Lurie:住まいと暮らしをオモシロク

住宅コンサルタント|二級建築士|宅地建物取引士|インテリアコーディネーター|2級FP技…

Lurie:住まいと暮らしをオモシロク

住宅コンサルタント|二級建築士|宅地建物取引士|インテリアコーディネーター|2級FP技能士| 仕事・人生の経験の中で学んだ事をご紹介。関西在住。mail:na.lurie72@gmail.com

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住まいを選ぶということ

・住まいを選ぶということ 洋服を選ばれる時、あなたならどういう基準で選びますか? 「デザイン、色」、「着心地」、「素材、質感」、その他さまざまな要素が考えられます。 例えば、パーティーや結婚式などに招かれた時は?となると「デザイン・色」など、見た目の美しさがメインになると思います。 キャンプへ行く時は?の場合は「機能性・丈夫さ」などになる事も多いでしょう。  さてそこで、「今から選ぶ一着で一生過ごさなくてはならない」としたらどうですか? すぐに返事が出来る方は少

    • デッドスペースに本棚を!セルフリノベ

      少し前に取得した中古マンション。 図面を眺めていて、ユニットバスの横に大きめの「デッドスペース」を発見。30㎝×90㎝程はある。そこは廊下に面する場所なので、利用価値がありそう。 新築戸建ての設計に携わっているが、こんな「もったいない」ことは…放っておけない。 (大邸宅なら話は別ですが) ただでさえ収納不足なマンション、少しでも収納場所ご欲しい! 何とかこの想定が正しいかを確認したいが… そこで、ユニットバスの天井の点検口から手を伸ばし、写真を撮ることにチャレンジ さら

      • 住宅メーカーに尋ねるべき事

        既にSNSなどで情報が飛び交っており、下調べをしてから住宅会社に頼む方も多いこの頃。 でも最後はやっぱり、自分の目で見て、耳で聞いて判断したいですよね? 長らく住まいに関わる仕事をさせて頂いて、まず最初にしっかり聞いていただきたい事、それは、 「御社の一番の特徴は何ですか?」と聞く事です。出来れば、「時間がないのでそこだけ教えて下さい」と迫りましょう。 「何だ、そんなことか」と思われるかも知れませんが、「そんなこと」が凄く重要です。 短く答えなくてはならない場合、本当の強

        • 竹中大工道具館を訪ねて

          以前から行きたかった竹中大工道具館、行ってみたらやはり刺激的でした。 エントランスから とても難しそうな左官仕上げに関心しながら地下へ…。 なかなか出来るものでは無いですね。 その他、紹介しきれませんが、興味深いものが沢山。 面白いものが沢山と思いながら外へ出ると、何やら裏に続く道があるので… そしてまたアプローチを通って、帰路へ。 なんとも素敵な建物&空間でした。 何でもデジタルで情報が手に入りますが、やはり間近に目にするのは良いものだ、と再認識しました。

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        • 賢く楽しく住まい造り
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          注文住宅、そのポイントで決めて良いの?

          大事なポイントを見落としてる、と感じる事があります。既に有名な概念ですが、「スケルトン・インフィル」という考え方について、戸建を建てる際にも十分検討して頂きたく、改めてご紹介します。 ・スケルトン・インフィル住宅とは 建物のスケルトン(柱・梁・床等の構造躯体)とインフィル(住戸内の内装・設備等)とを分離した工法で、鉄筋コンクリート造の集合住宅に多く見られる設計手法でしたが、戸建住宅でも同様の考え方が用いられています。 (`SI住宅'と略されます) 当然、スケルトンは土台

          注文住宅、そのポイントで決めて良いの?

          マンションの売り時を悩んだ末に

          ちょっと得した(?)話。 20年近く所有していたマンションを売却しました。手放すタイミングって難しいですよね。 損はしたくないし…。 当初は自宅として購入、転居の都合で5年程度で引越し、そこは賃貸として貸していました。 十分な家賃が入る為、持ちっぱなしでも問題ないのですが、、 いつ手放そうか、思案していました。 築年数が経って売却価格がどう変わるかも気になる所でした。 200倍の法則に従う? 不動産の業界で昔から言われる法則です。 例えば家賃15万のマンションの場合

          マンションの売り時を悩んだ末に

          タダで家を建てる、そんなウマイはなし

          とある知人のお話。 そんなウマイはなし、実現しました。 このお家、売ってしまおうかしら そんなお電話から、始まりました。 「もう建物も古くなったし、雨漏りもしてきた。リフォームもお金かかるし、建て替えるお金もない。処分しようかと」 退職を控えた二人暮らしのご家庭でした。 愛着のあるお家、ホントは手放したくないのでは?と思ったものです。 ちょっと考えてさせて下さい 相談を預かった私は、思案しました。資産価値は?リフォーム費用は?建て替える費用は? そして家賃相場は? こ

