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30代ワーママの制約ありまくり転職活動

新卒から約12年勤めた会社を退職し今回初転職をした。異業種・異業界転職ということもあったが、転職エージェントは使わずに自力での転職活動をした。

転職エージェントを使わなかった理由は、
【私自身が転職エージェントで営業をやっていたから】である。転職エージェントの担当は自身の営業目標達成が大前提で仕事をするので、よくも悪くも今回の自分の転職活動においては相性が悪いと判断した。

自力で近隣の保育園求人を調べ尽くし、問い合わせし応募して仕事は無事決まったわけだが、実は今回だけでなく、過去2回転職活動をしたことがある。いずれも様々な理由で現職に留まる決断をしたが、特に印象深いのはワーママになってからの転職活動である。

ワーママになってからの転職活動でまず感じたのは、【自身の働くにあたっての制約の多さと市場価値のなさ】であった。
子供の迎えの関係で勤務時間は長くても17時までとなるだけで、正社員求人は一気になくなる。

そこへさらに夫と休みも合わせたい&保育園の休園日も考えて土日祝休みなどもいれたらさらに減る。
営業に疲れて転職したいのに、結果的に融通が利くとなると営業求人しか残らなかったり、本末転倒である。

そうなるとまず決断しないといけなくなるのは正社員を諦めてパートや派遣、契約社員といった雇用形態に切り替えるかである。今は業務委託やフリーランスといった多様な働き方もメジャーになってきたが、そういった働き方を選択する勇気はなく、求人サイトを眺め続けては自身の価値のなさを痛感せざるおえない日々だった。

また当時二人目の不妊治療も並行していたため、家族計画とキャリアという両立の難しい難題に立ち向かいながらの転職活動であった。

総じて感じるのは、
【自分の市場価値を高めて将来の選択肢をいかに狭めないようにするか】である。
一定のキャリアや専門性があれば、働く制約が増えようとも市場価値の高い人材としてニーズはあるため、ライフイベントなどの影響をそこまで受けずにキャリアを積んでいきやすいと感じる。

私自身はそうではなくぬくぬくとただ働いていたタイプの人間だったので、年齢やライフイベントの変化とともに働きにくさに直面せざるおえなかった。

終身雇用ではなくなった現代において、選択の自由度の向上とともに、【自分はどう生きるか】決めることが求められてきたのだと思う。

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