見出し画像

31歳、人生4回目の転職 〜 心境の変化と準備

私にとってキャリアとは、現状や未来に合わせて都度選び直すものだと思っています。人生におけるさまざまな局面において、必要な選択をした結果が、今の自分が置かれている環境です。

  • 転職回数が多いことを理由に、書類選考で落とされてしまうのではないか

  • 他業界・他業種への転職を繰り返し、一貫性のないキャリアに自信が持てない

  • またすぐに辞めてしまうかも知れない

  • 現職でも生活できてるし、まぁいっか

こんなふうにネガティブ思考やコンフォートゾーンに浸かってばかりで、転職活動を思いとどまってしまう人も、きっと多くいるのではないでしょうか……? 私も、今回の転職活動を始めた頃は同じように悩みました。

いま転職するか悩んでいる人が、しっかり準備して、自信を持って転職活動を進められるように。そして、今回の私の転職活動の記録が誰かの転職の参考になればいいなと思い、noteを書くと決めた次第です。

私の履歴書

  • 2013年03月 短大の栄養学科卒

  • 2013年04月 給食会社Sに就職(栄養士)

  • 2016年09月 給食会社Nに転職(栄養士)

  • 2019年04月 保育園に転職(栄養士)

  • 2021年10月 Web制作会社に転職(コーダー)

  • 2024年09月 建設会社に転職(エンジニア)🆕

振り返ってみると、いつも3年前後の周期で転職していることがわかります。合計4回転職活動しました。こんなに転職してる人、あんまり見かけないですよね……?🥹

でも、転職回数が多いことは、悪いことじゃないですよ。私は、転職回数が多いことを否定された経験は一度もありません。

転職回数が多くて次の転職を踏みとどまっている人がいるとしたら「そんなに心配する必要はないよ!」と伝えたいです。

もしかして、私って社会不適合者?

一つの職場で3年ぐらいしか頑張れない私は、「自分は社会不適合者なのかな」「精神的な病なのかな」と悩んだこともありました。

心療内科には3院ほど行きましたが、甲状腺ホルモンの値に異常はなく、自律神経の乱れと診断される場合がほとんどでした。

何なら最近の受診では「行動力があってちゃんと改善できる人だね〜!」って褒められました。わろた。

というわけで、メンタルに異常がないことはわかっています。ではなぜ、こんなにも転職を繰り返してしまうのか……。それはやっぱり「現状に不満があるから」にほかならないのでは、と考えます。


今までの義憤

栄養士

一人暮らしの必要が出てきたり、新しい車が欲しいという目標を叶えたくなったりしたときには、給食会社の栄養士の給料では実現できないと感じていました。

あとは、働く時間帯。夜型人間なのに朝早くから仕事しなければならないのは、かなり辛かったです。何度寝坊し、職場や利用者さんにご迷惑をかけてきたことか……。

あとは、私自身が熟考したい性格であるのに対して、仕事内容にはつねに焦りが要求されるのもすっごく嫌でした。

これらの義憤から、私は仕事に対して「生活も趣味も楽しめるお給料」「勤務時間帯」「思考に時間をかけられる仕事」を重視しているのかも?ということに気づきます。

Web制作会社

まず、よいところを挙げます。

  • アルバイトで雇用されているため、月によって勤務日数を変えたり、有休を取りやすかったりと、柔軟に働くことができている

  • 朝遅めに起きても、勤務開始の10時には間に合う

  • 仕事内容が好き

  • 人間関係は良好

パッと思いつくのはこんなところ。できることなら、今の職場で働き続けたかったというのが本音です……!

ただ、リモートだとダラダラ働き続きてしまって休憩を取るタイミングがわからなくなったり、時間を忘れてサービス残業してしまうこともあります。暗黙の了解(?)で、残業代は出ません。

生活リズムと体調の変化

本業の就業時間の前後で副業をしているので、リモートの日(週4日)は1日のほとんどを室内で座って過ごします。

お金と時間の節約&ダイエットを兼ねて、昼に断食して、休憩時間にも副業をしていた時期がありました。思い返せば、この頃から身体に異変があったように思います。

  • もともと月経不順だったけど、月経の量や頻度が明らかに変わってきた

  • ニキビが(メインは顎だけど、今までできたことのない場所にも)大量にできる

  • お腹がどんどん太っていく

  • 医療脱毛でほとんど生えなくなっていたはずのパーツに毛が増え始める

すべて、多嚢胞性卵巣の予兆や症状です。糖尿病のようにインスリン抵抗性が低い傾向にある(血糖値が上がりやすい)らしく、放置すると糖尿病や子宮体がんの原因になるそう。

病気が判明してからは、1日3回の食事に戻したり、リモートの日でも通勤時間と同じ時間を散歩したりしています。(散歩に関してはたまにサボりますが、以前と比較したら活発になったほうかと……!🫣)


