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今あらためて、自分を大切にするために

はじめまして、Mihoと申します。

わたしは、ある大学院の博士課程に在籍しています。
これまで「発達障害」と呼ばれる人たちについて研究してきました。
ここ数年は、支援者として、実際になんらかの発達上のハンデがある方のサポートもしています。

ほんの少し前まで「〇〇できない」ということが
「〇〇しようとしない」本人の性格や意志の問題と考えられてきました。

しかし近年、「障害」が社会で知られるようになり
生まれつきの気質や、人がそれぞれもっている資質の違いへも
やっと目が向けられるようになってきたと感じています。

療育では「できない」に遭遇したとき、その子のせいにしません。
むやみに叱ったり、厳しくしたりもしません。

その代わりに、その子がどこで困っているのかを明らかにし
どうすればその子がその課題を乗り越えていくことができるのか
そもそも、乗り越えずにパスしてもいいのかな、などを考えます。

重要なポイントは、「ふつう」はいったん忘れて
この子はどうしたら楽になるの?
この子のよさを生かすためになにができる?
という視点で考えることです。

なぜなら、発達上のハンデがある人たちは
身体からしてまったく「ふつう」ではない
オンリーワンの状態にある人たちばかりだからです!

なので、「ふつう」と比べるのを止めて、その子のことだけを見て

・身体的なものも含めて、その子の状態を見きわめる
・今の課題を見きわめる
・うまく乗り越えられるようにその子にあった方法で工夫する

ということを繰り返していくうちに
いわゆる「機能が低い」と考えられている子どもたちが
どんどん成長していくのをたくさん見てきました。


この考え方は「ふつうの人」にも広く役立ちます。

「ふつうの人」も課題にぶつかったとき、成長したいときには
必要なケアを受け、自分を励まし、新しく作戦を練ることが必要です。
そして、また元気を出して挑戦することで、可能性が拓かれていきます。

これまでわたしの研究を知って訪ねてくれた方のお話を伺ってきましたが
安心して、自由に、自分について話し、聴かれる大切さを感じました。
わたしたちは、心身ともに安全でのびのびしているときにこそ
自分の新しい可能性を、自分のなかに見いだしていくことができるのです。

社会にうまく適応し、活躍している方もいます。そうでない方もいます。
でも、よく見れば、それぞれがオンリーワンな状態です。
その人の個性に触れるとき、わたしは喜びと励ましを感じます。
そして、多くの人に、安心し自分を大切だと感じてもらいたいと思っています。

これまではご紹介でのみ、ご相談を受け付けていました。
しかし、もっといろいろな人のプロセスに寄り添い
もっとその人らしく歩むお手伝いがしたいと思い
今回、セッションサービスの提供を開始することを決めました。

なにが起こるかわからない時代に生きているからこそ
今あらためて、自分を大切にすることを真剣に考えていただきたいです。
そのお手伝いができる日を、楽しみにしております。

どうぞよろしくお願いいたします。

Mihoがご提供中のサービスはこちらからどうぞ。
ご連絡おまちしています!

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