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”面白ければ”何でもいい

10月2日、キングオブコント2021の14代目チャンピオンに空気階段が君臨した。SMクラブでの火事、架空キャラ「メガトンパンチマン」のコンセプトカフェという二つのコント設定はどちらもぶっ飛んでいて、一本目は過去最高得点をたたき出す、まさに圧勝だった。 私はお笑いが好きだ。幼い頃から家でお笑い番組を見たり、地域にお笑い芸人が来るイベントに家族で見に行ったりしていた。 父もお笑いが好きで、サンドウィッチマン、ナイツ、博多華丸・大吉、ブラックマヨネーズなど、ベテランの洗練された

    • Life Is Beautiful

      「優勝は、錦鯉ーーーー!!!!!!」 会場の大歓声と共に錦鯉の二人は抱き合って涙を流していた。それに釣られて審査員も涙ぐむ様子が印象的だった。前年に一文無しとして参上したコンビが翌年に一攫千金を達成し、M-1グランプリ2021は幕を閉じた。 決勝戦では初登場のコンビが多かったにも関わらず、どの組も堂々たる漫才を見せてくれた。さそり座の女、風猫、一日市長、肉うどん、物欲。改めて羅列してみるとそれぞれ個性があって面白い。 大会後にはネット上で漫才論争が起きたり、兄妹のツイー

      • 「#スキな曲を熱く語るwith Spotify」から考えた、自分が選ぶ3曲

        私は音楽を聴くことがとても好きだ。サブスクリプション(Spotify)を使うようになってからは特に様々な音楽を聴くようになった。 「スキな3曲を熱く語る」ということなので、思う存分語らせて頂きたいと思う。今回私が選ぶ3曲は ・サイレントマジョリティー(欅坂46) ・Sincerity Is Scary(The1975) ・SAYONARA(SAKEROCK) である。 サイレントマジョリティー/欅坂46欅坂46(現櫻坂46)のデビュー曲となるサイレントマジョリティ

        • こちら有楽町、耳でつながる25時

          自分はよくラジオを聴く。 特に好きなのはオールナイトニッポン系列で、最も多い時には、一週間で8つのオールナイトニッポン(ZERO)を聴いていた頃もあった。 深夜のリアタイをすることもよくあったし、radikoのタイムフリー機能を駆使しながら大学の授業の合間を縫って聴いていた。 最近は就職活動などの関係であまり聴けていなかったが、そろそろまた聴いていこうと思っている。ラジオにはそれほどまでに惹きつけるものがある。 ラジオと言えば、リスナーからのメールと掛け合い。いわゆる

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        • 「#スキな曲を熱く語るwith Spotify」から考えた、自分が選ぶ3曲

        • こちら有楽町、耳でつながる25時

          ep.1 つむぐ

          朝のニュース番組のエンディング。お天気キャスターのお姉さんは厚手のコートに身を包み、寒波の到来を告げている。エンディングテーマは話題沸騰中のYOASOBIだ。 「パパ-、まゆいくらちゃんにあいたい」 「そうか、じゃあサンタさんにお願いしてみたらどうだ?」 「うん!そうする!」 夕食を食べ終えると、まゆは早速サンタさんへの手紙を書き始めた。 「さんたさんへ いくらちゃんに合いたいです」 習ったばかりの字でそう書き終え、手紙を大きな靴下の中に入れると、ふぁーとあくびを

          ep.1 つむぐ

          誰もが望みながら

          「リバウンドを制すものが試合(ゲーム)を制す」 湘北高校バスケ部キャプテンの赤城ゴリが桜木花道に放った一言 もしシュートを打たれても、リバウンドに成功すれば反撃の糸口になる しかし、失敗すれば至近距離から相手の攻撃を再度食らうことになる 「リバウンド!!」 そう叫んだ赤い髪の青年が敵陣に向かって駆け出していくのは何年も前のことになる あれから時が経ち、covid-19がオフェンスの状態が一年続いている ゴール下の中小・零細企業はスタミナの限界、敵のマークについた

          誰もが望みながら

          酩酊、そしてレイディにメーデー

          数か月前、久しぶりにとある方々と飲みに行った。飲み会自体はリモートで何回か行っていたものの、実際に居酒屋で飲むのは初めてだったため、緊張感と高揚感が入り混じった不思議な感情で電車に乗り込んだ。 現地まで少し遠かったので時間はかかったが、何事もなく指定の駅に着いた。まもなく二人と合流して居酒屋に向かった。着くや否やビールで乾杯。とあるイベントで会ってからちょくちょく連絡を取り合っていた関係だが、このご時世、画面を通さない対面はおよそ一年半ぶりだった。 久しぶりの再会に会話は

