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孤独感とどのように向き合うか?
一口に孤独と言ってもいろいろ。
身寄りもなく天涯孤独な方もいるでしょう。家族や仕事にも恵まれているのにもかかわらず、孤独感を感じている人もいます。
いずれにせよどんな人でも孤独感を持つことはあります。
周りは自分以外の人たちで盛り上がり、自分だけが見捨てられたような感覚。
自分だけ情報が与えられておらず、他のみんなは知っているかのような疎外感。
自分を孤独と仕立て上げれば、いくらでも孤独な理由や妄想を掻き立てることはできます。
しかしそれはある種の甘えとも言えます。もっとかまって!ここにいるんだから声掛けてー!っていう待ちの姿勢。
別に待つことは悪いことではないと思います。何でもかんでも首を突っ込むのも野暮というもの。
ただし「待ってる自分に気づいてー!」というのは成熟した大人の態度とは言えません。
そうは言ってもそんなときがないとは限らない。あの時もそう、その時もそう、孤独を感じている時は結構「気づいてー!」という心境だったりします。
こんな心境なのは果たして自分だけなのでしょうか?
割とみんなそんな時があったりするのだと思います。口に出さないだけで。つまり孤独感は誰にでもある心情なんです。
自分だけではない、みんな孤独感を抱いている。そう考えてみると、なんか悩んでいることが馬鹿馬鹿しくなってきます。
ならば思い切って誰かに話しかけてみましょう。「今孤独?」なんていう必要はありません。きっと孤独なんですから。
話してみればお互い孤独感から解放される、それだけではありますが、それだけで救われます。
似ていることで言うと「ちょっとあの人自分に文句言いたそうにしてる」ってとき。だいたいそういう時は勘が当たっています。
そして、自分もその人に文句を言いたいのです。だからこういう時は話してはいけません。文句の言い合いになってしまいます。
嘘のようで本当の話、自分が抱いている感情は人も抱いている、そう考えると生きる上で気が楽になります。
違うことを考えていたらそれは発見、驚き、目からうろこ。生きる上でのちょっとしたスパイスですね。
それでも人に話しかけるのはちょっと勇気が出ない…そんな時はもう一人の自分に声をかけてみてはどうでしょう?
「今自分は孤独なんだけど、どう思う?」
「そうだな、俺も孤独だわ。でも声かけてくれて救われたよ」
「そうか、お前も孤独だったのか。ならばこの際じっくり話をしようじゃないか」
なんてね。孤独なときは自分自身と対話する、つまり、自分を見つめ直すいい機会です。きっとそういうタイミングなんです。
意外と自分自身のことはわからないしあまり気にしない。だから立ち止まって自分と向き合う。
そんなことができるのは周りとの交信を断絶した孤独な時。
ようは孤独感とうまく付き合いながら、利用しながらやっていくのがいいのです。
そんなに不安になることはない。みんな孤独で寂しがり屋なのだから。
そして自分だけじゃない、みんな似たようなこと考えている。
孤独感を感じたらチャンス!こんな心持ちでいると理想的かもしれません。
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