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弁護士の僕ならこうやって借金を整理します-2(設定の説明)

【 自己紹介 】

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このブログでは、弁護士である僕が、もし仮に自分が紛争・トラブルの「当事者」となった場合に、「自分だったこうするだろうな」ということをお伝えしてしています。

僕自身、これまでの人生で大きな紛争・トラブルの当事者となったことがなく、今この瞬間、紛争・トラブルに直面されている方の苦しみや不安を代弁できるような立場にはないのかもしれません。

ただ、自分が紛争の当事者となった際の対処法を弁護士目線でお伝えできれば、それが、ご覧になった皆様のお役に立てるかもしれないと考えています。

あくまで、「僕だったらこうするだろうな」ということですから、ご覧になっている方々に必ずしも当てはまらないとは思いますが、僕のやり方をヒントに、自分なりに応用していただけたら、とても嬉しいです。

ご覧になっている皆様のお顔も名前も残念ながら知ることができませんが、アクセスしてくださり、ありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:債務整理 】

昨日から借金について書いていますが、昨日の内容は、人によっては説教じみて聞こえてしまったかもしれません。

繰り返しになってしまいますが、借金は、目先のお金(預金残高または手元の現金)を増やすために借ります。

最終的には、借りた金額よりも多くのお金を返さなきゃいけませんが、それでもいいから、目先のお金がほしいからこそ、借金するのです。

こう書いてしまうと、借金するのは「おかしい」とか「合理的でない」なんて思う人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、借金というシステムがなければ、目の前の預金残高の分しか買い物ができません。そうすると、庶民が土地を買うなんて夢のまた夢となってしまいます。

でも、現実には、「借金」というシステムがあるおかげで、預金残高が足りなくても、借金で預金残高を補充することで、預金残高以上の買い物ができます。

預金残高が10万円しかない人も、4000万円を借金できれば、4000万円の土地を買うことができるのです。

だから、後で借りた金額よりもたくさん返済しなきゃいけなくなるとしても、目の前に欲しいものがある人にとっては、借金はとても素晴らしいシステムです。

なので、借金は、間違いなく、人々を幸せにしています。

というか、(また説教くさくなりますが)、後で借りた以上に返済しなきゃいけなくなるとしても欲しいものがある人以外は、借金する合理的な理由がありません。

後で借りた以上に返済しなきゃいけなくなるという不幸よりも、目の前の欲しいものを優先し、その結果、将来の不幸を踏まえてもなお、現在の幸せが上回るからこそ、借金してまで、目の前のモノを購入するんです。

さて、今日もまた説教的になってしまいましたが、このブログは別にお説教が目的ではないので、これくらいにします。

「弁護士の僕だったら、借金を背負っている場合に、どうやって借金を整理するか」についてお話していこうと思います。

さて、僕は今、とても借金に苦しんでいます(という設定です)。

現在55歳の僕は(設定です!)、25年前、結婚を機に住宅ローンを組んで、土地を購入し、自宅も新築しました。

土地は2000万円で、自宅の新築資金には3000万円かけました。土地は少し立地を妥協して、徒歩圏内にはスーパーやコンビニなどがない場所を選びました。

徒歩圏内に買い物できる場所がないとはいえ、閑静な住宅街で、ご近所の皆様も優しく、もちろん夜は静かで、とても過ごしやすく、「住めば都」でとても気に入っています。

徒歩圏内に買い物できる場所がないとはいえ、自家用車を持っていますから、車でどこでも買い物に行けます。だから、不便は感じていません。

結婚後、3人の子宝(長女・長男・二女)にも恵まれ、夫婦仲もよく、何もかも順風満帆でした。

「最初から子ども部屋を作っていてよかったね~」なんてジョークも頻繁にとばしていました。絵に描いたような、幸せな家庭でした。

ところが、長女が大学に入学した頃から少し様子がおかしくなってきました。

長女はとても勉強ができる子でした。大学は東大を目指しており、高校の頃から、塾として予備校に通い、一生懸命勉強して、東大を目指していました。

ところが、第一志望の東大には合格できず、早慶などの私学も受験しましたが合格できず、結果的に、一浪することになりました。浪人が決まった後は高校の頃から通っていた予備校にそのまま通い続けることにしましたが、予備校の学費が1年で100万円ほど必要でした。

下の子ども2人も大きくなってきて、長男は高校2年生、二女は中学3年生です。

長男は来年受験ですし、二女は今年受験です。どちらも、長女に負けず劣らず成績優秀で、塾にも通わせています。

塾代も、それぞれ1か月3万円ほどかかっていました。

けれど、なんとか支払いを続けてきました。

住宅ローンの返済は毎月10万円、年2回のボーナス月は40万円が追加されて返済額は50万円です。

塾代と予備校代も含めると、住宅ローンと予備校代・塾代だけで毎月25万円くらい必要になってきます(ボーナス月は65万円です)。

私は、自動車メーカーの正社員として勤務していて、年収は900万円ほどです。毎月の手取り額は45万円ほどで、これに加えて年2回のボーナス月には、ボーナスが手取りで70万円ほどが追加されますから、まあなんとか、支払いを続けていくことができています。

しかし、貯金する余裕はなく、毎月の給料も、ボーナスも、すべて支払いに消えていきます。

とはいえ、毎月きちんと働いて、給料も振り込まれているので、僕は特に気にしていませんでした。

貯金はありませんでしたが、仲の良い家族と一緒に、幸せに暮らしていました。

年収900万円もある大手自動車メーカーの正社員である僕が、借金に苦しめられるなんて思いもしませんでした。

今日はこれくらいにしますが、こういう家庭って、結構たくさんありそうですよね。

・マイホーム購入

・子ども3人

・子どもがそれぞれ塾に行っている

・一番上の子どもは浪人生

とても普通の家庭です。でも、こういう家庭が、借金に苦しんでしまいかねないのです。

続きは明日書きます。

それではまた明日!・・・↓

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