lumikka

フィンランドでデザインを学んだ2人によるデザインユニット。「新たなかたちを創ること」と…

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フィンランドでデザインを学んだ2人によるデザインユニット。「新たなかたちを創ること」と「今あるかたちに視点を与えること」のふたつを軸に、ヴィンテージショップの運営とデザイン活動を行なっています。

マガジン

  • lumikka original|フィンランドコラム

    lumikkaがお届けするコラムシリーズ。雪の結晶のような小さな視点から日常を見つめ、そこで発見した美しき風景や思考をお届けします。

  • LAPUAN KANKURIT|フィンランドコラム

    フィンランドのテキスタイルブランドLAPUAN KANKURITさんのnoteにて、「Design&Art」シリーズを寄稿しています。写真と言葉による新たな視点をお届けします。

  • リサーチ|フィンランドデザイン

    lumikkaによるリサーチをまとめています。私たちのショップで取り扱っているARABIAやIittalaのヴィンテージアイテムを中心に、情報と写真のアーカイブを行なっています。

ストア

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    Arabia|OC model|cup φ5.5cm|brown flower

    草花が描かれたOCモデルの小ぶりなデミタスカップ。ひとつひとつハンドペイントで絵付けがされており、当時の丁寧な手仕事の様子がうかがえます。よく見ると葉と花びらの1枚ずつに濃淡があり、花びらに関しては、光を意識して上部が明るく淡く、下部が暗く重く表現されています。その繊細なディテールが全体に軽やかさを生み出し、「モノ」としての強度・魅力を高めています。—メーカー:Arabiaシリーズ:OC modelデザイナー:年代:1932-1949年サイズ:φ5.4×H5.7cm (カップ), φ11.0×H1.7cm (ソーサー)コンディション:目立つキズやカケもなく、とてもきれいな状態です。在庫品全て状態は同等ですが、底面のスタンプがない個体もございます。———お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造上のムラ・支柱跡が見られる場合があることをご了承ください。
    ¥8,600
    lumikka online shop
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    Arabia|OC model|cup φ5.5cm|brown

    OCモデルの小ぶりなデミタスカップです。ひとつひとつに繊細な絵付けがされており、当時の手仕事の高い技術力がうかがえます。ブラウンのモチーフは線によって繋がれて、まるで星座のようにひとつの像を描きます。—メーカー:Arabiaシリーズ:OC modelデザイナー:年代:1950-60年代サイズ:φ5.5×H5.7cm(カップ), φ11.0×H1.9cm(ソーサー)コンディション:在庫3点とも、取手に経年劣化による変色がございます(劣化の程度に合わせて、価格差を設けています)。その他、目立つキズやカケもなくとてもきれいな状態です。———お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造上のムラ・支柱跡が見られる場合があることをご了承ください。
    ¥7,600 〜 ¥8,200
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    Arabia|OC model|cup φ5.5cm|brown flower

    草花が描かれたOCモデルの小ぶりなデミタスカップ。ひとつひとつハンドペイントで絵付けがされており、当時の丁寧な手仕事の様子がうかがえます。よく見ると葉と花びらの1枚ずつに濃淡があり、花びらに関しては、光を意識して上部が明るく淡く、下部が暗く重く表現されています。その繊細なディテールが全体に軽やかさを生み出し、「モノ」としての強度・魅力を高めています。—メーカー:Arabiaシリーズ:OC modelデザイナー:年代:1932-1949年サイズ:φ5.4×H5.7cm (カップ), φ11.0×H1.7cm (ソーサー)コンディション:目立つキズやカケもなく、とてもきれいな状態です。在庫品全て状態は同等ですが、底面のスタンプがない個体もございます。———お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造上のムラ・支柱跡が見られる場合があることをご了承ください。
    ¥8,600
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    Arabia|OC model|cup φ5.5cm|brown

    OCモデルの小ぶりなデミタスカップです。ひとつひとつに繊細な絵付けがされており、当時の手仕事の高い技術力がうかがえます。ブラウンのモチーフは線によって繋がれて、まるで星座のようにひとつの像を描きます。—メーカー:Arabiaシリーズ:OC modelデザイナー:年代:1950-60年代サイズ:φ5.5×H5.7cm(カップ), φ11.0×H1.9cm(ソーサー)コンディション:在庫3点とも、取手に経年劣化による変色がございます(劣化の程度に合わせて、価格差を設けています)。その他、目立つキズやカケもなくとてもきれいな状態です。———お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造上のムラ・支柱跡が見られる場合があることをご了承ください。
    ¥7,600 〜 ¥8,200
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    Nuutajarvi|art glass|apple

