L-TRIP(間質性肺炎と肺移植を伝える会)

「肺移植・間質性肺炎に関する情報不足と不安を解消したい」との思いから発足した組織です。 質問箱とnoteで情報発信していきます。中の人:患者家族&薬剤師&医学生。

L-TRIP(間質性肺炎と肺移植を伝える会)

「肺移植・間質性肺炎に関する情報不足と不安を解消したい」との思いから発足した組織です。 質問箱とnoteで情報発信していきます。中の人:患者家族&薬剤師&医学生。

    最近の記事

    L-TRIPインタビュー企画 #2-2(中編)『小児白血病と間質性肺炎』

    本記事は前編・中編・後編の3部構成の中の「中編」となります。 ▼前編▼ ー ゲスト:T.N.さん 20代男性。小学校3年生の時にフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)を発症、造血幹細胞移植を経験。その後中学校、専門学校等を卒業し、現在は慢性GVHDによる間質性肺炎を発症。現在は自宅療養中。 — 5. 移植後の生活— 無事に骨髄移植を終え、その後の生活はどのようなものでしたか? 移植直後から肝臓の数値が悪化してきていました。医師からは急性のGVHDと言

      • L-TRIPインタビュー企画 #2-1(前編)『小児白血病と間質性肺炎』

        L-TRIPでは、「間質性肺炎と肺移植に関する情報不足と不安を解消し、人々の自己実現に貢献する」ことを目標としています。これを達成するために、間質性肺炎や肺移植の経験者、それに関与する医療従事者等にインタビューを行い、生きた経験談や意見を蓄積していく予定です。 このインタビュー企画の第2弾では『小児白血病と間質性肺炎』というテーマで、急性リンパ性白血病と特発性間質性肺炎の両者を経験し、現在も闘病中のT.Nさんにお話を伺いました。 (インタビュー実施日:2022年8月9日(火)

        • L-TRIPインタビュー企画 #1-3(後編)『肺移植経験者に聞く間質性肺炎』

          本記事は前編・中編・後編の3部構成の中の「後編」となります。 ▼前編▼ ▼中編▼ — ゲスト:Y. Y. さん 職業はITエンジニア。1児の父。特発性間質性肺炎と診断され、在宅酸素療法が必要になる。 2017年に脳死肺移植により、酸素不要の生活を取り戻す。現在は、社内SEとして、フルタイムで働いている。 — 10.退院後の生活とコロナ禍— 移植後、退院されてからの生活はどのようなものでしたか? 仕事は半年ぐらい休みながら、掃除や料理など少しずつできることを増やしていき

          • L-TRIPインタビュー企画 #1-2(中編)『肺移植経験者に聞く間質性肺炎』

            本記事は前編・中編・後編の3部構成の中の「中編」となります。 ▼前編▼ ▼後編▼ — ゲスト:Y. Y. さん 職業はITエンジニア。1児の父。特発性間質性肺炎と診断され、在宅酸素療法が必要になる。 2017年に脳死肺移植により、酸素不要の生活を取り戻す。現在は、社内SEとして、フルタイムで働いている。 — 5. 急性増悪— 大学病院で検査を行って以降、体調に変化はありましたか? 検査を行ってから何年か経った後に、1回目の急性増悪が起きてしまいました。急性増悪というのは

            L-TRIPインタビュー企画 #1-1(前編)『肺移植経験者に聞く間質性肺炎』

            L-TRIPでは、「間質性肺炎と肺移植に関する情報不足と不安を解消し、人々の自己実現に貢献する」ことを目標としています。これを達成するために、間質性肺炎や肺移植の経験者、それに関与する医療従事者等にインタビューを行い、生きた経験談や意見を蓄積していく予定です。 このインタビュー企画の第1弾では『肺移植経験者に聞く間質性肺炎』というテーマで、特発性間質性肺炎の患者であり、脳死肺移植を経験されたY. Y. さんにお話を伺いました。 (インタビュー実施日:2021年12月11日(土

            L-TRIP(エル・トリップ)を立ち上げます

            みなさまこんにちは。このnoteを開いていただき、本当にありがとうございます。関西で医大生をしております、名倉と申します。 突然ですが、「間質性肺炎」という病気をご存知でしょうか? 医療者の方なら聞き覚えがあるかもしれませんが、そうでない方はほとんど耳にしない病名なのではないかと思います。 この疾患についてもっと知っている方が増え、当事者の方が不安のない世の中にするために、活動をスタートしていきます。 1. L-TRIPとは?L-TRIPとは、「間質性肺炎と肺移植に関す