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新卒社員の仕事紹介 社内横断のデータ活用に取り組むデータサイエンティスト編

LINEヤフーには、さまざまな領域で活躍するエンジニアが数多く在籍しています。そのなかには、新卒入社し、早くも重要な役割を担っている若手エンジニアも多くいます。今回は、社内の横断データ活用に取り組むデータサイエンティストの中田 惇貴さんに、新卒入社社員としての仕事内容やその魅力について伺いました。

プロフィール

中田 惇貴 / Atsuki Nakata
LINEヤフー株式会社データグループDSV統括本部1本部1部特徴量加工チーム
2023年3月:情報理工学系研究科 電子情報学専攻 修士課程 修了
2023年4月:ヤフー株式会社入社 2023年8月:データサイエンス統括本部2本部横断データ利活用推進室 ベクトル開発チーム
2023年10月:データサイエンス統括本部2本部横断データ利活用推進室 特徴量探索チーム
2024年4月:データサービス統括本部1本部1部特徴量加工チーム

中田惇貴(なかた あつき)
2021年、旧ヤフー(現LINEヤフー)のインターンシップに参加後、2023年に新卒入社。データサイエンティストとして社内を横断するデータ活用に従事。


自己紹介をお願いします。

中田惇貴です。2021年、旧ヤフー(現LINEヤフー)のクラウドソーシングを扱うチームでのインターンシップに参加後、就職活動を経て2023年4月に旧ヤフーに新卒入社しました。

入社してからはどのような業務に携わっていますか。

入社してからは、社内を横断するデータを活用するチームに所属しています。LINEヤフーにはeコマース、メディア、広告など、多岐にわたるサービスがあり、それぞれが多くのデータを生成しています。私たちのチームは、これらのデータを統合し、横断的に分析・活用することで、会社全体に利益をもたらすことを目指しています。

具体的には、ユーザーの行動データをもとにしたユーザーベクトルの開発や、特徴量の有効性を検証するシステムの開発を行っています。たとえば、「Yahoo!ショッピング」のデータからユーザーの購入傾向を分析することで、その結果をほかのサービスにも応用できます。このようにして、私たちのチームはあらゆるデータを活用し、ユーザーに最適なサービスを提供するための基盤を構築しています。

入社後の仕事
データサービス統括本部1本部1部
以前は横断データ利活用推進室
社内を横断する様々なデータを利用

ユーザの行動からユーザベクトルを開発

特徴量を加えた際にその特徴量がどの程度有効か検証

私たちのチームでは、特定のサービスだけでなく、社内の多くのサービスを横断的に扱っています。これにより、データの相互利用が可能となり、サービス全体の価値を高めることができます。例えば、eコマースのデータをニュースサービスに活用することで、よりユーザーに関連性の高いニュースを提供できるのです。

また、私たちのチームでは、特徴量の有効性を検証するシステムを開発しています。このシステムは、社内の多様なデータを利用し、どの特徴量がどのサービスに有効かを定量的に評価することができます。これにより、各サービスが最適なデータを利用できるようになり、全体のパフォーマンスを向上させることができます。

LINEヤフー株式会社となった2023年10月以降は、旧ヤフーと旧LINEの環境を統合し、LINEヤフーとして最適な運用方法を模索しています。これにより、両社の強みを生かした新しいシステムの開発が進んでおり、非常にやりがいを感じています。

特徴量加工チームでの仕事
有効な特徴量を見つける
どの特徴量を選択すべき?

社内の特徴量をオフラインテストする環境を開発
特徴量Aを加えた時にスコアがどの程度向上するか
特徴量を加えなかった場合と特徴量を加えた場合とを比較

これまでに行った開発
ユーザが利用しやすいような入出力の形を提供
一連の処理をワークフロー化
評価に用いるタスクの追加

現在の開発
LINE環境との統合

私は入社2年目ということもあり、基本的には開発業務が多いです。朝は10時から10時半までの30分間、毎日チームメンバーと進捗状況や課題を共有する定例ミーティングがあります。

