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めんどくさいこと その2

めんどくさいことは、人それぞれ、違うと思いますが、

ワタシにも、仕事でないと、なかなか、めんどくさいことがたくさん、あります。

たとえば、知らない人と話すこと。

じつは、ザ人見知りなおばちゃん。笑

若い頃からずっと、お友達の話、先輩達の経験談とか、知り合いの成功話とか、そういうことを聞くのは、まあまあ、好きで興味がありますが(どうやって、そんなにうまくいったのか、ハッピーオーラまんさいな人の話をとにかく聞きたい!笑)

自分から、話すことは、めんどくさいというか、あまり、得意じゃありません。知らない人とはとくに。

ということで、いまだに、面接やら、打ち合わせやら、ワタシの仕事は人と会うことばかりなんですが、

はっきり言って、苦手です!笑

誰か、かわってほしいと毎回、思ってます☺︎

そして、家では、あんまり、しゃべりません。

うちの家族は、しゃべりまくるので、

つかれる。静かにして。

これが、ワタシの口癖。

なんて、イヤな女でしょう。生まれ変わったら、絶対、結婚してもらえない気がする笑


こんなこと書くと、みんな、

えー!!!

というかもしれませんが、普段、ほとんど、しゃべってるのでね。ワタシ、家では、ぐったりしてるんですよ。。

仕事だから、話す。

うちのスタッフ達のことだから、聞きたい。

お店のことだから、知っておいて欲しい。

お客様達のサービスにかかわることだから、伝えておきたい。

そんなことで、毎日、しゃべりまくってますが、

外で会ったら、意外と無口な別人かもしれません。


考えることも、なかなか、めんどうなときがあります。

仕事のこと、苦手なこと、困ったこと、なかなか、うまくいかないことなら、なおさら、考えるのって、憂鬱ですよね。

だけど、そこに成長できるヒントがたくさん、あって、

これも、ジュニアスタイリストさん達の勉強会で、お話ししたんですが、

なんでも、自分で考えきる前に、あたりまえに、先輩達を頼る、先輩達に聞く。依存心から、ぬけられない。自立心が育たない。判断力がない。

これでは、自分で自分の成長をとめてるようなもの

だと、ワタシは思っています。

もちろん、急ぎでどうしても、正確な判断が欲しいとき、人はどうしても、自分より、責任のある立場の人に頼りたい、これは当然かもしれません。

ただ、ずっと、それを続けていると、自分が成長するのに、人の何倍もの時間がかかってしまいます。

丁寧に、ゆっくりと、時間をかけてもいい人は別に、そんな人生もいいでしょう。

少しでも若いうちから、人より、はやく成長したい人、仕事でやりがいを感じたい人、独立したい人、もっともっと評価されたい人などには、おすすめしません。

人生は自分が思っている以上に短いものです。

常に誰か、頼れる存在が周りにいる環境に自分をおくということは、逆に、余程、自立した思考の人でないと大きな成長、変化は期待できないかもしれません。


技術においても、サービスにおいても、人の判断は人それぞれで、100点満点の正解などなく、

例えば、どこか他のサロンさんの良いところをうちでそっくり、真似してみても、それが必ず、うまくいく場合ばかりではないのです。

だから、常に考えないといけないし、

限られた時間の中で、何をするかだけじゃなく、何をしないかを考えないといけないです。

それが仕事や店舗経営の難しさであり、楽しさだとワタシは思っています。


よく、経験者のトリマーさんが、面接に来られたとき、実技試験をすると、技術面では、うちでまだ、2年くらいしか働いてないスタッフにも満たないことがあります。

本人もなかなか、思い悩まれていて、

よく、聞いてみると、技術力の高い、上手な先輩やオーナーがそばにいて、わりと教えてもらえる環境で働いていたといいますが、

これは、周りの環境に頼りすぎてきた=依存の結果なのかな?と思うときがあります。

本人が決して、努力してこなかったんじゃなく、つい、何も考えず、ごくあたりまえに、まわりに頼り、まわりも、気づいたら、本人を自立させられていなかった、

そんな意外な理由だったり。

実際、うちでも、今まで、そうだったからです。

上手な先輩達がいて、毎日、技術指導してもらえる環境にいる新人さんが、はやく、成長するかというと、そんなこともないのは間違いないです。

自立と依存については、また、いつか、かこうと思いますが、

ワタシは遠まわりするのが、好きな人も世の中には一定数いると思っているので、こういうたぐいの話をあんまり、面接でしないようにしていますが、

うちの管理職のスタッフ達とはたまに、することがあって、自分のことも含め、人の成長について、真剣に考えさせられる場面があります。


誰も頼れないとき、人は初めて、どうしたらいいか、自分で本気で考え、解決する方法を考えます。

難問であればあるほど、思考が鍛えられる気がします。

それでも、どうしても駄目なときは周りにサポートを求める、くらいがベストなのか。

何が正しいか、答えはなかなか、でませんが、今まで、たくさんのスタッフ達をみてきて、8割そうだったように思うからです。

ワタシ自身も自分が、自立せざるえなかったとき、はじめて、どうしようもなくなって、いろんなことをあらゆる面から考え、行動するようになりました。

そしてまた、何をしないべきかまで、よく考えるようになりました。

人間って、本当に不思議なものですね☺︎


先日、家に帰って、テレビをつけたら、たまたま、フィギュアスケートの羽生選手の優勝インタビュー真っ最中。

インタビューの中で、羽生選手が、

コーチ不在の中の毎日は、自分との戦いの連続で、暗闇の中を毎日、さまよってるようだったけど、やっぱり、スケートが好きなので、どうしても、また、うまく滑れるようになると成長した自分をいつも、イメージして、ひたすら、あきらめなかった、そんなたぐいのことを語っていました。

羽生選手は、コロナ禍の中、コーチが来日できない、今までとは違う環境にいる自分をポジティブに転換させて、5年ぶりの優勝をはたしたそうです。

ゆずファンに怒られるかもしれませんが、ワタシは、才能のかたまりで、キラキラしていた、いまより若い頃の彼になぜか、一度も、魅力を感じたことがありませんでした。

彼のスケートにも、みんなが称賛するほどの感動を感じたこともなくて、

ただただ、スケートの上手なヒト。そういうイメージでした。

だけど、なぜか、今の羽生選手には、すごいな!と素直に心動かされ、人の成長について改めて考えさせられました。

人が成長するときの特徴はスポーツであっても、仕事であっても、同じだな、と思ったからです。

人の気持ちを動かす程の努力を続けられる、自立したヒトのことを人は天才だと呼ぶのかもしれません。

そう考えたら、うちのスタッフ達って、天才だらけです☺︎


考えても、私、判断力がないんです。

という人が、たまに、いますが、

それは、考えることを初めから、あきらめているか、人より考えるのが足りていないか、どちらかじゃないでしょうか。

普段から、考えようとしていない。

興味がない。

そうすると、仕事がうまくいくものもいかず、もっと、つまらなくなります。


若いスタッフ達には、好き嫌いや、経験だけじゃなく、今の自分の思いこみを捨てて、

トリミングのことも、仕事のことも、客観的に考えられる、自立したトリマーさんになって、とにかく、いっぱい、幸せになってもらいたいものです。

今週もドタバタしましたが、それなりに充実した1週間でした。ありがとうございました☺︎














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