    ケルトゥ・ヌルミネンによるアートピース、りんごのガラスオブジェです。ごつごつとした枝と、流れるような果実の曲線美。なめらかに連続したひとつながりの輪郭線は、「りんご」の姿をこの上なく純粋に描いています。ガラスの塊の中に浮かぶ丸い気泡は、重力を感じさせない自由な佇まい。りんごが発した儚いの呟きのようです。—メーカー:Nuutajarviシリーズ:デザイナー:Kerttu Nurminen年代:1990年代サイズ:D9.5×W9.5×H12.4cmコンディション:下部にサインがございます。底面に所々ごく細かなかすれがございますが、目立つキズやカケもなく、とてもきれいな状態です。———お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造時に発生した気泡、色味・厚みの違いが見られる場合があることをご了承ください。
    ¥47,000
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最近の記事

秋霧の森

フィンランドの秋の森。 秋霧に包まれる小さな町。 ある日の、早い朝のこと。 朝、窓の外が白いとき、心は弾む。 春の霞と夏の雨、秋の霧と冬の雪。 季節は、窓を介してやってくる。 扉を開けて外に出ると、湿った空気が肌に触れた。視界はぼんやりとしていて、まだ少し眠たい目にはちょうどよい。夜ほど暗くはなかったけれど、昼ほど明るいわけでもない。すべてが曖昧で、抽象的な世界に迷い込んだようだった。 白い霧は視界の奥行きをぼかして、見ている対象は、いっそうはっきりと知覚される。風景

    • 森の彷徨い

      いつかの秋、フィンランドの森を彷徨った。 美しい泉のある森で、静かに雨が降っていた。 優しい風が、小さな葉をゆらしていた。 「ぶらぶらする」という日本語と、「Blah Blah Blah」という英語の関連について、深く考えを巡らすことがある。前者はあてもなく道を彷徨う様子を、後者は「◯◯など」というある種の曖昧さを示すときに使われる言葉だ。 辞書的には、もちろん両者の意味は異なっている。けれど、音は似ているし、その(根源的な)意味も、ちょっと似ている気がしてならない。

      • トゥルクの夏

        季節の巡りを感じるとき、 そこには祝福と空虚がともに存在している。 季節への祝福は、 人が自然と生きている証であり、 過ぎし時間への空虚、 それはノスタルジーである。 ふと、思い出したトゥルクの夏。 それは、たしかに夏であった。 夏の風が、吹いていた。 ヘルシンキと比べると、トゥルクの街はずいぶんと明るく、鮮やかに感じられた。地理的にも歴史的にもふたつの街には違いがあるのだから、その新鮮さはある意味当然とも言えるけれど、この街は、なんだか明るかった。 「トゥルクがあ

        • カモのピクニック

          カモの親子のピクニック。 古都、フィレンツェの泉にて。 自由気ままに旅する子ガモ。 水面の模様を辿るように、雲の上を漂うように。 どこ、 どこへ、 どこまで、 どこまでも。 親ガモ、発見。 にぎやかな、ピクニック。 あざやかな、ピクニック。 子ガモ、ふたたび旅に出る。 親ガモ、すいすいぷかぷかと。 子ガモ、発見。 あちらへ、 こちらへ。 あちこちと。 道草、食べたり。 追いかけたり。 きょうだい、発見。 終わりなきカモのピクニック。

        秋霧の森

        マガジン

        • lumikka original|フィンランドコラム
          22本
        • LAPUAN KANKURIT|フィンランドコラム
          24本
        • リサーチ|フィンランドデザイン
          3本

        記事

          フィレンツェの誘惑

          フィレンツェの街が、誘惑する。 街ゆく人を、旅人たちを。 道が、光が、色が、水が、 街ゆく人にささやきかける。 初夏のフィレンツェ、街歩き。 うつくしい街には、共通点がある。 路地と広場、坂と丘だ。 路地に差し込む光は人びとを広場へ誘導し、上り坂は街を見下ろす丘へとつながる。「街」という生命体をさまざまな視点から眺めることは散歩の醍醐味であり、その体験を可能とする街は、うつくしいと思う。 街の誘惑、細い路地。 光、そして闇。 闇に差し込む光は人びとを誘惑し、次なる

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          雨のヴェネチア

          ヴェネチアに雨がふる。 水の上の街がかすむ。 空の青さも、海の青さも、雨粒に滲んで曖昧だ。海はゆれて、波のかけらが船の窓に打ち付けられる。 ガラス越しの、水の世界。 雨に沈むサン・ミケーレ島。 ここは、島全体が共同墓地。 アルノルト・ベックリンが描いた、『死の島』という絵がある。ヴェネチアの海に浮かぶサン・ミケーレ島も、この絵に通じる美しい静寂と孤独をまとっていた。 (ちなみにこの『死の島』は、スタジオジブリ作品の『風立ちぬ』の作中で飾られていたり、『君たちはどう生

