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断食?絶食?⑥体操「呼吸法」編

運動系と調整系

体操は「運動系」「調整系」の2つに分かれます。
どちらも「からだ」を動かすということでは変わらないのですが、どこを意識して動かすかによって効果も違います。
「運動系」は筋肉に負荷をかけ鍛える。
「調整系」は関節を動かし循環を良くする。
筋肉を使うにはエネルギーが必要です。 エネルギーを使うと物質は変化し、排泄か再利用されます。 このエネルギー消費の循環が悪ければ筋肉は効率よく成長できません。 「運動系」と「調整系」を意識し分け動かすことが大切です。
運動前後に行われているストレッチには動的と静的があり、ストレッチの意味を誤解し行っている人は多いと思いますが、それだけストレッチの解釈が多様になり変化しているということでしょう。
「運動系」の体操は詳しい人がたくさんいますからそちらにお任せします。
「調整系」の体操についてお伝えいたします。
筋肉の特徴も併せて知っていただく必要があります。 それは筋肉を動かすエネルギーの違いです。 糖を主エネルギーとしている運動筋(白色筋線維)と酸素を主エネルギーにしている姿勢筋(赤色筋線維)です。 特にこの姿勢筋を動かしていきましょう。

胸式呼吸

胸式呼吸(基本)です。
胸式呼吸は慣れていないと上手に呼吸、特に吸うことが難しいです。 たくさん呼吸を行えばいいということではないので、最大で1日10回程度(1度に行う回数は3回)を目安に行いましょう。 この呼吸は普段の呼吸(腹式呼吸)にとっても必要な呼吸です。 日常何気ない呼吸が浅くなるというは夜に行われる基礎代謝にも影響が出ます。 吐くことより吸うことに慣れ肺と横隔膜の機能を高めていきましょう。
※医学的に「腹式呼吸」とは普段の無意識の呼吸・睡眠時の呼吸のことで、 深呼吸やお腹を膨らませるような呼吸のことは言いません。

それでは胸式呼吸を始めましょう。
①姿勢を作ります「仰向けで寝る(枕は必要ありません)」か「立つ」姿勢
 を作ります。 
②軽く鼻で吐きます。
③鼻で始めは浅くゆっくり吸い(吸うことは止めない)、少しずつ深く吸い
 ます。 5秒ほどでいっぱいになるように吸います。
④吸ったり吐いたりした時に動くのは胸(肋骨)と溝内(横隔膜の移動)で
 す。 顎や肩を上げず(力をできるだけ抜いて呼吸に集中)、吸うとき背
 中を反ったり、吐くとき背中を丸めたりしないようにしましょう。
⑤吸い終わったら呼吸を止めず、すぐ鼻で吐きます(苦しい場合は慣れるま
 で口で吐きましょう)。
⑥ゆっくり吐き始め、すべて5秒程度を目安に吐き切りましょう。
⑦吐き切ると苦しくて、自然に1度大きく吸うことになります。 この時も
 鼻で吸いましょう(無理をせず慣れるまでは口でも構いません)。
⑧あとは自然に普通の呼吸に戻りますから30秒程度、意識せず呼吸をしてく
 ださい。
⑨これを1度に3回程度行います(1日10回程度)。
※注意
「仰向けで寝る」か「立つ」、2つの姿勢以外では行いません。 椅子に座ったり、正座してなど違う姿勢では行わないようにしましょう。

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