また、週に一度、プロジェクトの詳細な打ち合わせや問題解決のためのディスカッションを行っています。

それ以外の時間は主に開発業務に集中しています。開発の合間には、必要に応じて他のチームメンバーとコミュニケーションを取りながら、効率的にタスクを進めています。

仕事のやりがいやおもしろさはどのようなところにありますか。

やりがいやおもしろさは、やはりユーザー向けのサービスを提供することにあります。ユーザーからの要望が直接飛んでくることが多く、その要望に応えてシステムを改善し、ユーザーが喜んでくれる瞬間に非常にやりがいを感じます。ユーザーにとって使いやすいシステムを作り上げることができたときはとても達成感がありますね。

活躍している社員の特徴を教えてください。

幅広い分野にわたって積極的に発言し、タスクに取り組む方が活躍している社員の共通点かと思います。たとえば、私のチームでは多くのタスクがありますが、それらに対して積極的に意見を出し、さまざまな分野に跨って貢献する人が多いです。そういった姿勢を見ると、本当にすごいなと感じますし、自分も先輩や同僚の姿を見ながら積極的に取り組むように意識しています。

選考を受ける前に取り組んでいたことはありますか。

選考を受ける前には、主にコーディングテストの勉強に取り組んでいました。当時は趣味として競技プログラミングを行っていましたが、その経験がコーディング力の向上に役立ちました。競技プログラミングを通じて、アルゴリズムやデータ構造に関する知識を深めることができ、結果的に選考の際にも非常に役立ったと感じています。

入社の決め手を教えてください。

インターンシップを通じて社内で使われている技術やライブラリに触れられた点が大きかったです。一般的な技術の知識だけでなく、社内で使われている特有の技術にも前もって触れられたため、入社後もスムーズに業務に慣れることができました。この経験は就職活動においても大きなアピールポイントとなりました。技術面や開発経験を通じて自信にもつながり、自分の強みをアピールする良いきっかけとなりました。

もう一つの大きなきっかけは、自分のやりたいことについて考える機会を得られたことです。当時、私は修士1年生で、自分が会社に入って何をしたいのか明確なビジョンがありませんでした。しかし、インターンシップを通じてデータを活用し、何らかの利益を生み出す開発をしたいと漠然と思うようになりました。この経験が、最終的に入社を決める大きな要因となりました。

入社後の働き方はどうですか。

私たちのチームは基本的にリモートワークを行っていますが、オフラインで会って仕事をするメリットも重視しています。そのため、週に1回程度の頻度でオフィスに集まることも増えています。実際に顔を合わせるとチームメンバー間のコミュニケーションが強化され、協力してプロジェクトに取り組めています。

私自身は東京に住んでいるため、出社に関して特に大きな変化はありませんが、関西に住んでいるメンバーも多くいます。たとえば、大阪に住んでいるメンバーが新幹線で東京のオフィスに出社することがあります。こうした柔軟な働き方ができる環境が整っているため、遠方に住んでいるメンバーも無理なく働けるように思います。

また、スキルの向上を目指した勉強会など、自主的な活動を行うこともあります。私も同期同士で論文輪読会を企画・開催し、2週間に1回程度の頻度で開催しています。また、特定の分野に関する知識を共有するために、チーム単位での論文輪読会も突発的に行われることがあります。これらの活動を通じて、最新の知識を共有し、スキルを向上させる努力をしています。同期やチームメンバーと切磋琢磨し、楽しみながら取り組んでいます。

今後のキャリア目標を教えてください。

データの価値をユーザーに早く、正確に提供できるエンジニアになりたいと考えています。そのためには、単純にデータ自体を眺めるだけでなく、サービスの実態を知ることや実際のユーザーとのコミュニケーション能力も大事になると思います。今後業務を通じてそういった多種多様な能力を身につけていきたいです。

最後にメッセージを。

LINEヤフーには多くのサービスがあり、それにともない多くのデータが存在します。このような環境でデータの価値を見つけることはエンジニアとして貴重な経験であり、成長できる機会が多いと感じています。もし多様なデータに触れてみたいと考えているのであればおすすめの環境です。ぜひご応募をお待ちしております。


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