自分を知るために人間関係を築く
自分の好きなことって人から指摘されて初めてわかるってありませんか?
「ひょっとして配線得意?」
オンライン配信用のスイッチャーなるものが職場に届き、カメラやらマイクやらPCをこのスイッチャーに接続していく。
「この回線がこのボタンと連動しているので切り替わるんですよ」なんて教えてもらって「なるほどなるほどー、そういうことですね!」と食い入る。
そのとき同僚がポツリとこぼした言葉にハッとしました。
確かにその日一日スイッチャーという未知なる代物と対面することに人知れずワクワクしていました。
スイッチャーとは複数のデバイスを繋いでスイッチひとつで画面を切り替える装置。一人テレビ局的な、ユーチューバーさんがよく使っているものだそうです。
この日はこのほかに撮影用カメラ、マイク、照明などなど、新しい機器のデモの日だったんですね。
もともと電化製品は好きな方でした。ただ、使い方もわからず、その役割も知らず「別に今ある機器で十分じゃね?」なんて鷹を括っていたのも事実。
ところが新たな機器たちを目の前にし、説明を受けながらいろいろいじっていたらたちまちテンション上がっちゃったんです。
その様子を指摘されたわけですが、言われて初めて「確かにワクワクしてたし配線とかゾクゾクするくらい好き!」と気づかされたのです。
その後は開き直って「このボタンは何?あ、こっちのボタンは?」とか「こういう場合だとどう使うの?」などとノリノリで質問攻めしてしまいました。
自分が直接使うわけではないんですけどね…。
あと数年前にこんなこともありました。
何人かで居酒屋さんに行った時のこと。そのメンバーでは年に1回飲みにいくか行かないかくらい久しぶりの飲み会でした。
ビールを頼んで、おつまみどうしましょう?というとき、
「唐揚げ好きですよね。前いっしょに行ったとき美味しそうに食べてましたよね?あと玉子焼きも!」
と言われて仰天!!
そんなめったに飲みに行く間柄ではないにもかかわらず、唐揚げや卵焼きをむしゃむしゃ食べていたことを覚えているとは!
よっぽど目を輝かせていたのでしょう。おっしゃる通り唐揚げと玉子焼き、確かに好きです。
正直色にはそこまでこだわりがないので「コレ嫌い」と嫌いなものはハッキリ言えるのですが、特別好きなものというのはあまり意識していませんでした。
これ以降迷ったときは「唐揚げと玉子焼き」って注文しています。
子どものころは母親から「あんたはこうなんだから!」と指摘されていましたが、さすがに大人になるとそういう機会は減ります。
そして大人になったからといって自分のことがわかるようになったわけではありません。
そういうときにふと人から指摘されることで「あ、そうか、自分ってそうだったんだ」と気づかされてくれます。
ときには「そんなことないよ!」ってことも指摘されるかも知れないし、「そんなふうに見えるのね」ってこともあります。
そこはこちらの取りようではあるのですが、自分のことを人から教わる、というのは大人になっても結構あるもんです。
「自分のことは自分がいちばん知ってる」なんてことはなく、灯台下暗し。周りの方がよく見えることもあります。
一人で閉じこもっていると自分のこともわからなくなる。
むしろ人間関係の中から自分を知ることが多い、自分を知るために人と付き合う、と心得ておくことが大切です。
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