転職したいと思ったきっかけ

出社したい

健康的な暮らしのために、毎日強制的に外出する機会を得るには、やはり職場へ出社したほうがいいのでは?と思うように。

かつては在宅ワークに憧れてSHElikes(https://shelikes.jp/)で勉強を始めたわけですが、これも病気にならなければわからなかったことですね。体調管理のために、原点回帰(?)しようと思いました。

ただ、現職の職場に出社すると、往復2時間かかります。今は週1の出社で済んでるけど、毎日となると時間がもったいなさすぎる……。

キャッシュフロー表のプラスを維持したい

SHEmoney(https://money.shelikes.jp/)を受講するようになり、キャッシュフロー表(=将来の生活費やライフイベントの収支を計算した表)を作成しました。

今みたいに夫婦二人きりの生活なら、そのままの働き方でも収支はプラスだったので、現状維持なら問題なし。

でも夫婦の夢として、子ども2人授かれたら嬉しいなぁと考えています。もし私が今の働き方のままで、子どもを2人授かることができて、育てたとしたら……「収支がマイナスになってしまう可能性、大!」ということが判明しました。

副業したい!けど、頑張りすぎるのを辞めたい

子どもが2人いる想定で作成したキャッシュフロー表の負債は、現職+副業で叶えるには難しい額でした。

自身の健康や家族と過ごす時間を確保するためにも、これ以上自由時間・睡眠時間を減らしてまで副業したくないと、最近では思います。

今後はちょっと余裕ができたときにだけ、知人からの依頼や、マイペースに作れるコンテンツ販売、ポートフォリオ制作を進められたらいいなと考え中……!

ただそうなると、もはや収益目的ではなく趣味みたいな感じになってくると思うのです。そこで、本業はフルタイムでしっかり稼げる場所に変えて、まずは金銭面での安心感を得たほうがいいのでは?と考えるようになりました。

妊娠〜育休に備えて社会保険へ加入したい

そもそも現職は社会保険完備ではなく、雇用保険しにか入れていない状況です。現状1日7時間 × 週5日働いていて、常時5人は働いている職場なので、加入資格はあると思うのですが……。法律違反(?)のようで、不信感が隠せません。

妊娠・出産・育児を見据えて加入しておきたいです、と単刀直入にお願いしたこともありましたが、半年経っても動きがありませんでした。これまた不信感🌀

年明け頃から婦人科でタイミング法の指導が始まる予定なので、それに合わせて早いうちに社保へ加入しておいたほうがいいのではという考えがあり、9月入社を目指して職探しを始めることになりました。

ちなみに現役時代に同じ月収20万円でも、国保+雇用保険にくらべて、社保では妊娠・出産・育児期間中に受給できるお金が120万円ぐらい違うらしいよ……。そりゃ〜入るっきゃない。(※ChatGPT調べ)


仕事探しはIndeedを活用

そんなわけで、今回の転職活動の軸は「出社が必要な会社」「キャッシュフロー表でマイナスにならない年収」「副業OK」「社保完備」としました。

さらに、「いままでの経験がいきる」「会社時間遅め」な企業で絞り込んでいくことに決めました。

郊外在住というのもあって、Indeed(https://jp.indeed.com/)でマイペースに探していました。大手転職エージェントに送っていただいた求人は都市部に所在する企業が多く、通勤時間の面で条件が合わないことが多かったです。


転職活動中に準備したこと

履歴書・職務経歴書

Web業界だけでなく、事務系の求人にも応募していました。そのため、以下3種類の雛形を用意していました。

  • 履歴書の雛形

  • Web業界用の職務経歴書の雛形

  • その他業界用の職務経歴書の雛形

ファイル形式は Mac の .pages 形式(Microsoft でいうところの Word)で保管。企業から書類を求められた際には、以下のような手順で編集しました。

  1. 雛形ファイルを複製

  2. ファイル名末尾に "_企業名さま" をつける

  3. ファイルを編集

    1. 日付の変更(YYYY/MM/DD 現在)

    2. 自己PR(相手企業にふさわしい内容に書き換え)

  4. PDFで書き出し・送信

■ 履歴書の内容

・日付(YYYY/MM/DD 現在)
・よくある個人情報
・学歴、職歴(各別にまとめて書く)
 ・事業内容、従業員数
 ・配属先
 ・担当業務
・資格、免許
・志望の動機、アピールポイント
・本人希望記入欄

志望動機は共通して、

自宅から近く、家庭・仕事・副業を両立させ、長期にわたって勤続できる環境で働くことを希望しています。

……と記入しました。ほかにも、相手企業にたいして活かせる経験があれば付け足して書くようにしました。でも、総じて文章量は少なめだったかも😳

本人希望記入欄には、

待遇は、貴社規定でお願いいたします。
通勤時間は自宅より◯時間圏内を希望します。
(転勤・異動回避のため)
勤務開始可能時期は、最短で◯月◯日を予定しております。

