして、4月。
嬉しい一報が入りました。
春季大会で、この3年生たちの代が目標としていた“男女ともに団体戦で県大会出場”という目標を達成したというのです。
彼らの努力が最後に結果として現れました。
元顧問として、この結果を聞き、非常に嬉しい気持ちになりました。
話は戻り、今月引退の報告をしてくれた女子部員からは、晴れやかな達成感のある表情で報告してくれました。
高校の卓球の世界について無知な私は全然知りませんでしたが、今月あった最後の大会は春季大会で県大会に出場した学校しか出場できない大会だったようで、春季大会を終え4月で引退するものだと思っていた彼らからすると、6月までチームで戦って引退を迎えることができたということは、この達成感に繋がっているのかもしれません。
彼らの目標達成の瞬間に立ち会えなかったことや、最後の引退まで面倒を見ることができなかったことは非常に申し訳なく思いますが、彼らが良い形で高校生の部活動生活を終えることができたことを非常に嬉しく感じます。
私自身も昨年度の卓球部の顧問として過ごした1年間は、野球以外の他競技(ネット型スポーツの集団競技と個人競技)に関わって非常に良い経験ができました。
これまで野球の指導に役立てるためにインプットしてきたものを多く実践することもでき、指導者としての“幅”を広げることができたのではないかと感じています。
私自身もこの経験を糧にして、この先さらに成長していけるよう、努めていきたいと思います。
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