スライド2

インスタいいね非表示の狙いは?の個人的回答 #自分を磨くnote

どうもー! 靴磨くマーケターの小東(こひ)です。

この #自分を磨くnote では25歳で結婚し、ベンチャー企業でCMOを務めながら、あちこちで靴を磨く私が、

特に若手のビジネスパーソンを対象に、普段の生活やマーケティングのお悩み、革靴の汚れをスッキリさせますっ!

・・・

今日のテーマは「インスタいいね非表示の狙いは?の個人的回答」です!

・・・

最近、縁があって大学生に向けて講演をやる機会が多いのですが、「Instagramって、いいねが非表示になったら使う目的なくなっちゃう。」「インスタはもうダメなんですか?」とよく質問されます。

自分としては、いいねが非表示になっただけで何で「ダメ」だと思うのか意外に感じたし、彼らのなかでは相当アイコン的な機能だったのかと実感しました。

そこで今回、簡単にInstagramを運営するFacebook社の意図と個人的な見解をまとめたいと思います。みなさんは忘年会のウンチクに、使ってください!


■「釣られいいね」「見られたくないスルー」対策に

Instagramはそもそも「大好きな人や大切なこととあなたを近づける」といったミッションを持って運営されているサービスです。

ユーザーはフォローしたひとの投稿やハッシュタグ検索などで、それぞれの趣味嗜好に沿ったコンテンツが上手く流れるように設計されています(当たり前だけど、滞在時間を長めて広告を流してお金を儲けている)。

(ホームフィードとか発見タブで違いはあるけれど)この設計には複雑な表示アルゴリズムが搭載されていて、ユーザーが満足しやすい投稿が振り分けられている。それで、いいねやコメント、保存数などのエンゲージメントはそのアルゴリズムの評価に関わってくる。

ここで、掲題の「釣られいいね」や「見られたくないスルー」などが問題になってくる。

実感ある人もいるかもしれませんが、本当に良いと思っていたわけじゃないけど友達の●●ちゃんがいいねしているから私もなんとなく押すとか、押した方がなんか物知りっぽく見えるから押すパターン。逆に、知人に「コイツ、お笑いばっかいいねするじゃん!」とか見られたくない、恥ずかしいから意地でも押さないパターン、とかとか。

でも、そうした群集心理が働くと、コンテンツ自体の有益性や面白さとは全く関係なく、アルゴリズムを左右する大事な要素のいいねが(事実上)無駄押し・無意味スルーされてしまう。

それって「大好きな人や大切なこととあなたを近づける」というInstagramの想いと一致しているとは言えないわけ。

だから、Instagramはユーザーに対して、コンテンツをピュアな気持ちで評価してほしいと立ち返ったわけだ。


■世界的にはインフルエンサー投稿のいいねが平均的に低下

補足として、米国の専門機関「Social Media Today」の最新の調査がある。

画像1

日本含めた非表示対象の7カ国では、インフルエンサーの投稿についたいいねの数がやっぱり減ったみたい。国によって違いはあるけど、この調査では5,000~2万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーのうち、3%から最大15%もいいねが減少している。

画像2

ただしインフルエンサーのフォロワー規模によって実は結果が異なる。10万から100万フォロワーを有するインフルエンサーでは、日本はまさに例外で、いいねが非表示によって逆に総数が増えた。

他者を気にせず、素直に押せるようになったとも言えそう。日本は、他人に良くも悪くも流されやすい国民性なのかも?


■いいね非表示は、自分の興味関心事に出会いやすくする交通整備

ここからは私見だけど、今回の仕様変更でInstagramが伝えたかったのは、「フォロワーじゃない、お前自身の興味関心に向き合うんだ!」ということだと思う。

近年、Instagram内のユーザー投稿がだいぶ多種多様になったと感じる。私が仕事で調べ始めるようになった2016年は、大手企業が綺麗な写真を上げまくる「インスタ映え」空間だったのに。

実際にInstagramマーケティングのプロの方のnoteを拝見したり取材をしたり、公式の発表を聞いていたりすると「インスタ映えだけじゃない」「インスタのミニブログ化が始まった」「マンガも部屋探しも育児も、ライフスタイル全般をインスタ検索で」という話が何度も出て来るようになった。

普段投稿しない人でも、ドンドン情報収集に使って沼の奥地に進んでいこう!って世界観だ。例えばこんな感じ。

画像5

タピオカ食べたくなったら、タピナビさん

画像3

インテリアや暮らしのノウハウなら、シンプルホームさん

画像4

大分旅行といえば、フィーディーズさん

まとめると、閲覧ユーザーのいいね押下が群集心理に左右されなくなり、自分の興味関心のあるコンテンツに純粋に向き合えるようになった点が仕様変更。

それにより、「釣られいいね」「見られたくないスルー」が減り、ユーザーの率直な評価がアルゴリズムに反映されるようになる(可能性が高まる)。

だから、Instagramは全然オワコンじゃなくて、ユーザー増加の波を受けて今一度、交通整備をちゃんとしているんだね。

個人的には、いいねの重み付けがアルゴリズム上、どのように変わったか(変わるのか)気になる。

あと、余談だけど、投稿主がいいね数を他者からチェックされずに気楽になった点も副次的にあるね。企業も個人も、それだけコンテンツ(写真もキャプションも)に力入れて作っていかないといけないなぁ。

・・・

以上、「インスタいいね非表示の狙いは?の個人的回答」でした!

他人なんて気にしなくていいよ。うちの会社で革靴履いているの、私だけだしね。 それではまた!

サポートしてくれた方、いつでも靴を磨かれに来てください。