母の日が苦手だ
はじめに、このnoteは母の日を批判するものでもないし、私と母はとても仲が良いということは事は断っておく。
毎年1か月くらい前からだろうか、あらゆる広告やTVCMが母の日色に埋め尽くされる。
母と一緒にリビングにいながら、そのCMが耳に入ってくる。
それだけでなんだか変な気分だ。
別に悪さをして気まずいわけではないんだけど。
普段照れくさくて伝えられない「ありがとう」を、母の日の力を借りて伝える。
とっても素敵な日なはずなのだ。
わかってはいる。わかってはいるんだけれど、私はどうしてもこの日に「ありがとう」ということに違和感を感じてしまう。
「ありがとう」と言いたくないわけではない。
母には感謝しなければならないことがたくさんあるし、母のことが好きだからそのことだって伝えるべきだと思う。
だけど何だか感謝の強要をされているように感じてしまう。
この母の日に、何かしないと道から外れたやつだと思われる感じもする。
この母の日に、みんながSNSに載せているような素敵な贈り物をしないといけないと言われているような気もする。
私はひねくれているのだろうか。
今日、やっぱり母の日だから、と何かしようものなら、何か言おうものなら、とってつけたような陳腐なものになってしまいそうでしたくない。
今、母が座っている3m先くらいのテーブルでこれを書いているのだが、こんな娘のことをどう思っているのだろう。
母の日なのに何もしない娘のことを。
こんなこと書きながら、涙がこみあげてくる。
私はやっぱりひねくれ娘なのだろうか。
どう頑張っても、今日この日に何かできそうにはないからやめておく。
今度、お菓子でも焼いて、夕飯のリクエストでも聞いてみて、夕ご飯を食べてお風呂に入ったら、コーヒーを飲みながら一緒にKing GnuのLive映像でも見ようかな。