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自分の好きな映画


最近とても素敵な映画をいくつか見た。
前よりかは当たりの映画を出すようになったが、これもきっと映画に対する自分の好みがよく分かってきたからだと思う。

自分はどんな映画が好きか一言でいうならどうだろう。「普通じゃない映画」、なんじゃないかと思う。

他の人の好みが悪いと言いたいわけではなく、単に私の好みであることを初めに承知しておいてほしい。
私はあまり、アクション映画が好きじゃない。なんとなくアクション映画は結末の予想がつきやすいのと、あとは音がでかくてビビってしまうから。見終わってもあぁ良かった!と記憶に残ることがあまりないように思う。

では、私の好みである「普通じゃない映画」とはどういうものか。まず第一に、映画を通して私が感じたいのは非現実的な世界観。ノンフィクションだからこそ表現できる、あのワクワク感を求めている。
まさにそれにぴったり当てはまる映画、それが『アリス(1988)』だ。ちなみに最近見たもの。初めて見たときは本当に衝撃だった。こんな映画あったのかー!!!もうずっと探していたよ!!と叫ばずにはいられないほど、本当にワクワクが止まらなかったのだ。

映画にも本にも、同じような展開や言葉を使って印象付ける方法がある。いわゆる反復法というやつだ。若干ネタバレ注意だが、この映画も途中までその兆しがあった。やはり何度も同じ展開は飽きる。だからもしかしたらまた同じ展開かな、面白くなさそう…と思っていたその時、その反復の要素は少し残しつつも、全く予想しなかった方へ物語が進んでいったのだ。いや、こっちか!!と良い裏切りをもらった。
『アリス(1988)』はなんと言っても斬新。その一言に尽きる。それが何かは見て確認してほしい。この映画はヤン・シュヴァンクマイエル監督だからこそ出せた色なのだと思う。


もちろん非現実的な体験だけを求めているのではない。他にも映像だからこそよく分かる、異国の地の価値観を知るためにも見ている。
その目的をよく満たしてくれた映画が『友達のうちはどこ?』だ。これはイランで製作された映画。
私がこの映画を見ようと思ったきっかけがあって、それはある日滝沢カレンちゃんのInstagramを見ていたら、「イランの映画もすごく面白いんですよ」みたいなことを書いていたのだ。今まで見ていたのは基本英語のもの、つまりアメリカやイギリスで製作されたものばかりだったので、英語以外の映画を見る考えがなかった。早速アマゾンプライムで「イラン 映画」と調べたところ、出てきたのがこの作品。
開始数分から既に、これはもう見て本当に良かったと思った。だって映像の全てがすごく好み。物語の進むペースも、カメラのアングルもすごく好み。まるでかもめ食堂でも見ているようで、あぁこれまた見たかったんだよ!と思った。
悲しい感情を視聴者に伝えたい時、多分多くの場合、その人の潤んだ瞳でもドアップにして映すだろう。いや、私が求めてるのはそうじゃないんだ。なんだろうなぁ、下手に小細工をつけないので、客観的に視聴者が見てるみたいに、一歩引いたところから映してくれるのが私は好きだ。なんだろうなぁ、こればかりは言葉で言えないので、「かもめ食堂」や「友達のうちはどこ?」を見て確認してほしい。あぁこういうことかとなるだろう。
そうそう、話が色々ずれてしまったね。この作品からイランでの価値観がよく、いや少なくとも少しは分かったようと思う。こんな考え方がイランにはあるのだなと知れたので見て良かった。
この映画の監督、アッバス・キアロスタミ監督は調べてみたところかなり有名らしい。「友だちのいえはどこ?」以外にも「オリーブの林を抜けて」という映画を私は見たのだが、キアロスタミ監督の作風が私はすごく好きだった。まだまだ見ていない作品があるのでまた見ていきたいと思う。

ては、皆さん今日もお疲れ様です。たまにはボーっと映画でも見て一息つくのはいかがでしょうか。

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