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キャリアを0から再構築。まだまだ成し遂げたい目標がここにはある

『医師・薬剤師の採用市場においてメディアを通し、「国の医療政策に沿った採用・就業の支援」「情報の非対称性の改善」に努め、適材適所の人員配置を促進することで、医師・薬剤師、医療機関の長期にわたるパフォーマンス向上に貢献する』をミッションに掲げるエムスリーキャリアのメディア事業部。
 
さまざまな事業部に点在していたグループが2022年4月に一つの組織として統合・新設された部門の責任者、塚本亮一さんに組織づくりや組織への想いを聞きました。

経歴(所属、職務概要)
塚本亮一 Ryoichi Tsukamoto
東京大学医学部出身。新卒でコンサルティング会社に入社後、個人投資家として活動しながら、投資関連の会社を起業。リーマンショックの煽りを受け、投資業から撤退し、立ち上げ期のエムスリーキャリアに入社。
現在はメディア事業の4つのグループを統括する責任者。


キャリアを0から再構築。成し遂げたい目標が尽きない環境

―塚本さんは、東京大学医学部卒業とお伺いしました。なぜ日本の大学の最高峰ともいわれる東京大学、医学部への進学を決めたのですか?
学生時代はマクドナルドのアルバイトを経験し、責任ある立場で店舗運営に携わったことから、会社全体のこと、ビジネスのことに興味をもち始めました。
そこから「戦略」に関する書籍を読むようになり、将来は研究職ではなく、ビジネスの道に進むことを決意しました。
 
大学3年に上がるタイミングで学部を選択する必要がありました。一方で、アルバイトに熱中しすぎたあまり選択できる学部も限られてしまって・・自分の身体のことで今後役に立つ知識が身に付き、研究内容にも興味があった医師免許を取らない「医学部」を選択したんです。
 
―どういった経緯でエムスリーキャリアに入社されたんですか?
新卒ではコンサルティング会社へ就職しました。「ゆくゆくは起業したい」と考えていたので、あらゆる中小企業の経営者と対峙する中で、起業や経営に必要な知識を身に着けることができたと感じています。
 
コンサルティング会社を退職後は、トレーダーとして生計を立てていましたが、正直孤独を感じる場面もありました。
そこから個人投資家向けのサービスを仲間と立ち上げました。しかし、リーマンショックの煽りを受け、倒産を余儀なくされたんです。
 
転職活動を進める中で、大学時代に学んだ「医療」に関連するエス・エム・エスの説明会に参加したときのことです。
説明会の最後に、ファシリテーターから「エムスリーキャリアを立ち上げること、その選考に進めること」が聞かされ、エムスリーキャリアに興味をもちました。
 
というのも私自身、事業の立ち上げ経験があり、0から作っていくことに興味があったんです。
無事内定の連絡をもらえて、迷いや不安なく入社を決意しました。

自分でキャリアを描ける環境。試練も仲間と乗り越えられる

―入社前は転職・起業などいろんな経験をされていますが、エムスリーキャリアは10年以上続けられているのはなぜですか?
頑張った分・成果を残した分だけ、いろいろ挑戦させてもらえるから飽きない、それが一番の理由です。
自分がやりたいと言ったことができているので、仕事が楽しいですし、成長も実感できています。
 
働きやすさを実感できるのは、良い人が多いからですね。
困っていると上司や仲間が真剣に考えてくれ、助けてくれます。一緒に同じゴールを目指す人がいるからこそ、私自身も頑張りたいと思えます。
一人では挫けそうになるときも、仲間が支えてくれるからこそ、14年目も変わらず働き続けられているんじゃないでしょうか。
 
―入社後は短期間で役割が変わっていますが、戸惑いはありませんでしたか?
2、3年のスパン、かつ希望するタイミングで役割が変わっているので、私にとってはポジティブな印象しかありません。
 
入社当時はリーダーになることを目標にしており、1~2年で実現できました。リーダーになってからは、サービスを運営し、戦略・企画に携わり、事業を育てていきたいと考えていました。
その先に、事業責任者になることを目指していたため、身につけておいた方が良いと思った人事領域=採用にも携わることに挑戦しましたね。
 
エムスリーキャリアでは、成し遂げたい目標がどんどん生まれてくるので、それを実現・達成できるよう実績を創っていくことを重要視していました。
 
―自身の成長を最も実感できたのはどんな時ですか?
薬学生向けの就職支援サービスを提供しているのですが、コロナの影響により大規模合同説明会がすべて実施できなくなってしまった時です。
 
