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SNSはわたし達がおいしくいただきます

物議を醸していた、村上春樹の“SNSまずい文章問題”。

まずいというか、ジャンクフードっぽいのかな、と思う。

まぁ、カップ麺を食べているときに「添加物めちゃくちゃ入ってて体に悪いよ、そんなの食べてたら早死にするよ」なんて言われたら、そりゃあ腹が立つよね。わかって食べとんねん。
ただ、一流の料理人が「私は三食カップ麺しか食べないんですよ〜ハハハ」などと言っていたら、いやいやそれはちょっと、ってなる。

村上春樹が「ジャンクフードは口に合わないので一切食べません」と言うのならそれでいいのだろうし、SNSがすっかり暮らしの一部になっているわたし達は「ジャンクフードもうめぇ!」と言いながらおいしくいただけばいい。

ちなみにわたしは特段ファンでもなければ別に避けているわけでもないけれど、今までに読んだ作品は1つだけしかない。
村上春樹って世の中に賛否両論(それもかなりパワフル)が溢れすぎているせいで、もうフラットな気持ちで読めない気がしてしまう。読んでいる最中ずっと「自分は村上春樹の文章が好きか嫌いか」を考えてしまいそうなのだ。

わたしはメタファー大好き人間なので、ノーベル文学賞の発表のときにどこかのお店に集まっていかに村上春樹が素晴らしいかをインタビューされたりしている人達の一員になる素質はある程度持ち合わせている気がするのだけど。そして100パーセントの女の子になりたい。(唯一読んだ著作は『カンガルー日和』。)

…というようなひとりごともまたジャンクフードであることは、自覚している。

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