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春野りりん
2017年11月28日 15:44
短歌結社「短歌人」の大先輩、蒔田さくら子さんが、懇親会の席でグラス片手にこうおっしゃったことがある。「短歌の添削を頼まれて、直してしまうのは簡単。そうすればその一首はいい歌になるし、直されたひとは、そういう歌の詠み方を身につけられる。けれども長い目でみると、手直しすることがいいとも限らない。だから、こうすればうまくなるという指導ではなく、個性を大切にするようにと言葉をかけてきた。はじめ