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部下の指導:仕事を楽しいと思ってほしい

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、700日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:指導 】

タイトルに↑のように書きましたが、しかし、僕はまだ、「部下」というのを持ったことがありません。

「なんじゃそりゃ」という話ですが、まだ社会人6年目ということもあるんでしょうが、いや、むしろ、社会人6年目ともなれば、部下を持つのも普通なのかもしれません。

もちろん、「後輩」という立場にいる人たちはいますが、「部下」とは違います。

「部下」は、自分に指導責任のある仕事の同僚を指します。

「部下を持つ」とは、すなわち、自分が管理職になるか、または経営者になることを意味します。

自分が経営者となれば、従業員全員が「部下」ですし、自分が従業員だとしても、管理職のポジションにつけば、「部下」を上手に使って、結果を出す必要があります。

僕はまだ、経営者にも、管理職にもなったことがないので、「部下」を持ったことがないのです。

僕は弁護士ですが、「弁護士」って、いわば職人だと思っています。

プレイヤーなんですよ。プロデューサーというよりは、プレイヤーとして働くのが弁護士です。

・相談にのって
・依頼を受けて
・書面を作成して
・尋問して

こういうのって、めちゃくちゃ専門的な知識が必要なのは、僕が言うまでもないのですが、専門的な知識を生かして、お客さんの目の前でプレイヤーとして活躍するのが弁護士という仕事です。

だから、バックオフィス的な仕事(収支管理や人事管理)とは、全く別物です。

弁護士は、普通に仕事をしているだけでは、プレイヤーとしての経験を積むだけで、バックオフィスとしてのスキルは一歩も上達しません。

そんな弁護士の仕事をしている僕が言うことではないと思いますが、部下の指導について、今日は少し考えてみました。

というのも、実は、さきほど職場で、管理職が部下を指導しているのを見かけたんです。

部下が、指導されても仕方ないようなことをしでかしたので、それを管理職が指導していたんですが、本当に指導というのは難しいと思いました。

僕が管理職ならば、指導の目的は、叱責ではありません。二度と失敗を繰り返してほしくないことです。

部下が失敗すると、自分が責任を負うので、失敗の後処理しなきゃいけません。この後処理が非常にめんどくさいのと、あとは、お客さんに迷惑をかけてしまいます。

お客さんに迷惑をかけると、シンプルに売上が減少してしまいます。その案件そのもので売上が減少する可能性もありますし、信頼を失墜して、今後の売上に響くかもしれません。

そうすると、自分が責任をとらされかもしれません。責任をとらされると、減給されたり、最悪の場合に解雇されちゃうかもしれません。

日本の法律上、解雇される可能性はかなり低いですが、とはいえ、昇給がストップすることはあり得るでしょう。

自分の給料で養っている家族がいるのであれば、昇給のストップは、そのまま家計を直撃します。

こう考えると、部下を指導するのは、やっぱり、叱責が目的ではありません。叱責は、再発防止とイコールではないからです。

管理職になった以上、部下の失敗が自分の責任になることは最初から覚悟しています。だから、部下の失敗が自分の責任になることがイヤで部下を指導することはあり得ないはずです。

じゃあどうして部下を指導するのかというと、これ以上、失敗を繰り返してほしくないからです。

部下の責任をとることを覚悟して管理職になったとはいえ、責任をとらされると、自分の大切な家族に被害が及ぶので、これ以上失敗を繰り返してほしくはないんです。

失敗を繰り返してほしくがないために指導するとはいえ、この「失敗を繰り返してほしくない」という目的が伝わらないことも多いです。

ただただ、「叱責」と部下に捉えれられてしまうこともあります。正直に言えば、単純に「叱責」と捉えてしまう部下がバカなだけなんですが、失敗してしまうような部下に冷静な判断を求める管理職も、同様に「バカ」です。

失敗した部下には、余裕がありません。部下は部下なりに、失敗を自覚し、自分を責めてしまっています。それに加えて、上司から失敗について指導されてしまうと、より落ち込んでしまうでしょう。

