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【前編】「社内SEってどんな仕事?」開発・保守だけに留まらない多様な役割

皆さんは、”社内SE”と聞くとどんな業務を想像しますか?
ヘルプデスク?システム保守?
会社によって役割はさまざまですよね。

今回は、エムスリーキャリアにおける”社内SE”の具体的な業務内容とやりがい、おもしろさをお伝えするために、IT推進部 戦略推進グループ(社内システム開発部門)でリーダーを務める本間さんにインタビューを行いました。


こんなにあった。バリエーション豊富な社内SEの仕事内容

ー現在の業務内容を教えてください。
メインは当社のSFAシステムであるSalesforce(以下:SF)の追加機能の開発を行っています。
SFを活用している営業職・コンサルタント職の社員からSFの機能追加・改善要望などが私たちに届き、その要望に応えています。

所属している戦略推進グループという部門の中では、医師向けサービスを担当するチームと薬剤師向けサービスを担当するチームに分かれていて、私は医師向けサービスを担当しています。

医師向けサービスの中でもいろんなサービスがあるので、それぞれの部門から依頼を受けて対応している形です。
ただ、サービスは複数あってもシステムの基盤は一つなので、共通化できるものは共通化したり、各部門間で調整が必要なものは間に入って調整を行ったりと、システム開発以外の業務も担当しています。

ユーザーから直接依頼を受けて開発を進めていくのですね。具体的にはどのような依頼が多いのですか?
実際にシステムを使っている社員から依頼を受けるので、「ここの画面の表示の仕方や項目を変更してほしい」であるとか「データ分析をする上で、こういう数字を抽出したい」などの依頼を受けますね。
その他にも、求職者と求人を自動で提案する機能の開発などもしています。

具体的には、まずは現場のコンサルタントから、業務を進めていく中で困っている内容についての相談を受けることが多いです。それらの課題をどのように解決するか自分で考えて、提案する形です。
一方的に依頼が投げかけられるわけではなく、逆にエンジニアだけで開発を進めるわけでもなく、ユーザーと一緒に課題を掘り下げていきながら、最適な解決策を探っていくようにしています。

依頼を受けたらそのまま開発するのではなく、依頼者とコミュニケーションを取りながら案件を進めていくのが特徴ですね。
具体的に変更したい内容を依頼いただくこともありますが、その依頼内容をもっと掘り下げていくと、実は別の課題があることが明らかになることも結構あります。

ーメインの業務はSFの開発ということでしたが、それ以外のシステム開発を行うこともあるのですか?
はい、いろんな業務に関わる機会に恵まれています。
例えば、Marketoのような外部サービスとの連携や、DWHとの連携、BIツールを用いたデータ分析や保守、機械学習を使ったりもするので、さまざまなシステムと連携した新機能の開発に携わる機会は多いですね。

過去に自分のチームで開発したものの例としては、機械学習を使って求人と求職者のマッチングの精度を図ったり、病院の経営診断を行えるツールを開発したりしました。

好きな手法で進められる!? エムスリーキャリアでの技術選定

皆さんが想像する以上に、いろいろなシステムと連携しているんですよね。
新しいツールを開発したり、新たなシステムと連携させたりというアイディアは、エンジニア発信のものがほとんどだと思います。
その場合、開発業務だけでなく、要件定義や技術選定、設計から携わるので、担当するエンジニアがやりたい手法で進められることも多いです。

やりたいと自分から手を挙げれば任せてもらえることも多いので、興味がある分野にチャレンジできる環境なのは、とても良いなと感じています

私、個人的にGo言語が好きだったので、プライベートでも積極的にコーディングしていたのですが、せっかく勉強するなら業務にも活かしたいとずっと思っていたんです。
そんな中で、自分に割り振られた開発案件があったのですが、求められている要件が結構難しい内容だったんですよ。
その時に、その要件を満たすにはGo言語で開発するのが最適だということに気付いて責任者に提案してみたら、思っていた以上にすんなりOKしてもらえました。
社内でGo言語を使っているのは、直近で自分が携わっていた中では見たことがなかったんです。自分が所属するグループでは初だったのでは?と思っています(笑)

これまでメインで採用していない技術でも、適した場面があれば積極的に使っていく意思決定がされていきますし、実際に開発するエンジニアの意見を尊重してもらえる環境だと思います。
でも、なんでも好きなようにやって良いかというとそういうわけでもなく、他にも使いたい技術を一緒に提案したのですが、それは承認されませんでしたね。
ただ、その理由もしっかりフィードバックしてもらえて、その内容は納得感がありました。その際に、あくまで使いたい技術を優先して技術選定するのではなく、サービスやプロダクトにどう技術を活かしていけるのかという視点が大事なんだということにも改めて気づかされましたね。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。
後編では、本間さんがエムスリーキャリアに入社してから実際に経験した事例や、今後の展望・目標について聞いています。
是非そちらもご覧ください!


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