          タダで家を建てる、そんなウマイはなし

          住まいの「買い時」を考える

          「いつが買い時なんでしょう?」 こんな質問をよく受ける。答えは簡単なのだが 自ら問題を難しくしている方が多い。 その質問に私なりのお答えをしたいと思う。 なぜ「今」では無いのか?「高い買い物だからじっくり考えたい」は良いのだが、冒頭の「買い時」を聞く方は「得なタイミング」で買いたいと考えている。 当然、高い買い物なので少しでも安く手に入れたいのは理解できる。 答えを出す為に、いくつかの「情報」を紹介したいと思う。 1.価格の推移をみるハウスメーカーの坪単価一覧 /まるわ

          住まいの「買い時」を考える

          イームズ!イームズ!イームズ!

          私が'デザイン'というものに強い興味を持ったきっかけは、間違いなくイームズの椅子だった。 '自分の部屋'へのこだわり 中学から高校にかけて、いわゆる「古着」ファッションが好きで、暇があれば大阪ミナミのアメリカ村に通っていた。 洋服屋さんのイメージに憧れ、自分の部屋にもワインの木箱を重ねてラックにし、Tシャツやデニムを平積みにしていた。 ビートルズに始まり、その後オールディーズやロカビリーにも興味を持った私にとって、その「空気感」がたまらなく好きだった。 そんな中、イームズ

          イームズ!イームズ!イームズ!

          エリスレジーナとの出会い

          Corrida de Jangada https://www.youtube.com/watch?v=BJgk0rqn0VE&list=PLVzIDK0SR6tC-0_rCjrhKU0Ugf6EmJZVE&index=1 とにかくジャケットがカッコいい。 大学生の頃、エリスレジーナの歌声に魅了された。 元々ビートルズが大好きで、時代を遡り、古いロックを中心に聴き漁っていた。 好奇心は尽きず、ソウルやR&B、レゲエなど幅広く試し聴きもし、それぞれのジャンルで魅力的な楽曲

          エリスレジーナとの出会い

          私の3月11日

          その時、私は東京の東青梅市役所にいた。 関西在住なのだが、その日は仕事で東京に来ていた。 建築関係の仕事をしており、依頼があった計画土地の視察と役所での調べ物がその日の仕事であった。 その時5階の窓口で質問をしていた時、大きな音とともに、建物が大きく揺れた。 阪神淡路大震災を自宅で体験したこともあり、まさしくそれと同じくらいの地震のように感じた。 庁舎に入る際、「この建物は免振工法で建てられており・・」等と説明された看板か何かを見ていた。建築の仕事をしているため、「へえ~

          我が家の「スパイスカレー」

          インド料理屋でのアルバイト経験もあり、いつかは'スパイスカレー'にチャレンジしたいと思いながら、「スパイスを買い揃える事」自体が面倒くさく・・・、また、今まで子供達が小さかった事もあり、辛いものはまだ無理かなと敬遠していました。ようやく我が子達も、多少の辛いものが食べられるようになった事から、チャレンジ熱が上がってきました。 おウチ時間が増え、ネットでスパイスを検索したところから、 「我が家のスパイスカレー」作りはスタートする事になりました。 まずは'スパイス'購入スパイス

          我が家の「スパイスカレー」

          '持ち家'か? '賃貸'か? 豊かな「暮らし」のために

           いきなり自分自身の話で恐縮ですが、私は幼少の頃に父を亡くしました。当時住んでいた家は、父がローンで買った小さな建売住宅でした。  その後、団体信用生命保険なるもののおかげで、私共一家は「家」を失う事はありませんでした。  持ち家か賃貸住宅、「どちらが得か?」という議論は多々されてますが、「住まい」というモノが持つ意味合いも含めて、私なりの見解をお伝えしたいと思います。 ・住まいは家族にとって「帰るおウチ」「おウチに帰りたい」と子供が口にするように、家は「帰る場所」であり

          '持ち家'か? '賃貸'か? 豊かな「暮らし」のために

          祖母と私の「ボランティア」をめぐる大紛争 〜そこからの学び〜

          物心ついた頃から、祖母はボランティア団体の代表を務めたり様々な活動に精を出していた。それについて私は特段の思いも無かったのだが、ある事がきっかけで、大論争を起こしてしまった。 ある日、TVから「日本はボランティア後進国。ボランティアを応援する制度がないから、やりたくても出来る人が少ない。」とのコメンテーターの声が流れてきた。 祖母はそれに賛同し「ホントにそれ。経済的にも時間的にも、支援が無いとなかなか広がらないわよ。」と言った。 まだ中学生だった私は、その言葉に違和感を

          祖母と私の「ボランティア」をめぐる大紛争 〜そこからの学び〜