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母国を離れて日本でデザイナーになった話

様々な年代・性別のメンバーが在籍するLINE Fukuokaのデザインチーム。
最近では様々な国籍のデザイナーが増えてきました。
今回は、タイと韓国出身の4人の社員にインタビュー。社歴や担当サービスの違う
4人のデザイナーに仕事に対する本音や母国とのギャップなどを聞いちゃいました!

今回はこちらの4人のメンバーに協力してもらいました!

日本でデザインの仕事をしようと思ったきっかけは?

ノック いろんな国のデザイナーが集まって自分が携わるプロジェクトや会社を紹介するカンファレンスが東京で開催されるということで、思い切って来日しました。そこで日本のデザイナーが大好きになって、タイの会社を退職して日本にきました。

ジヨン  私はワーホリで福岡に来たんですけど、もうちょっと住みたいと思って。
当時コンソールゲームが好きで、UIデザインにも興味があったので、ゲームのUIデザインをやってみたいと思っていました。そういう気持ちから思い切って日本で就職しました。コンソールといえばやっぱり日本ですよね。

ドンハ  私は5年前に福岡に来る機会があって、それが初来日でした。
福岡は空気がとても綺麗で、目に移る景色がソウルとは全然違って夜景も素敵。
そんな福岡に魅了され住みたいと思ったのがきっかけです。

ユンジ 私もジヨンさんと同じくワーホリで東京に行きました。
デザインは韓国のほうがトレンドの流れが早いなと感じましたが、日本のデザインはユニークで独特なものが多い印象です。日本のドラマやアニメが好きで旅行へ来てましたし、落ち着いた雰囲気が好きで日本でデザインをしたいと思って転職をしました。

なぜLINE Fukuoka(以下LFK)を選んだ?

ジヨン 私がワーキングホリデーで日本に来たとき、普段の生活の中で韓国との違いに困ったことがありました。そのとき、福岡市のLINE公式アカウントを見つけてすごく助かったんです。あとでLFKで作ってることを知って。私もこんなの作ってみたい!と思いました。

ーー確かに、LFKは福岡市との取り組みが多いですね。

ジヨン はい。ゴミを分類する時とても助かりました。
「扇風機」って送ったら何のゴミなのか教えてくれるんですよ。
日本人だけでなく、福岡に住んでいる外国人も助かると思います。

ノック 私はLINEの着せかえが好きで、入社前からユーザーとしてずっと使っていました。転職活動中に着せかえデザイナーの募集があることを知り、それまでは印刷関係の仕事をしていたのですが、デジタル領域もやってみたくてLFKを志望しました。

ーー福岡の印象はどうですか?

ユンジ 空港と街が近いので博多や天神まで15分程度で移動できて便利です。
東京と比べると福岡の人はゆったりと生活している印象で、自然が多く海も近くて良いですよね。

エントランスでパシャリ☆

母国と日本の働き方や前職との違いはある?(コミュニケーションの面など大変だったこと・苦労したことはある?)

ノック 前職と比較すると、ワークライフバランスが本当に良いと思います。
定期的にオンラインでチームビルディング(食事会)が開催されるので、コミュニケーションも取れます。私は日本語がまだ得意ではないですが、みなさん優しいのでゆっくり話してくれますし、社内のコミュニケーションツールには翻訳機能があって助かっています。

ジヨン デザインの話ですが、お正月のクリエイティブの雰囲気は韓国と日本は違いますよね。「こんな雰囲気で合ってますか?」と確認しながら乗り越えた記憶があります。

ユンジ 私は最近制作したデザインに月見のバナーがありましたね。
月見は韓国の「秋夕(チュソク)」で、時期的には一緒なんですけど、
色味とか、雰囲気、ビジュアルが結構違うんですよ。
ジヨンさんと同じく苦戦しました、やっぱり文化の違いがあるんだなあと感じました。

ーーどう解決しましたか?

ユンジ その時は同僚から日本の月見の資料を共有してもらいました。やっぱり調べるしかないんですよね。
例えば今の時期って飲食店でも「月見◯◯」みたいなメニューが出るので、そういうデザインをたくさんベンチマークしました。

母国と日本のデザイン・デザイナーにギャップはある?

ノック タイはビビットカラーの使い方がうまいと思います。
日本の方がちょっと落ち着いた感じのトーン。タイのデザインは明るかったり、まぶしいですね(笑)

ジヨン 個人的に、韓国は3Dを使ったデザインが多い印象で、日本は手書き文字などエモい系のデザインが多いと感じました。
それと、日本はCMにもアニメのキャラが出たりしますよね?そういうところも
韓国ではあまり見かけなかったので面白いです。韓国は文字ドン!って感じです。

ドンハ 韓国のデザインはトレンド感を大事にしてる印象です。
新しいことに敏感で受け入れるのも早く、新しいものはみんなで取り込んでいくみたいな。そういったエネルギーは強みだと思います。
日本はトレンドを重視しつつ、戦略やビジネス目線でもデザインを考えているところが強みではないかと感じました。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました!
「母国を離れて日本でデザイナーになった話」いかがだったでしょうか?
実際に今回の記事で、LINE Fukuokaデザインチームの働く環境や雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。

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