2020夏
つまらない夏だった。
夏が終わってしまった。
「特別な夏」だったという。だからなんだ。
小5の夏は一度しかない。大学1年生の夏も一度しかない。50歳の夏も(笑)
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唯一コロナで良いことがあったとしたら、
自分で考え、自分で判断するという、人として当たり前の行為が、少し進んだことだろう。
いつまでも守ってもらえると思うな。
そんな時代はもうすぐ終わるぞ。
東日本大震災でも変わらなかったこの国が、コロナでようやく変わる。
オフィス街に人が溢れることはもうないし、遊ぶために大学に進学する学生もいないだろう。
時代は次のフェーズに移った。
希望があるかどうかは分からない。無責任なことは言えない。
でも実はやることは単純で、どんな時代であろうと、生きものとしての使命、命尽きるその時までただサバイブするのみ。命をまっとうするだけだ。
執着を捨て、できるだけシンプルに、強く濃く。生きる。
写真家の俺は写真を撮る。人間できることは限られてるよ。
でも、2021年の夏はもう少し気軽になってたらいいね(笑)
頂いたご支援は取材費に充てさせていただきます。その体験を写真や文章を通じ、みなさまにフィードバックできたらなと考えます。