このイベントの開催が就職支援事業の8割の売上を占めていたため、このままだと売上が立たず、サービスがなくなってしまう危機でもありました。
 
薬学生にとって就職活動に必要な情報収集の機会をなくさないこと」、「医療機関にとって新卒採用の機会損失をさせないこと」、を実現できるよう急遽オンラインイベントの開催を決断しました。
 
これまでオンラインでのイベント開催経験はありませんでしたが、顧客の声を最前線でヒアリングし、ニーズを把握しているメンバーがいたからこそ、スピーディーに企画・調整を行えました。当社にお任せいただいている企業にとっても、薬学生にとっても良い情報提供の機会を守ることができて本当によかったです。

メディア事業部の統合。生み出したい価値とは?

―FY22よりメディア事業部の部長。事業部が統合されたことによりどんな変化がありましたか?
統合前までは、各サービスが異なる別々の事業部内に点在していました。
メディアという軸で事業部を統合しましたが、これまで一つの事業部の中に薬剤師と医師向けのサービスが混同している事例はありません
 
例を挙げると「就職支援」という軸でも薬剤師・医師向けのサービスや提携サービスでは求人広告事業が立ち上がったりしています。
それぞれのターゲットに対し、複数のサービスを提供している状況なので、統合当初は組織としてバラバラでしたね。
 
メンバーからすると「なんで統合されたの?」という寄せ集め感があったと思います。
当時は部長という立場でありながら、正直「一体感を持たせることは程遠い・・」と感じていました。
 
そこでメディア事業部のミッションの設定から手を付けました
今あるサービスの現在地、何を目指すのか、について時間をかけて設定し、ことあるごとにメンバーに伝えるようにしました。
 
また、半年~1年程のタイミングで、事業部総会やグッドプラクティス大会などを開催する中で、それぞれのグループ・サービスのことを互いに知り、活躍している人を知ってもらう、という機会を設定しました。
 
他のサービスやメンバーのことを知ることで、自分のサービスにどんな影響があって、事業部としてどうなりたいのか、ということを意識的に考える機会をもつものです。
 
そのような活動を繰り返すことで、メンバーも少しずつ他のサービスに興味をもち始めるように。
それ以降は、グループを超えたコミュニケーションも増えてきており、一体感が生まれている、と感じています。
 
当初、寄せ集め感がありましたが、向かっている方向性や各サービスの意味合いが分かってくると、事業部として統合された意味も理解できます。
そして、いろんなノウハウの共有ができることで相乗効果も期待できています。
 
―エムスリーキャリアにおける「メディア」は、組織や事業におけるどういう立ち位置ですか。
それこそ統合前は、別々の事業部内に点在していたため、主力事業の補完的な事業の立ち位置だったと感じています。
 
提携サービスにおいては、医師・薬剤師にとって影響力のあるポータルサイトを作って、医師キャリア事業部・薬剤師キャリア事業部へ送客する役割が大きかったです。
就職支援サービスも、医学生・薬学生のうちからエムスリーキャリアを認知してもらい、エムスリーグループのサービスを活用してもらう、そして将来的にエムスリーキャリアの転職サービスも利用してもらうため、という意味合いが強かったですね。
 
一方で、「エムスリーキャリアのミッション」、「圧倒的No.1になる」、という目標を実現するためには、メディアが強くなる必要があると私は考えます。
また、圧倒的な価値をステークホルダーに提供するためには、「強いメディア」を作らないといけない、という使命感もありました。
 
「強いメディア」を実現することで、専門家による勝ち残るキャリア支援が可能であり、より多くの人に働きかけができることは圧倒的にメディアの強みでもあります。
1対1のサービスでは対応しきれない人々へのサービスはメディアでないとできないからです。
副次的な立ち位置ではなく、メディアとしてもNo.1になるための状況を作っていくことが期待されています。
 
―塚本さんの描く強いメディアとは?
正確性・公平性を担保しながら、対象者が求める内容が使いやすい状態で網羅されているメディアです。
その上で、対象者が活用イメージをもち、高い成果(マッチングの量・質)を得ていることだ大事だと考えます。そのためのサポートを、活用前、活用中、活用後も実施することで、さらなる付加価値を提供していること、と定義しています。

