【全く違う】病名告知 🆚 余命告知

病名告知は全ての年齢層で基本的には推奨派の私ですが、余命宣告は大きく反対します。

余命宣告というのは、事実ではありません。
〇〇ヶ月と言われて何年も生きた人もいます。

逆に、90歳超の心筋梗塞のお爺ちゃんが生死を彷徨った末に元気に歩いて退院し、その足で病院の真前で交通事故に遭ってしまい亡くなる場合だってあります。せっかく統計的には死んでしまう確率が高い高齢の心筋梗塞を生き抜き、歩けるほどまで回復できたのに!

もう翌週には、と治療に来るたびに思う重篤な状態でも、何ヶ月もという方々もいます。

そもそも、宣告している医師にだって分からないんですよ。私が最も尊敬する消化器内科医がおっしゃってました。大体どれくらいと予想を立てられても、余命は誰にも分からない、と。

そして、余命を数字で伝える国は少ないです。諸外国では、余命3ヶ月という伝え方はしません。

何故って?

分からないから。

仮に、大体半年くらいと予想したとして、それは他人の統計データに基づいた大雑把な憶測でしかありません。前後して当然です。

そして、多くの国々の医師らは、その当てにならない数字を突きつけることでメリットがないとは信じています。

私も余命宣告を数字で伝える意味は無いと思ってます。ニュアンス的に月単位の意識や年単位の意識を持つのは、残された時間を最大限有意義に過ごすために必要だとは思います。

けど、じゃぁ余命10日と言われて11日は生きれないなんてことありません。

ただ、人ってこの世に繋ぎ止めておくものが多ければ多いほど生きる力があるように思います。なので、安易に数字を告げることによって不用意にデッドラインを強く意識づけしてしまうのは本人にとってプラスではないと思います。

ぜひサポートよろしくお願いします。 ・治療費 ・学費 等 に使用し、より良い未来の構築に全力で取り組みます。