          酩酊、そしてレイディにメーデー

          心のプロデューサーは本棚に

          失恋を機に部屋の模様替えをした。 実に陳腐でありきたりな理由だが、模様替えをするには一番もってこいの理由である。 デスクの上を片付け、棚に本を並べ、必要な紙類はファイルへ。テーブルを移動させて掃除機をかけ、全体的に広くなるような配置にした。 休憩がてら本棚の本を眺めてみると、明治の文豪の作品やら芸能人のエッセイやら人気ドラマの原作まで、様々な種類の本が並んでいる。改めて見てみると、ほとんど読まない本も本棚に置いていることに気がついた。 いつだったかネットで「スマートな

          心のプロデューサーは本棚に

          チェンジ・ザ・クダラナイ

          何もやる気が起きない日の夕方、買い物帰りに犬を連れて散歩している女性を見かけた。茶髪ショートヘアでプリントTシャツにジーパンという、オフの「かわいい」が似合う方だった。 思わずじっと見てしまっていたのだが、突然彼女の体が中心からしなるように揺れた。何事かと思ったが、連れている柴犬に引っ張られただけだった。 そこでハッと気づいたのだが、「犬の散歩」は犬側からすると人間を散歩させているのではないか。犬側から考えると自分を人間に飼わせているのではないか。つまり人間は犬の言いなり

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          アンニュイと安寧

          部屋中にKenYokoyamaのギターが鳴り響き、ムクっと起き上がって停止ボタンを押す。 そしてまた倒れ込むようにして枕に顔をうずめる。 朝か。 今日は燃えるゴミの日。面倒だなと思いつつ、重たい体をゆっくりと起こして洗面所に向かう。 顔を洗い終わりカーテンを開けると、特に晴れているわけではなく、どんよりとした灰色の雲が広がっていた。 朝食の支度をするため台所に行くと、シンクの上に昨晩飲んだチューハイの缶とブラックニッカの瓶が無造作に転がっていた。燃えないゴミの日はいつ

          アンニュイと安寧

          自分の周りの、リアルサウンド。

          音楽って、いい。 自分の生活に色をつけてキレイにしてくれる。お蕎麦で言えば薬味のような。ないならないで何とかなるけれど、絶対にあった方が豊かな経験を得られる。 僕は音楽を聴くのが大好きで、1日ずーっとイヤホンをして音楽を聴いている日もある。 ロック、ポップ、アイドル、昭和歌謡…色々なアーティストの音楽を聴くけれど、それは天気や季節によって変わったり、その時の気分によって全く違うものになる。 特に好きなのはロック。 その中でも特に夜を醸し出す雰囲気が好きで、深夜にはき

          自分の周りの、リアルサウンド。

          酒と泪と猫と人

          大学に通い、ある程度の人間関係を持つ上で欠かせないものに飲み会がある。お酒を飲みながら友人や先輩後輩と交流する。プライベートであまり話すことのない方々とも、お酒の力を借りると昔からの親友同然に楽しくお話できるから不思議なものだ。 大人数でお酒を飲むと何かと唱えることの多い魔法の呪文がある。いわゆる「コール」である。 「なーんで持ってんの!ⅹ2飲み足りないから持ってんの!」 「サンダーーバード!!1号!!2号…」 「○○、飲んでなくない?WOWⅹ2」 「1杯2杯はー??当た

          酒と泪と猫と人

          鍋's possibility

          鍋とは便利なものだ。 味噌汁も作れるし肉じゃがも作れるし、蓋は逆さにして投げればフリスビーならぬフリス鍋になり、戦の際は鎖の先に鍋本体を繋いで振り回せばクサリガマならぬクサリ鍋にもなる。近頃は取っ手が取れて本体の大きさも調節でき、影分身攻撃も可能な「てぃふぁーる」という武器も出てきているらしい。なんと便利な。 そんな万能調理器具、鍋。 先日、我が家で友人と鍋パなる会合を開いた時に面倒だからと土鍋を置いていった。 洗って乾かして置いておいたのだが、まぁかさばるし安定した

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          タピオカという名の侵略者

          先日、大学の近くにタピオカ屋なるものができた。まだ行ったことはないので、正確には「できたらしい」。今や空前のタピオカブーム。女子高生はタピオカを神と崇め、ビーダマンのビー玉はタピオカに変わり、年配の方々はタピオカと白玉で囲碁をしている世の中である。 そんな一世を風靡しているタピオカが遂に我が大学にも来襲したのだ。僕は直感的にこれはマズいと感じた。なぜなら時はタピオカ戦国時代。大学がタピオカに侵略されてしまう可能性がないとは言い切れない。もしかしたら大学名がタピオカ大学になっ

          タピオカという名の侵略者