見出し画像

私を馬鹿にしたヤツと同じにはなりたくない

この前の私が会って5分の人に
「そんなにふらふらしてどうするの?」
と言われた話を弟にした。

そしたら太陽族の「裸電球」という曲を紹介された。
その中に次の歌詞がある。

あいつのファイティングポーズが見えないのは
お前がファイティングポーズをとってないからだ
あいつのファイティングポーズが見えないのは
お前がファイティングポーズを知らないからだ

この部分にすごく納得したし、救われた。
同時に次の歌詞にすごく考えさせられた。

鋲を刺したライダースを着たからってパンクスとは言わない
リーゼントにして町で踊ってもロックとは言わない
スーツと名刺で頭下げてるパンクスもいるし
子ども育ててて毎日飯作るのもロックンロールだ

あの日私は自分がやっていることを、
その人の一方的な価値観で否定されて傷ついたし嫌だった。

でも、この曲を聞いて、私も人を否定してきたことに気づいたのだ。
私は自分の心身が壊れると思って仕事を辞めた。
今は自分を大切にするために、人からするとイレギュラーな道を
選んでいる。
周りには
仕事の愚痴をずーっと言っている人、
辞めてやると何年も言い続けて辞めない人、
仕事でヘトヘトで全く幸せそうに見えない人、
そういう人がたくさんいる。
というか、そういう人が社会の大部分であって、
私も以前はその一人だったわけだ。

でも、私はそういう人達の話を聞きながら
「どうして辞める選択をしないんだろう」
「そんなに愚痴を言うなら辞めればいいのに」
と、そういう人達を否定する気持ちがあった。

だけど、この人達なりの選択で戦っているのかもしれない。
家庭や子どもや、守るべきものがあって、そこに留まっているのかもしれない。
というか、そうであっても、そうじゃなくても、
誰にも人の生き方を否定する権利なんてないんだ。
自分を正しいと思って、違う生き方を否定するなら、
私は自分を傷つけた嫌いなヤツと同じになってしまう。

自分と違うからって相手を否定する必要はない。
自分を肯定するために誰かを否定する必要はない。
「私は私、人は人、それぞれの生き方」と受け止めるだけ。
ただそれだけ。

この曲はそのことに気づかせてくれた。
私のおごりや勘違いを突きつけられた。

私は、あの日私を傷つけたヤツと同じにはなりたくない。

私は私の形で人生に向き合っていく。
人はその人の形で人生に向き合っていく。
その人のファイティングポーズは、その人しか知らない。
それでいいんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?