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ひよこのるる
2019年8月31日 19:20
2018年11月以来発表してきたぼくの訳詩約70編の、作者別の目録です。もし気に入った作品を見つけたら、同じ作者や時代の他の作品も読んでみていただけたらとてもうれしいです。 *作曲家・ミュージシャン別の索引も用意しております。 *以下、作者の生年順に並べています。Marcus Valerius Martialis/マルクス・ウァレリウス・マルティアリス(ローマ)c.40-c.
2021年7月8日 19:59
Paul Verlaine (1844-1896), Green (1872)果物と花と葉っぱと枝を差し上げましょうそれからあなただけのために打つぼくの心を。どうか真っ白な両手でぼくの心を引き裂かないでください。ささやかな贈り物があなたの美しい瞳に快く映りますように。体じゅうに朝露をまとったままぼくは参りました。朝の冷たい風で 額の露は凍てついています。願わくは ぼくの疲れがあな
2019年5月13日 22:57
ドイツの作曲家に一番愛された詩人がアイヒェンドルフだとすると、フランスの作曲家に一番愛されたのはヴェルレーヌではないでしょうか。象徴主義(サンボリスム)というとなにやら難しそうですが、日本でも上田敏訳の「秋の日の/ヸオロンの…」や堀口大學訳の「巷に雨の降るごとく」などで親しまれてきたように、難しいことは抜きにして気持ちよく口ずさめる詩を書いた詩人ともいえるかもしれません。 *詩の翻訳のリク
2019年2月9日 17:15
雪の降る寒い日に、前回に引き続き、中世フランスの詩人シャルル・ドルレアン(1394-1465)のロンドー(rondeau)を訳してみました。Yver, vous n’estes qu’un villain,Esté est plaisant et gentil,En tesmoing de May et d’AvrilQui l’acompaignent soir et main.E
2019年1月23日 23:35
ドイツ詩の翻訳も間が空いてしまっているけど、フランス語に触れてみたくなったのでフランス語の詩を訳してみた。とりあえず手元の2冊のアンソロジーの両方に収録されている詩を取り上げてみることにした。一番古いのは、シャルル・ドルレアン(1394-1465)のロンドーだった。ドイツ語の詩は一般に親しまれているのは過去250年くらいのものだけど、フランス語の詩はもっと古いものもよく読まれている。Le