と記入しました。

■ 職務経歴書の内容
・日付(YYYY/MM/DD 現在)
・氏名
・職務要約
・職務経歴
・在職期間、企業名
・事業内容
・従業員数
・プロジェクト内容、概要、担当フェーズ、期間、環境、役割、規模
・活かせる経験、知識、技術
・資格
・語学
・PCスキル
・使用可能ツール
・自己PR

Web制作会社で携わったプロジェクトに関していうと、具体的な相手企業の名前や所在地などは明記していません。(現職の雇用契約書を要確認☝)

自己PRには、職務経歴書に記載したことから連想できるスキルや性格などのアピールポイントを記載しました。

Notionで転職活動用のページを作成

■ 応募リスト

Indeed上でも進捗管理はできるのですが、Notionのデータベースのテーブルビューで管理していました。

作成したプロパティは「進捗」「社名」「求人の仲介業者」「月給」「最寄り駅」「業務の概要」「応募日」「求人URL」「副業の可否」「求人媒体」「雇用形態」など。

各企業のページの中身には、面談で聞きたい / 聞いたこと、内定承諾を判断する際の比較・検討ポイントをメモしていました。

■ 職務要約・職務経歴・学歴・スキルシート・免許・資格のテキスト

複数の求人サイトに登録する場合、何度も入力することになるので、お決まりのテキストを控えておきました。

できれば、雛形やAIを使って簡易的に作成できるサイトで一回しっかり作った後で、Notionに転記しておくといいかもです。

■ 希望条件

年収・職種・事業内容・仕事内容・勤務地・副業の可否・在宅の可否・通勤時間・勤務開始〜終了時間・待遇などを書き出しておきます。

■ 今までの転職の原因

今まで働いてきた各職場で「在職中に抱えていた問題」「前職から改善されたこと」を書き出します。

こうしておくことで、自分が仕事において許容できる/できないことがハッキリしてくるので、次の転職では何を求めて、何を妥協できるのかわかったうえで求人を選定しやすくなります。

■ 求人の優先順位

今後の生活をイメージしつつ「希望条件」と「今までの転職の原因」を照らし合わせ、改めてとくに必須としたいことや許容範囲などを、具体的な数字も含めて書き出します。

たとえば「年収◯百万円」「勤務開始時間は、通勤30分圏内なら9時以降、通勤60分圏内なら9時30分以降」「残業は月10時間まで」のようなイメージです。

面接で聞かれそうなことを予想しておく

私の場合、年齢の割に転職回数が多かったり、栄養士からWeb業界にキャリアチェンジした部分は、きっと疑問に思われるだろうと思っていました。(実際、多くの採用担当者様に質問されました。)

個人的には、綺麗ごとをいう必要はないと思っています。正直に話しました。

■ 栄養士からWebデザイナーを目指した理由

栄養士の頃に結婚し、近い将来に妊娠〜子育てを経験するかもしれないと考えたとき、「劣悪な環境である給食室でつわりに耐えられるのか」「早朝からの勤務で家庭との両立はできるのか」という不安がありました。

「フリーランス」「在宅勤務」といったキーワードに興味を持ち、在宅ワークできる仕事について調べ、Webデザイナーやライターという職業を知りました。

オンラインスクールで受講して、Webデザイン・ライティング・マーケティングを学んだ。

■ 栄養士・管理栄養士の資格は活かさなくていいのか

栄養士・管理栄養士の現場は始業時間が早いケースがほとんどです。

早起きが苦手であるのと、家庭との両立に自信がないため、新たにWeb業界の知識を身に着けて働いていくことに決めました。

■ 働いていなかった期間について

Web業界で働くためのスキルを身につけるために、オンラインスクールで半年間勉強していました。

面接ではいわなかったけど、精神的に病んで休んでいた期間でもあります🏥

今の体型に合ったスーツを用意

現職に入社する前の話になりますが、面接を受けたときにスーツのスカートが苦しかった経験があります。当時はそれしか着るものがなかったので、とりあえずズリ上げて履いて、お膝が丸見えの状態で面接を受けました😂

その面接が終わった後、例のスーツは売ってしまいました。そして今回の転職活動が始まり、面接前日になって着るスーツがないということに気づく羽目に。慌てて妹に頼り、なんとか一式揃ったので、事なきを得ましたが。

30歳にもなると体型の維持が難しくなってくるので、お手持ちのスーツが着られる状態か確認しておくとよいでしょう◎


まとめ

私自身、転職回数の多さが書類選考でのハンデとなることもあったかもしれません。自信を持てずに、ネガティブな思考や安定に甘んじる気持ちが、転職活動をの足かせになっていた時期もありました。

それでも、自信を持って伝えられる明確な理由さえあれば、転職の回数が多くても、他業界への転職でも問題ないと、身をもって証明できたんじゃないかなと思います。

自分のキャリアや生活スタイルを深く分析し、納得のいく進路を選ぶための手助けになれば幸いです。

転職活動は一大決心ですが、準備と自信を持って挑戦することで、新たな道が開けると信じています!!!ファイティ〜ン🙌🏻

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!