なぜ「身体の声」を聴くと楽になるのか

こんばんは、Mihoです!
昨日の記事

「わたしはなにを一生懸命言い訳して、感じないようにしているのかな」

と書いたらわ~っといろいろ出てきました😲💦

よくこんなに隠しもっているなと感心したり、溜め込んでいて申し訳ないと思ったり、耐えるわたしって健気でかわいいな~と思ったりしながら自分の感情と向き合っています😊
落ちついたら記事のネタにできたらいいな。

昨日は、ショックや精神的な葛藤が強過ぎると、その感情や衝動を感じたこと自体を忘れてしまう・排除してしまうという対処法、抑圧について書きました。
抑圧のポイントは、いったんストレスを見ないようにすることで、ひととき楽になるものの、押し殺した感情は出口を求めてぐるぐると留まったままだし、隙あらば爆発するチャンスをうかがっている、というものでした

抑圧

投影

この図ですね👆🙄

このような暴発を防ぐには、自分の感情を素直にまるっと認めることが大切でした

が、しかし。
ちょっとした我慢なら「あ~あのときイラっとしたわ」とか「めっちゃ傷ついた」と思い出せるのですが、強い抑圧になるとそもそもつらすぎてつらすぎて自分で傷ついたこと自体を忘れたことにしているので、自覚することがとてもむずかしいです

なので、たとえば

・(あのときとても傷ついたので、)人と親しくなるのを避けてしまう
・(あのとき本当に怖かったので、)攻撃される前にやっつけたい
・(あのとき恥ずかしい思いをしたので、)絶対負けたくない
・(あのとき喧嘩してすごくさみしかったので、)NOといえない

のように、抑圧した感情の影響を受けて、自分が無自覚に特定の態度や行動を示していること自体に気づくことがむずかしくなります
本当に大事なのは()のなかの気持ちなのに、()のなかがすっかり抜け落ちて「なぜか」できない・してしまう、と感じます。
そうすると「頑張っているのに、どうして?」とがっかりする結果につながりやすいです。

最近のトラウマ研究の分野では、身体がトラウマの記憶を覚えているということが明らかになってきました。
頭はその出来事を忘れても、身体はちゃんとそのことを覚えているということ。
つまり、抑圧された気持ちはあなたの全身に保存されているのです。

抑圧は一時的にショックから身を守ってくれますが、長い目で見ると、もったままでいるにはあまりに苦しい荷物です。
身体はかわいいあなたを守るために黙ってその荷物を引き受けて隠してくれていたんですね。
ただ、いったん隠したものの、荷物は押入れのなかでどんどん腐っていく……いつかは諦めて大掃除する必要があります。
ただ、頭はまた同じくらいつらい気持ちを味わうのがいやだから、手放したくても、どうしたらいいかわからなくなってしまっているんですね。

クライアント本人はその荷物を背負ったこと自体忘れたことにしているので、「なぜか苦しい」という感覚だけ受け取り続けます。
そして、頭で考えた方法で精一杯努力しますが、なかなか楽になれないのです。

そこで、ココソマセッションでも採用している、身体へアプローチする手法では、抑圧した記憶という荷物を持ち続けているクライアントの身体に「なにがつらいの? どうしたら楽になれそう?」と直に質問してしまいます。
そして、クライアントがもっている荷物がなにかを特定して、できるだけ本人にとって楽な方法でその荷物を手放す方法を見つけていきます。

つらい出来事、かなしい記憶。
それが身体から抜けていくと、抜けていく瞬間は苦しいけれど、ふわーっと身体が緩んで楽になっていきます。
その快感を知っているので、自分と向き合うのが大変だけど楽しいんです。

専門的な方法でなくとも、自分の身体がちょっと楽になるようなことをしてあげてください。
そうすると、あなたも気づいていないがっちりと抱え込んだ感情を解くきっかけが見つかるかもしれませんよ。

夜はまだ冷えますから、ゆっくりお風呂に使って身体を温めてあげてくださいね。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

自分の身体とお喋りしてみたい方、お待ちしています!(

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