読書でひと(=著者)を感じられる
【 自己紹介 】
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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、900日以上(ほぼ)毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
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【 今日のトピック:読書はひとりじゃない 】
僕は読書が趣味です。
まあ、今の時代では、必ずしも「書」である必要はありません。
Kindleで電子書籍を読むのも、きっと「読書」に当てはまるでしょうから、物質として「書」が存在することは、読書の前提ではなくなっています。
電子書籍のみで販売していて、物質的な本を出版していない「本」を読むのも、「読書」でしょうから、もはや、「読書」という言葉は、「読文」なんて言葉に置き換える必要すらありそうです。
「書」でなくても、何かしら文章を読んでいたら、それは「読書」なのでしょう。
じゃないと、僕が最近ハマっている「ブログを読む」という作業は、「読書」ではなくなってしまいます。
僕としては、ブログと「書」に違いはありません。出版社が出版しているかどうかも関係ありません。世の中には、「自費出版」なるものもありますから。
今は、誰でも、アメブロやnoteなどのプラットフォームの力を借りて、いくらでも「自費出版」できるようになっています。
この、インターネット上の「自費出版」によって生まれた文章を読むことも、そりゃあ「読書」に含まれると僕は思っています。
とまあ、いろいろと「読書」について書いてきましたが、読書って、「ひとりの作業」という感じがしませんか?
まあ、見た目には1人です。本(またはスマホ)と自分しかいませんから、「ひとり」なのは一目瞭然のように思えます。
じゃあ、スマホをいじっているときって、自分ひとりなんでしょうか。むしろ、スマホをいじっている最中って、誰かとのつながりを求めていませんか。
だからこそ、スマホがここまで普及したんだと思います。
LINEでメッセージのやりとりをしているのであれば、それは間違いなく「ひとり」ではありません。スマホとインターネットを通じて、メッセージ相手と間違いなくつながっています。
僕は、読書だって、同じように、相手とつながっていると思います。読書は、著者とつながるのです。
LINEだと、自分のメッセージに対して相手からレスポンスがあるので、読書よりは、相手を感じやすいと思います。
ただ、僕は、橘玲さんのブログを読破しているときに、とても感動した覚えがあります。
なんともまあ、短い「あとがき」なんですが、こんな一文があります。
「経済的に独立した一介のもの書きとして、どんな組織にも所属せず、誰に遠慮する必要もなく好きなことを書き、(批判も含めた)読者の声を社会資本とし、誰も読んでくれなくなったらそれでお終いだと思っています。ささやかなものですが、私にとってはこれ以上望むもののない幸福な人生です。」
この一文で、僕が橘玲さんの本の読者になっていることが、橘玲さんにとって、「これ以上望むもののない幸福な人生」の一助になっていることを感じることができました。
なんか、嬉しかったんです。
読書している最中に、著者を感じることなんて、今までなかったのですが、この瞬間は、なんか、生身の著者を感じることができました。
やっぱり、読書は「著者との対話」なんです。
LINEと違って、僕から著者に対してメッセージを送ることはできませんが、著者が人生をかけて記した文章から、著者を感じることはできます。
どうやら僕は、話し相手がいなくなっても大丈夫そうです。読書で他人を感じられるのなら、図書館にこもっているだけで、話し相手には困らないからです。
まあ、とはいっても、生身の人間なしでは生きていけないでしょうから、年老いたら、さっさと老人ホームに入って、手軽に生身の人間を感じられる環境に身を置こうとは思います。
(老人ホームに暮らしながら働きたいと思っているんですが、それは難しいんですかね?朝夕おいしいごはんが食べられて、誰かがいてくれるようなところなら、年老いた後にすぐにでも暮らしたいんですが)
ただ、僕も、毎日誰かとベタベタするのは苦手なので、誰かと話す時間と同じように、読書を通じて著者と対話する時間も大切にしたいと思います。
読書していれば、見かけ上は「ひとり」でも、誰かを感じることができる。だから、安心(と思える)だよ、というお話でした。
それではまた明日!・・・↓
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