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L-TRIP(エル・トリップ)を立ち上げます

みなさまこんにちは。このnoteを開いていただき、本当にありがとうございます。関西で医大生をしております、名倉と申します。

突然ですが、「間質性肺炎」という病気をご存知でしょうか?
医療者の方なら聞き覚えがあるかもしれませんが、そうでない方はほとんど耳にしない病名なのではないかと思います。

この疾患についてもっと知っている方が増え、当事者の方が不安のない世の中にするために、活動をスタートしていきます。

1. L-TRIPとは?

L-TRIPとは、「間質性肺炎と肺移植に関する情報不足と不安を解消し、人々の自己実現に貢献する」をミッションとして、間質性肺炎の患者さん・患者家族を支援するための組織です。

<名前の由来> 
・「TRIP」は移植を表す “transplantation” と間質性肺炎を表す “interstitial pneumonia” を組み合わせた造語です。
・そこに 肺(Lung)を表す L を加え、移植や間質性肺炎について聴き、学んでいこうという思いを込めたものです。

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2. 設立の背景

発起人は薬剤師であると同時に間質性肺炎の患者家族です。
最初に家族が間質性肺炎と診断された時に、Googleで『間質性肺炎』と調べて出てくるものは、医療専門者向けの情報ばかり。肺移植に至ってはなおさらです。

患者本人や家族が知りたいのは、客観的な医療情報だけではありません。
症状の経過や、肺移植を受けた人がどのように生活しているのか?といった生の情報。
これらはほとんど見つけられず、非常に不安な思いをしました。

そんな私の不安を解消してくれたのは、とある患者さんのブログを見つけて、コンタクトを取ったこと。
患者様本人とお会いし、お話しし、今後の道筋に光が射したような印象を受けました。

一昔前とは異なり、今やネット上で誰でも簡単に医療情報を手に入れることができる時代。患者さんや家族自身が積極的に情報を取りに行くことは重要です。
しかしながら、全ての患者さんが主体的に動くエネルギーや気力があるわけではありません。
私も、ブログにメッセージを送るにはとても勇気がいりました。

治療中で余裕がない方、この先の状況が見えない不安を抱えている方も私の「光が射した瞬間」を提供したい。その思いで L-TRIP を立ち上げました。


3. 今後の活動予定

今後の活動予定は以下の通りです。

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患者に近い立場であると同時に医療従事者である者として、主観と客観を正しく切り分けた発信と支援ができるように励んでいきます。

趣旨に賛同してくださる医療者の方、患者さん、患者家族の方、ぜひ一緒に活動しませんか?

●L-TRIP(Twitter:@lung_trip85)

●発起人:名倉慎吾(Twitter:@nagmed13)
薬剤師。2020年東京大学薬学部卒。
薬剤師として勤務した後、国立大学医学部へ学士編入学。現在3年生。
ALLと間質性肺炎の患者家族でもある。


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