「最近の若者はメンタルが弱い」とか言う管理職も多いでしょうが、そう思うのは勝手ですが、今の時代って、本当に若者が貴重なんです。

僕は平成2年生まれですが、平成2年生まれだと、2010年以降のスマホ革命を20歳頃から目の当たりにしているので、結構未来に希望を持てたりするんですが、僕より10歳くらい年下になると、スマホ革命後の世界が当たり前になっていて、スマホ革命の盛り上がりを実感できていませんし、なおかつ、コロナ禍で大学生活を送ってもいるので、より世の中がギスギスしていて、世界に何も希望が持てないまま社会人になっている可能性も高いです。

もちろん、そんな時代を生きる中で未来に希望を抱く若者もたくさんいると思いますが、そういった若者は、さらに貴重なので、普通の一般企業には就職しません。

ただでさえ若者が貴重なのに、この世界で希望を持っている若者の貴重度合いは群を抜いています。

だから、僕みたいな普通の社会人が出会う若者は、希望を持たずに社会人となったと考えたほうがいいと思います。そうなると、仕事でイヤな思いをさせてしまうと、貴重な若者がやめてしまう可能性は高いでしょう。

うーん、難しいです。本当に、難しい。

自分にも守らなきゃいけない家族がいるから、指導をしないわけにはいきません。失敗を繰り返されると、自分の責任になってしまうので。

とはいえ、指導が叱責と捉えれられてしまうと、貴重な若者が会社から去ってしまう。

うーん、どうしたものか汗

僕だったら、部下と腹を割って話したいです。仕事に対する思想から話したい。

・人生100年時代を60歳定年で残り40年を年金で暮らすのは現実的でない
・生活保護があるにせよ、結局税収が原資なんだから、税収が途絶えたら生活保護も十分に受給できない
・じゃあ、お金があれば大丈夫かというと、FIREした人たちも数年で仕事に戻ってくるらしい
・そうすると、仕事で充実して働き続けるのが得策らしい
・だから、仕事に魅力を感じるべきだ
・僕は、実際に、仕事に魅力を感じている
・どういう点に魅力を感じるかというと、同じ仕事は1つとしてなくって、それぞれ違うこと
・違いが見えてくるためには、想像力を働かせる必要がある
・「想像力を働かせる」というのは、自分の中の常識を相手にぶつけること
・例えば、「金銭的な価値観が合わなくて離婚したい」と言っている妻が目の前にいた場合、その言葉を鵜呑みにするのではなく、「金銭的な価値観が合わないって、どういうことですか?例えば、妻は家なんて中古物件でいいと思っているのに、夫は新築がいいと思っているとか?」という質問をするのが、「想像力を働かせる」だよ。
・こうやって想像力を働かせると、同じ案件は1つとしてないことがわかって、そこがおもしろいし、それだけでなく、その案件についてより深く知ることができて、そこもおもしろいと僕は思っているよ。
・想像力を働かせると、好奇心が満たされるんだよ。そこが、おもしろく感じるポイントで、仕事をおもしろく感じていると、「いつまでも働き続ける」が実現できるから、生存戦略的にもプラスなんだよね。

僕だったら、このような、仕事に向き合う思想・態度から話します。その上で、

・だから、仕事をおもしろいと思ってほしいんだよね
・仕事をおもしろいと思うことが、失敗の再発防止になるから
・想像力を働かせることをおもしろいと思ってくれれば、「あれを忘れた、これを忘れた」みたいな失敗はなくなると思うから。
・ただただ言われたとおりに仕事をしているほうが、実は失敗しやすいんだよね
・言われたことに従うというマインドで仕事していると、自分の中に、仕事を進める理由がないから。

僕だったら、こんな感じに伝えます。でもまあ、これは論理的な話が伝わる相手じゃなきゃいけませんよね。

いろいろと言われても、頭に入らない人もいます。そんな人たち相手だと、感情に訴えなきゃいけません。それが僕は非常に苦手です。

感情に訴えたほうがいい部下に対しては、論理をこねくりまわすよりも、「それじゃあ、おもしろくないよ!」「せっかく仕事はおもしろいのに!」と、言ったほうがいいのかもしれません。

うーん、結局、実際に部下を持ってみないとよくわかりません汗。

想像でいろいろと書いてしまってすみません・・・。

それではまた明日!・・・↓

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