泰然の境地と慌てぬ先の杖

会社近くにイベント会場があります。

会社帰りにイベント終了が重なるととても混み合うので、ちょっと迂回して帰るようにしています。

迂回って面倒くさいですよね。

ですので、なるべくイベント会場のホームページで今日はあるのかないのか確認するようにしています。

イベントがあれば、周りのみんなに「今日は帰り気をつけようね」なんて声掛けあったりして。

しかし最近はこんなご時世ですからイベントも少なくなりました。

迂回は面倒くさいけど、なければそれはそれで寂しいものです。

そんな状況に慣れてしまい、すっかり事前チェックをすることなど忘れてしまっていた昨今。

ところが今日駅に向かうと黒山の人だかり。

イベントだ、イベント終了じゃないか！

もう駅は目の前ですが、あの人の波を見るとやむなく迂回せざるを得ません。別の駅を目指すことに。

いやぁ、うっかりしていました。

こんなご時世にイベントをやるなんてけしからん！なんてこれっぽっちも思っていません。

それよりも何よりも、自分の準備不足、スキをつかれたことに反省をしなければなりません。

だいたい「これはこうだろう」という予見で動いてしまう悪い癖があります。

決めつけですよね。そうしないと安心しないのでしょう。

今日は雨が降らないだろうと大した根拠もないのにそう決めつけて、雨に降られる。

前から向かって歩いてくる人は自分を避けて通るだろうという根も葉もない確信でぶつかりそうになる。

この人ならこう言うだろうという予測が見事に外れてあわあわする。

こんなことばかりです。

ちょっと予測が外れただけでイライラしたりして、一人相撲もいいところです。

もうちょっと泰然として、何が起きても慌てないという境地になりたいと願ってやみません。

と同時に、慌てぬ先の杖もしっかり準備しなきゃですね。

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