クライアントエクスペリエンスと財務管理のプラットフォームのサービスを提供するHoneyBook$1.55M調達
〈会社概要〉
会社名:HoneyBook
所在地:San Francisco, United States
CEO:Oz Alon
設立:2013年
総合資金調達額:$241M
調達先:Tiger Global Management、Battery Ventures、Zeev Ventures、01 Advisors
企業URL:https://www.honeybook.com
参考動画:https://youtu.be/dKkCM9sa0xE
同社概要
同社は、主に中小企業やフリーランサーに向けて、クライアントエクスペリエンスと財務管理のプラットフォームのサービスを開発し、提供している。全てオンライン上で請求書の制作や決済、クライアントとのスケジューリングやアプリを使って電話をすることが可能である。同社は、今年にシリーズDで$1.55Mを資金調達している。調達先は、Tiger Global Management、Battery Ventures、Zeev Ventures、01 Advisorsの他、既存の投資家からNorwest Venture PartnersとCiti Venturesも参加している。
同社の特徴
①自動保存システムとリマインダーによる入金漏れの防止
簡単で迅速に問題なく支払いを受けることができる請求書発行が可能。また、お支払い期限のスケジューリングやリマインダー機能も付いており、支払い漏れを減らすことができる。自動保存Bankという機能もあり、支払い金そのまま口座に送金が可能。スケジューリング機能では、会議のリンクや予約を共有することができる。
②より効率的でスマートにするための機能
同社は、zoomやGoogleメール、カレンダーなど、様々な他社サービスを1つにプラットフォーム内で統合しているめ、ユーザーの効率化を測っている。また、契約機能ではオンラインでの署名ができ、通知機能もあるので契約の見落としなどが軽減される。これらはWebサイトで管理することができるが、携帯アプリで管理することも可能だ。
③便利なオートメーション機能
クライアント先や同僚からのメールやタスクの管理を自動で整理することが可能。これにより、メールやタスクの整理をする時間と労力の節約とミスが少ない確実性のある管理システムができている。
同社のサービスとCRM、SFAとの違い
CRM(顧客関係管理)
①顧客データベースの管理機能
②プロモーション機能
③顧客サポート機能
顧客に一斉メール配信やキャンペーン(セミナーやイベント)管理をする。また、アンケート調査の実施や顧客の分析もし顧客との関係構築、情報の管理に特化している。
SFA(営業支援システム)
①現状把握を可能にする機能
②営業活動を効率化する機能
CRMで出た課題からどのようにアプローチしていくか分析し営業する。スケジューリングやタスクの管理、業績のデータ分析のレポートや数値化をする。営業担当者の活動の管理に特化している。
HoneyBook
CRM(顧客関係管理)とSFA(営業支援システ)の各機能を全て1つのプラットフォームにまとめている。そのため、顧客の管理や分析を同時にでき、そのままクライアント先に提案や契約を進めることが可能だ。また、CRMとSFAとの違いは、同社は請求書やお支払いの期限をスケジューリングすることができ、時間短縮や無駄な労力を減らすことが可能。しかし、同社には一斉配信のメールやプロモーションなどのプッシュ機能は付いていない。
同社の料金プラン
同社サービスの料金プランは3つに分かれていて、どれも全ての機能へのアクセスが可能である。しかし、スタータープランだけ、コンシェルジュサポートの期間の制限やチームメンバーを無制限に追加することができない。また、取引額にも制限がかかっている。多くのユーザーに人気なプランは月額$39であり、スタータープランでできないものがこのプランでは可能である。さらに、年次プランでの契約では17%の節約することができる。
同社ビジネスモデル
筆者:ASTRID JULIA(アストゥリッド ジュリア)
問い合わせ先:https://www.cro-ra.com
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?