メディアは良いサイト・コンテンツを載せること、に注力しがちですが、成果までコミットしてこそ、良いメディアだと考えています。
もちろん、仕組み化し実現できるものは限られていますが、今できることを考えてメディアを使い成果を最大限に高め、付加価値を提供していきたいです。

「メンバー全員が企画者」。メディアだから実現できる成長

―他のサービスと比較するとターゲットが幅広いですが、他事業部と連携して仕事を進めることはありますか?
マーケティング担当やエンジニアとの連携の機会は多く、特にマーケティング担当との連携はメディアにおいては必須です。
サイトの利用やイベントへの集客においては、マーケティングの専門的な知見が必要なため、サービスの現状を共有しながら施策を進めます。そのために定期的なMTGを実施し、情報共有の場としています。
 
エンジニアのメンバーにもたくさん協力いただき、私たちのアイデアを技術で形にしてもらっています。
 
また薬剤師キャリア事業部や医師キャリア事業部との連携もあります。
たとえば、薬剤師キャリアのコンサルタントが薬学生向けの就職イベントに参加することも多く、就職活動に不安を抱える薬学生のフォローをお願いしています。
全国で就職イベントを開催しているのですが、延べ150人以上のメンバーに協力してもらっています。
 
このように連携を取り、他事業部の力を借りながら、就職イベントを運営しています。他事業部の協力なくしては、メディア事業部は成り立ちません
 
―メディア事業、今のフェーズだからこそ得られる経験値・成長は?
まだまだ組織としてもサービスにおいても成長・改善できる余地がたくさんあります。
メディアに関しては、システムやテクノロジーが進むと新しいツールもどんどん出てくるので、いち早く取り入れないといけない分野であり、常に改善が求められます。
 
私のような責任者という立場の人間だけでなく、メンバーも顧客のニーズの変化をいち早く察知して、共有してほしいと考えています。
そのうえで次に何をしないといけないのか、改善や企画に取り組むことは、全員の役割だからです。
 
私自身「メンバー全員が企画者」として接していますし、みんなも理解してくれています。定期的に直接顧客やユーザーと接しているメンバーからの気づきやアイデアを集めるMTGを開催しており、そこで集めたメンバーのアイデアから商品として多くのものが形になっています。
 
就職イベントや就職サイトの改善も無数にあるからこそ、一人だと気づけないことをみんなで一緒に考えて、作っていけることは、それぞれの経験や成長に繋がっていると感じています。
 
そういった意味でまだまだ落ち着かない事業部のため、常に変化が求められますし、それが楽しめる人だと面白いと感じてもらえると思います。
ニーズを形にしていくこと、常に変化することを楽しめると、自ずとスキルアップに繋がってくんですよね。
 
―事業部として今後どういう姿を目指していますか?
さっきもお伝えした「強いメディア」を目指していきたいです。メディアの良いところは隅々まで情報をいきわたらせることができることです。
私たちの提供するサービスを新卒・中途・派遣に関わらず、網羅的にいきわたらせる状態を作っていきたいと考えています。
 
今の課題は、マネジメント人材の育成です。
新しいサービスがどんどん立ち上がっていますが、主導して進められるメンバーがたくさん育っているという状況ではありません。
今後、事業部の中でしっかり育成していくことはもちろん、能力のある人の採用を積極的に行っていきたいです。
 
そのため、サービスのグロースに携わりたい、マネジメント力を高めたい、と考えている人にとっては機会の多い環境です。
 
医師・薬剤師のプラットフォームが圧倒的No.1であり、得られる情報はどこにも負けません。
確かな情報をもとに確かな施策を立てられるため、成功する確率も高くなります。そういった良い循環もダイレクトに感じながら事業を作って、成長できるのはエムスリーキャリアならでは、ではないでしょうか。
 
さらなる成長が期待できるメディア事業部に期待し、メンバーと「強いメディア」を実現していきます。
 
―最後に、「キャリアを0から再構築するため」にエムスリーキャリアに入社されましたが、入社時の目標は叶っていますか?
あの頃の目標は叶いました。
グループマネージャー(1つのサービスの責任者)になったのが、2017年で入社7年目のときです。そのときに一度目標は達成しました。
現在は、いろいろなサービスを育てられるようになりたい、その中でシナジーを生み自分だからこそできる事業成長を実現したい、という新しい目標があります。
 
エムスリーキャリアでは、常に目標が尽きません。
だからこそ、これからの自分にも期待しています。

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