「人生オワタ」と思ってから、楽しくなる
今日、Twitterを徘徊していたらこんなニュースを見かけた。
このニュース、掻い摘んで言うとこんな感じだ。
・パーソル総合研究所(東京・港)がアジア太平洋のビジネスパーソンに調査。
・日本人は比較的「転職」に肯定的だが、自分から動きたがらない。59.6%が「積極的に(転職)していく方が良いこと」と答えた一方で、40.4%が「できれば避けた方がよいことだ」と回答。
・おもな転職理由のトップは「倒産・リストラ・契約期間の満了」だった。
日本人はキャリアになると保守的で、変化を嫌う性格なのかもしれない。
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私は現在26歳だが、正直言うと「人生オワタ」と感じた瞬間がいくつかある。
最初のひとつは大学受験に失敗したときだった。私の上の兄弟はたまたまそれなりに出来が良く、浪人する輩は家族で初めてだった。
私は実家にそんなお金がないのは分かったので自宅で浪人することに決めた。
「高校生」から「宅浪生」になった瞬間、人生終わったと思った。
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結論から言うと、人生は全然終わってなかった。むしろあのおかげで人生は好転した。
「せっかくの浪人生活、自分のやりたいことに向き合おう」と、志望校を全部変えた。
世界史が好きで、一番ニッチな「アフリカ史」が勉強できる大学の学部を受けることにした。
どうにか複数の大学が受かり、そこで外国語やジャーナリズム、情報発信を学ぼうと思った。進学先が決まり晴れて「宅浪生」から「大学生」になれたのだった。
毎日洗濯物と皿洗いして、ボロボロの握り飯を図書館に持っていき、悔しい思いをして勉強した。恥を忍んで高校の先生に教えを請った甲斐があった。
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大学では失恋したり、留学試験に落ちたり、マスコミ研究会に入れなかったり、たくさん絶望する事態にあった。
ただ、そんなのは自分の人生を終わらせる要因にはならなかった。
「ピンチ」は人生を選び取るチャンスだと今になって思う。
私は今の会社でウェブメディアの編集者をやりながら、マーケティングの仕事をして部署の売上創出に貢献している。実は、今の仕事は学生時代の失敗の延長線上にあった。
希望の留学や就職を何度も諦め、変化を受け入れ、自分でインターンを勝ち取り内定を掴んだ過程を踏んで今があるのだ。
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米国の心理学者スペンサー・ジョンソンは著書「チーズはどこへ消えた?」のなかで、小人とネズミの例を使いながら、変化を受け入れて楽しむ大切さを説いていた。
人生なんて、変わるのが当たり前。
私は先述のとおり、現在マーケティング職に就いている。正直、右も左も分からないが、今はヒーヒー言いながら人生を楽しめている。
「英語も将来やりたいな」
「マーケティングなら会計が分かると面白そう、スクールはどうだろうか」
「事業計画や経営戦略も知識あると貢献できそうだから、そういうポストに就きたい」
「人生はきっと良くなる」と思って、キャリアップもそのための転職も、いつか行っていきたい。
人生は「オワタ」と思っても終わらないし、変わって当たり前だし、変わるのは楽しい。
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■ゆるく、ランチ・お茶できれば
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