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今日は世界自閉症啓発デー💕「ふつう」の定義をアップデートしよう😉

こんばんは、Mihoです。
今日は世界自閉症啓発デー!
これがやってくると一年経ったな……と感じます(職業病😆)

とっても素敵な記事があったのでご紹介。

なんと、セサミストリートには自閉症だと明言された女の子が出てきます。
ジュリアはとってもかわいくて、わたしも大好きです💕
一時期、ぬいぐるみを買うかどうか真剣に悩みました😊

自閉症(ASD,自閉症スペクトラム症)は、①社会性の障害と②常同行動(こだわりの強さ、繰り返しを好む)の2つの特徴をもつ、発達障害の一種です。

障害についての詳細は、記事を読んでいただければと思いますので、別の視点からもう少し情報を付け加えてみたいと思います。

なぜ、セサミストリートがジュリアを登場させたことが素晴らしいかというと、長く続いている子ども番組が、多様性の大切さをメッセージとして発信したからです。

多様性とは「まったく性質が異なる人の集まり」という意味です。具体的には、年齢・性別・宗教・出身地・文化・教育・性的指向・障害・職業・ライフスタイルなどさまざまなものの違いを指します。

少し考えてみるとわかりますが、わたしたち人間は本当に多様な存在です。あなたと似たような人はいるかもしれないけれど、まったく同じという人は一人としていません。

しかし、社会ではつい最近まで、社会のなかで一番数が多い人を「ふつう」だと考え、その「普通」の枠から外れた人を「おかしい」と考えたり、「わざとルールに従わない人」と見なしたり、「劣っている」存在やときに「犯罪者」として扱ってきました。
つまり、「数が多い=普通=正しい」という思い込みが社会にあったのです。

しかし、さまざまな社会運動や研究が進むにつれて、社会のなかでの多数派は数が多いけれど、それは「正しい」を意味しないということが示され始めました。
このような歴史において、障害をもつ人々は、わたしたちの人権意識のアップデートに対して重要な役割を演じてきました。

そして、イマドキの考え方はインクルージョンです。
これは日本語でいうと包括になります。

今まで「普通」があると思いこんでいた社会は、「普通」ではない人々に対して、「普通」になるように教育したりときに罰を与え、それでもうまくいかないときは社会から排除していました。

インクルーシブな社会では、少数派の人に多数派にとって「普通」に感じられる状態を目指させるのではなく、それぞれの違いを大切にしながら、共存することを目指します。

「みんな同じであることが正しいし、みんな同じになりたいはずだ」

この思い込みから自由になることで、わかりやすく排除されていた少数派の人たちだけでなく、いやいや「普通」の生き方をしていた人たちも、自分らしい生き方を追求しやすくなりました。

違ったまま同じ社会で暮らしていくために、現実的な課題は多々あります。
が、このような理念がはっきりと打ち立てられたのは、すばらしい進歩です。

実際に、現代は世界的には人口減少の傾向です。
だからこそ、それぞれ一人ひとりの個性を大切にしていくことは、社会的な急務でもあります。

もともとセサミストリートでは個性豊かなキャラクターがたくさん登場していましたが、ますますアップデートされた、まさにインクルーシブな社会で仲良く過ごす人々の様子が描かれています。
ぜひ一度ご覧いただき、いろいろな個性について、いろいろな個性を包む社会の在り方について考えていただければと思います。

ここまでお読みいただいてありがとうございました!


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