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我慢することの大切さ〜ストレス解放への道すじ
わたしは我慢することが得意ではありません。
お風呂も熱いお湯だとすぐ出ちゃいますし、サウナは苦手です。
というと今回のテーマとはそれてしまいますが、特に人間関係における我慢について考えてみたいと思います。
我慢というと、ちょっと古くさい印象がありますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
思い通りになる?
日々生活する上で「自分の思う通りになる」あるいは「自分の思う通りにする」ことが最もストレスフリーだと考えてしまいがちです。
しかし、街に出ても、仕事をしていても、ましてや家族であっても、必ず人間関係が絡みます。
街を歩いていたって車を運転していたってそうです。直接話したこともない、顔見知りでもない相手だとしても、自分が行動するだけで人間関係は発生します。
この「人間関係」をついつい忘れがちです。
昨今問題になっている煽り運転、自転車の暴走、電車内のトラブル等々、いずれも「目に見えない」人間関係を無視したことが原因だと思っています。
「自分の思い通りになる」ことはまずあり得ません。あったとしてもそれは単なるラッキーであり、偶然の賜物です。
思い通りにする?
一方「自分の思い通りにする」のはどうでしょうか?
人間の営みのほぼすべてに人間関係が介在するとすれば、思い通りにするということは相手を自分の考えに寄せることになります。
自分の考えというのが理にかなった、社会一般のルールに則したものであれば、それも可能かもしれません。
しかし、独善的でひとりよがりな考えであればうまくいかないでしょう。相手を従わせるということに他なりません。
大抵の場合「思い通りに」というのが自分にとってストレスフリーと考えがちですが、それが独善的となれば相手を従わせようとする考え方です。
我慢の効果とは?
だからといってすべてを捨てるというのもどうかと思います。捨てるとは外部とのコンタクトを遮断すること、人間関係を断つことですね。
若い頃は外部世界との更新を断つことこそが自分を守る唯一の方法と思うときもあります。わたしもそう思った時期もある。
でも、この世界は持ちつ持たれつの間柄で成り立っている世界。まずそう思って間違いない。
そこはやはり我慢も必要。
自分の思い通り、という考え方はどうしたって捨てきれません。無意識にそのように働いてしまうというのが人間の性です。ここは否定できない。
無意識に我を通してしまうことがどうしてもあるわけです。これはお互い様。
でも、そういう機会をなるべく最小限に留めよう、意識的に我慢しようという生き様も素敵だと思います。
実は、我慢した方がストレスを溜め込まないのかもしれません。
我慢は苦しいことではありますが、他者のための我慢はやさしさであり、心遣いであり、思いやりでもあります。
「ありがとう」の言葉を思いがけず投げかけられたら、ストレスなんて吹っ飛びますよ!
ストレスフリーは難しいかもしれないけど、人間関係を良好にすること、我慢できることは我慢することが、むしろストレスを軽くできる方法なんだと思います。
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