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          空港の朝

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          夜間飛行

          北へと向かう、白い翼。 星空の下、眠る街の上。 東京から、北極経由、ヘルシンキ行き。 夢現の夜間飛行をお届けします。 5月の東京、雨の夜。 夜から始まる旅は静かで好きだ。窓を染める大きな闇が、陸を離れる不安や旅への高揚を鎮めてくれて、日常は、闇夜の中でなめらかに旅へと移り変わってゆく。 濡れた窓から溢れる光はカメラを通って眼に映る。いくつものガラスの膜が、風景を静かに分解してゆく。 昼夜を隔てる境界線。 夜の終わりを追いかけて。 遠ざかる街の光、星屑のように瞬く光

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          旅をするということ

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          手仕事がつくる風景

          以前のコラム「光のかたち」でもご紹介した、フィンランドの古都トゥルク。今回は、市街地に残された古い美術館を巡りながら、かつての手仕事の痕跡を辿ります。 まずは、薬局美術館。 当時、この家には貴族が住んでおり、ある時期においては街の薬局でもありました。 家の中には18-19世紀のロココ様式やスウェーデンのグスタビアン様式のインテリアがいまだに現存しており、当時の生活を記録する場所として非常に歴史的価値が高いです。 薬局だった頃のノートや薬瓶。ひとつひとつに個性があり、「

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          羊の島の夏

          すべり込みの夏コラムです。夏至祭の記事と合わせてぜひご覧ください。 羊の島、ランマサーリ島の夏のこと。 旧アラビアファクトリーの裏の海辺に、Lammassaari/ランマサーリという島があります。日本語では「羊の島」。その名前からも、のどかな雰囲気が溢れ出ていますが実際はもっともっとのどかな島です。 島への橋。ここは観光客よりも、地元の人たちが多い印象です。 この島は夏の時期にだけ、どこからか羊がやってきます。それだけでなく、島全体は湿地帯のようになっていて野生の鳥を

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          セウラサーリ島の夏至祭

          秋の風がそよぐ美しい季節がはじまろうとしています。フィンランドはもうすっかり夏が終わり、ひんやりとした空気に包まれている頃でしょうか。 少し季節外れになってしまうかもしれませんが、今年の夏に訪れたフィンランドの夏至祭のことを書こうと思います。すべり込みで2つの夏コラムを書きましたので、よければ合わせてご覧くださいませ。 ヘルシンキの西側の海に、セウラサーリ / Seurasaariという島があります。ここはフィンランドの伝統的な建築物が集合して(移築されて)おり、島全体が

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          屋根の上、空の下

          ヘルシンキの中心部に、街を見下ろすことのできるルーフトップバーがあります。見晴らしの良い丘や山、高いビルのないこの街で、街の全貌を見ることのできる数少ない場所です。 ホテルのエントランスを抜け、エレベーターで12階まで。その後、とても狭い螺旋階段をぐるりと一周かけて登るとその場所へと辿り着きます。 よく行くおすすめスポット…と言いたいところですが、ここを知ったのは最近のこと。今年の夏の滞在中、偶然出会った日本好きのフィンランド人の方に教えてもらいました。 「高い」と言え

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          ヘルシンキの壁と窓

          中と外、家と街。 それらに境界線を引く「壁」と、繋ぐ「窓」。 相反するような「壁と窓」ですが、街側から見ればそれらはひとつの平面で、街の生活の背景として日常に溶け込みます。 街の風景は壁と窓がつくる。と言っても過言ではないかもしれません。 今回は、ヘルシンキで壁と窓を探す旅に出かけます。 西の港の方の壁と窓。この地区は、ヘルシンキの中心部と違って新しい建物が多く、どれも似たような雰囲気をしています。 軒がなく、全体的にすっきりとしているところも特徴的。 続いて、

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          フィンランドガラスの歴史

          フィンランドのヴィンテージガラスをショップで販売するにあたり、私たちは現地の美術館やヴィンテージショップ、展示会や文献資料をもとに継続的なリサーチを行なっています。 今回は、フィンランドガラスの歴史をご紹介していこうと思います。少々長い文章となりますが、理解がしやすくなるよう写真を多めに、かつ複雑な部分を省略しながらまとめています。また、トピックごとに章で区切っているのでお好きな部分からどうぞご覧ください。 00. フィンランド国立ガラス美術館 ヘルシンキ中央駅から電車

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          光のかたち

          フィンランド最古の街、そして旧首都のトゥルク。 ローマ教皇の命によって発展したと言われるこの街には、いくつもの宗教建築が点在しておりヘルシンキとはまた少し違った街の空気を感じることができます。 中心地から少し離れたところに、復活礼拝堂と呼ばれる教会があります。自然光による美しいインテリアが特徴的で、観光ガイドにも掲載される人気の建築なのですが、今回の訪問では入ることができず。 ならば、と周辺の緑の中を歩いてみることにしました。 しばらく歩いていると偶然にも別の教会の看

          光のかたち